朝のリレー パンとコーヒー、そしてタバコ
ついこの間まで亀田現象をさんざん持ち上げ、風向き変わると亀田バッシングを散々やっておいて、スタジオの一人が「メディアにも責任があることを忘れてはいけませんね」の一言だけ。
その一言だけを言えば何をやっても許されるようなメディアの圧力に驚かされます。
亀田騒動を報じるスポーツ新聞(ずっと前から愛読)を読みながら、朝の電車に。
乗り換えホームで満員電車待ち。
並んでいると、マロンクリームパンを食べる女性会社員が隣に。
電車がホームに来ても、パンを食べ、そのまま混んだ車内へ。
気にせず食べ続け。
次の駅であまり乗ってくる客がいなかったことが幸いでしたが、
人であふれる車内でその女性の隣にいる私の口に、そのマロンクリームパンが近づき、そして離れ・・・。
後ろを見ると、別の女性会社員が吊り革も持てないまま、ふらつきながらコーヒーを持っていました。
もし、降車の混雑の際にそのコーヒーが私の背中にかかったら・・・。
その前に、私の口がマロンクリームパンに、というより、マロンクリームパンが私の口にやってきて、半強制的に食べさせられるという状況に置かれたら・・・。
映画「それでもボクはやってない」は痴漢冤罪を問う内容で、電車内の検証もおこなわれますが、
この私の場合、決定的な証拠が残る可能性がありました。
その女性が「この人、私のマロンクリームパンを食べました!この人、食べかけのパンを食べるパンフェチです」と騒ぐ。
私は「やってません」と答えるものの、私の口についているマロンクリームを決定的な証拠として乗客は騒然。
証拠をもとに鉄道警察へということも。
という妄想は考えすぎとしても、
隣でマロンクリームパンを食べられて、混雑する中で、もしそのパンが私の口につくことがあったなら。
口じゃなくても、服や髪などにも。
そうなったら、その女性はどう反応するんだろうかと。
まわりはどう反応したのでしょうか。
そんなことを考えつつ、電車を乗り換え。
満員でない電車に乗り、電車が駅にとまり、乗降をへて、また電車が動く。
ある駅にとまり、ホームをみると、朝の禁煙タイムの大きな掲示があるなかで、
サラリーマンと思われる男性が6人、その時間帯にもかかわらず、喫煙する光景が。
ラウンド終了を告げるゴングがありながら、パンチを打つボクサー。
レフェリーがみてないところでパンチを打つボクサー。
駅員がみていないなかで公共の禁煙タイムに喫煙をする人に、私のような観客のやや冷たい視線をあびながらも喫煙を続ける人に、亀田バッシングをする資格はありますか。
またそれらを許している私たちは、なぜ亀田をバッシングして、その喫煙者たちをバッシングしないのでしょうか。
パンとコーヒー、そしてタバコ。
いつのも朝のリレーの、少しずつの変貌。
妄想も含めていまの風潮に不安を持ちました。
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誰かに立腹して怒りをぶちまけたくなることもありますが・・・
誰彼をターゲットにバッシングしても 何も解決はしないよね きっと。
それより「自分はどうかな」「気をつけよ」と我が身の処し方を思い描く方が得策かもネ。
自分も車内で缶コーヒー飲む事も頻繁にあるし。
一度座ったら、なかなか席を譲る気にもなれずにいることもあるし。 やれやれ。
投稿: ちゅうちゃん | 2007.10.28 00:18