選挙制度と二大政党に違和感
次期政権をとると意気込んでいた大政党の党首の辞意表明。
2人だけの党首会談と「大連立」は、森元首相、中川秀直元幹事長、読売のナベツネさんが暗躍したというのが真相のようです。
11月3日付の読売新聞社説は、「大連立」の必要性をことさらアピールしています。
◇党首会談 政策実現へ「大連立」に踏み出せ(2007/11/3読売社説)
いまだ現役で主筆をつとめる新聞社のトップが完全に見える形で「暗躍」する民主主義って何なのでしょうか。
前首相はまったく空気が読めず、さらにそれを引き継いだ現首相、それにとってかわろうとしてきた第2党の党首・・・。
彼らも空気というよりも、世論が読めないリーダーシップ。
小選挙区制は、政権交代が可能になり、派閥政治がなくなり、政治とカネの問題も解決されると導入されました。
政権交代は、参議院で圧倒的な勝利を得た党首が自滅し、ありえない大連立さえ2大政党の党首が検討しました。
派閥は10年近くたってもなくなっていません。というより、ずっと森派主導できています。
政治とカネは、一定の改善はみられても、政党助成金と企業献金に依存し、汚れたままです。
政治とカネの心配は、徹底した規制をかければ解決できるでしょう。
私は選択肢が保障され、個人の魅力も打ち出せる中選挙区制に戻すべきだと考えます。
選挙制度としては中選挙区制度を、政党選択としては、自民党でも民主党でもなく、また元自民党出身の国民新党でもない第3局を。
現状の第3局にいる既存政党も、自らの改革が求められています。
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