日本の黒い夏 冤罪
近くに格安のDVDレンタル店があるので、DVDを観る機会が多くなった。
映画「日本の黒い夏 冤罪」(兵庫県映画センターホームページ内)は、警察やマスコミの姿勢だけでなく、私たちのそれをも問う、するどい作品だった。松本サリン事件の当初に犯人扱いされた河野義行さんをとりまく警察、マスコミ、国民がどのように「冤罪」にかかわったのかを丁寧に追ったもの。
事件は1994年、映画公開が2001年。最近も、子どもを失った父親をほぼ犯人扱いして報道するメディアもみられた。みのもんたさんは自身のニュース番組のなかで、犯人視したコメントさえ発した。
その事件では、同じ父親を犯人だとする家庭での話をブログでつづった芸能人が活動休止に追い込まれた。
松本サリン事件当時に今のようにブロガーが多数いる状況であれば、どうだっただろうか。もしかしたら私も黒い夏に加担したかもしれないと思うと、ぞっとする。
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