バッシングする私たちというプチ亀田
次男がチャンピオンに謝罪。
父と離れ、態度をあらためるなら受け入れると言っている元チャンピオンの具志堅さんのジムで鍛えるといい。
このブログで何度か続けた亀田家批判はお休みに。
ここぞとばかりにバッシングするテレビのコメンテーター、ブロガー、そして私・・・。
批判されるべきは亀田家だけでなく、実力を検証せずにさんざん持ち上げてきたメディア側(TBSはもちろん)。
「ありがとう」と映画の舞台挨拶で言えない女優、敬語を使わないことを売りにして「ありがとう」「ごめんなさい」の対極にい続けようとするボクサー一家。
それらにしっかりおかしいと言うことは必要なこと。
しかし、しかし。
電車内でぶつかっても「すみません」と返さない人。
大きな音漏れを放つ人。
タバコが通行人にあたりそうなのに、灰が道々にこぼれているのに、歩きタバコで笑顔のカップル。
自転車に乗りながら電話を続ける人。
席を譲り合えない人たち。
我が物顔で「公共」を崩し、みんなの社会を、日常を生きていく。
そうしながら、ヒーローを「消費」し、一気に「廃棄」さえしていく。
バッシングする私たち、実はプチ亀田ではないですか。
◇阪急が「優先座席」を復活 “譲り合いの精神”挫折(2007/10/18産経新聞)
「全席が優先座席」という考え方で電車内から優先座席を撤廃していた阪急電鉄(本社・大阪)は17日、8年半ぶりに全車両で復活させると発表した。どの席でも譲り合う思いやりの精神が定着しなかったためという。“性善説”に期待した同社の理想は、車内モラルの低下という現実を前に挫折した形となった。
29日の始発電車から、関連会社の能勢電鉄と神戸電鉄を含めて実施。各車両8~10人分を優先席として、ステッカーや車内放送で知らせる。
阪急の取り組みを参考に平成15年12月から「全席優先」を掲げている横浜市営地下鉄は「今後も積極的にPRして続けていきたい」として見直す予定はないとしている。
阪急は11年4月、全席を優先座席と考えるべきだという理想を掲げ、優先席撤廃に踏み切った。だが、現実には席を譲らない雰囲気が広まり、同社には高齢者を中心に復活を求める意見が毎年10件余り寄せられた。今年6月の株主総会で同様の要望があったことを機に、復活を決めたという。
◇【阪急電鉄プレスリリース】2007年10月29日(月)より、『優先座席』を設定します。また、『携帯電話電源オフ車両』の設定車両を変更します(PDFファイル)
http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200710171N2.pdf
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