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2007.07.29

髪留めに被爆者の思い 「夕凪の街 桜の国」

 日刊スポーツが毎週土曜日の芸能面に掲載する映画評「この一本」。

 7月28日付「近藤由美子のこの一本」は、『髪留めに被爆者の思い「夕凪の街 桜の国」』

 この日公開となった映画「夕凪の街 桜の国」(ブログはこちら)。総合5カチンコが最高のなか、4.5カチンコと高い評価(紙面にはカチンコの点数を記載)。

 試写会で鑑賞ずみの私は、この映画評に共感する。

 かけがえのない作品。

 被爆して生き残ったうしろめたさを描いた「父と暮せば」は、

 「おとったん、ありがとありました」。

 この「夕凪の街 桜の国」は、

 「生きとってくれて、ありがとう」。

 生きること、生きていてくれることの大切さ、ありがたさ。

 余裕がなく、忙しさに追われる日常で気づかないものをこの2つの映画は教えてくれる。

【関連おともだちブログ記事】

・ブログ「記憶鮮明、文章不明」『夕凪の街 桜の国』をやっと読み終える(2007/7/31)
http://blog.goo.ne.jp/567ga3daroriga3/e/69a9227c19a40c8fe84086b59bc916b6
※コミック「夕凪の街 桜の国」についてtamyレポートとの関係も含めて取り上げていただきました。ありがとうございます。(追記2007/8/1)

【ブログ内関連記事】

「夕凪の街 桜の国」特集ページ(2007/7/28)

いよいよ明日から映画「夕凪の街 桜の国」(2007/7/27)

漫画アクション、ダ・ヴィンチ、「夕凪の街 桜の国」(2007/7/24)


7月20日付・読売も「夕凪の街 桜の国」(2007/7/23)

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「夕凪の街 桜の国」ムービーセレクション展示をみてきました(2007/7/14)

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「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで(2005/1/21)

本の紹介「夕凪の街 桜の国」(2005/1/6)

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コメント

原作まんが、やっと読みました。「おっせーんだよ!」と怒られそうな・・。
いや、もっと早く読むべきであったと大反省です。
ムスメにもすすめました。

原爆投下を「仕方が無かった」「やむをえなかった」などと言ってるバヤイじゃ無い!と思います。死への恐怖は被爆してない私ですら普通に持ち合わせているものですが、被爆者とその子孫は「普通」の何倍もの恐怖を持ち合わせられている・・。
原爆の罪深さはそこにもあると思うのです。

「おっせーんだよ!」

映画公開終了後なら、言っていたかも。。。(冗談ですが)

ちょうど昨日、原爆症の認定と基準の見直しを求める集団訴訟で国が6連敗。

原作のコミックと、映画ならではの演出もあいまった、響き渡る静かな衝撃。
10代から戦争体験世代まで、ぜひコミックに、そして映画にふれてもらいたい。
そう思う8月がやってきました。

大手の配給会社からも「地味すぎる」と断られ、キャスティングでも「大手でないから」と受けなかった俳優もいたと聞きます。

だからこそのたいせつな作品。

ブログ記事、興味深く拝見しました。

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» 「夕凪の街 桜の国」試写会 [Thanksgiving Day]
ヤクルトホールで行われた「夕凪の街 桜の国」の試写会に行ってきました。 こんな内容の映画です。 『原爆投下から13年後の広島。そこに暮らす平野皆実(麻生久美子)は、打越に愛を告白される。だが彼女は、原爆で父と妹を失い、自分が生き残っているという事が深い心の傷...... [続きを読む]

» 終戦の日の『夕凪の街 桜の国』? 映画を観ての感想−『皆実』と『七波』をつなぐ『京花』− [コミュニスタ紅星の幡多荘草紙]
『その?』では原作の漫画について書いたが、引き続き、 映画『夕凪の街 桜の国』 について書く。 本作品が映画化される事を知ったのは、昨年の夏、7月の事だった。 [続きを読む]

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