「しょうがない」大臣にゲン役の10歳の思いは
原爆投下について「しょうがない」と発言し、選挙への影響を理由に辞任した久間前防衛大臣。
被爆者の思いも、被爆国としての揺るがない姿勢も、さらに「千の風になって」も「はだしのゲン」さえぶちこわしの発言となっている。
九州では「しょうがない」という言葉をよくつかうとも言っていましたが、九州出身の私も初めて聞いた。
この夏、「はだしのゲン」初のドラマ化。
「原爆は怖くて、恐ろしくて、広島の人を悲しませて…。嫌なことばかり。絶対、世界中の人が平和に暮らせるようになってほしい」という、ゲンを演じた10歳の小林廉さん。彼は、この「しょうがない」という言葉をどう受け止めたのか、おとなとしてとても情けなく思う。
フジテレビ 千の風になって ドラマスペシャル
http://wwwz.fujitv.co.jp/sen/
8月10日(金)午後9時~ 「はだしのゲン」前編 8月11日(土)午後9時~「はだしのゲン」後編
◇中井貴一“生”テーマに熱演誓う!フジ系ドラマ「はだしのゲン」(2007/7/1サンケイスポーツ)
戦争漫画の名作を初ドラマ化したフジテレビ系「はだしのゲン」(8月10、11日の2夜連続放送、後9・0)の制作発表が6月30日、東京都調布市の日活撮影所で行われ、主演の中井貴一(45)、石田ゆり子(37)、ゲン役の小林廉(10)らが作品にかける熱い思いを語った。被爆前後の広島を舞台に、戦争の怖さと懸命に生きる家族の姿を描いた物語で、父親役の中井は「原作を読んだのは小学生のころ。東京にいながら原爆の怖さというのを肌で感じることができた作品です」としみじみ。
5月末に亡くなった松岡利勝農水相(享年62)を引き合いに「最近は大臣まで自殺する時代ですが、この時代の人たちは生きるということに必死だった。それを念頭に置いて芝居したい」と“生”をテーマに熱演することを約束した。
ゲン役の小林は、戦争を知らない世代だが、撮影を通して戦争を“体感”したようで「原爆は怖くて、恐ろしくて、広島の人を悲しませて…。嫌なことばかり。絶対、世界中の人が平和に暮らせるようになってほしい」と泣きじゃくっていた。
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