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2007.08.12

映画「学校」に号泣

山田洋次監督の映画「学校」

ブログ開設当初は特に、学校問題にふれてきましたが、

この映画「学校」、なぜか避けて、観ることはありませんでした。

公開は私が18になった1993年。

それから14年。

今日、初めて観ました。

後半は、涙が止まりませんでした。

それぞれの背景、踏み出そうとする足場としての学校、そして味のある教育者。

すばらしい。

いま、手元には「学校Ⅱ」「学校Ⅲ」も。

私の学校時代には、いろんなことがありました。

家庭で、そして学校で、私の心の中でも。

おとなになってから、隠しているつもりはありませんが、

話をふられるまで、私の生い立ちや教育環境、東京の人からはちょっと敬遠される学校の様子など、あまり自ら語ることはありません。

親しい人にはもちろん話しますが、重かったり、深かったりするので。

でも、私以上に、比べられないほどに、「学校」を必要とする人たちが映画にいました。

いま、この丁寧な教育観が、まわりを見渡す価値観が、みなさんのまわりにありますか。

学校に、ありますか。

時間のかかること、すぐに結果の出ないこと、わかりにくい環境を背負ったものに厳しい世情になってはいませんか。

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コメント

こないだ、テレビで「テージセー」っての、やってたでしょ。
2回ぐらい偶然見たんだケド、
こども達を信じてくれる先生と、その愛を感じて大きくなっていく生徒たち。
言葉だけじゃなくて、本当にいろんな出し方をする子たち。
自分だったら、そこまで受け止めれないかもしれない。

合研のプレ企画でも言ってた。
子ども達に「安心できる居場所」がなくなってきている。
子ども達にとって、保育園がいつでも戻ってこれる居場所になろう。
子ども達にとって、一緒に育ってきた保育者の存在自体が安心できる居場所なんだと。
自分にはどこまでできるかな?

おっと意外。まだ見てませんでしたか。

私は保育園で働き始めた頃に見ました。
冒頭のエピソードでオモニが「できないよ私、バカだから…」といった時、西田敏行が「オモニのどこがバカなんだ!?焼き肉屋を繁盛させてその忙しいなかで3人も子どもを立派に育てて、そんなことバカにできるか!!」(台詞はいい加減です。すいません)と叱るシーンがあります。
ガ〜ン!!!!
それまで自分が考えすらしなかった角度での物の見方にショックを受けました。
自分はそんなこと言える大人になれるんだろうか。そんなこと言える保育者になれるんだろうか。(相手の良いところをわかっていないと言えない台詞でもあるし)
映画の初っぱなから心をわしづかみにされたのを覚えています。
“文部省特選”って文言もエンドロールに入っているのですが、文部省(当時)はこの映画見ていったい何を学んだのでしょうねぇ…。

ぐちさん、あってるかな。10代もいれば、先生よりも年配の生徒もいる「夜間中学」のだよ。こういう中学が全国に35(制作時)もあるって、知らなかったんだよね、私。

PIKOさん、感動の入りはいっしょです。オモニと西田敏行のやりとり。後半出てくる田中邦衛が圧巻でした。

それぞれ、「保育園」「保育園Ⅱ」「保育園Ⅲ」と、日々、年々、また子ども一人ひとりが持っている舞台にいられるって、大変だけど、すばらしいんでしょうね、保育者って。

早速「学校Ⅱ」も観ました。こちらは私の分野により近い内容で。また書きたくなったら書きますね。

>親しい人にはもちろん話しますが、重かったり、深かったりするので。

一度、offでの場を持ちませんか?

同業者で、やってることもダブっているのに、そんな話の場、って、まだ、ないですね。

僕は、山田監督の学校シリーズはすべての作品、複数回見ています。
不登校を扱ったⅣだけは、実際に購入もしました。それは、父を亡くし、一人住まいの母を、兄か、僕ところへの同居を促すために買ったものでした。その後、僕の娘自身が、不登校となりましたが……。

ちょtっと、ネタばれになりかねませんのでここらでやめておきます。


ご存じとは思いますが、学校Ⅰのモデルとなった、今年定年退職された方の講演、11月10日(土)両国国技館でありますよ。

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