原油急騰などで障害者作業所は・・・
原油価格の高騰により、作業や送迎にかかる費用が高くなり、またパンや豆腐などの原材料費も値上がりするなか、障害者の作業所が障害者自立支援法の影響に輪をかける形で、危機に瀕している。
1月24日、きょうされんがその緊急調査結果を公表した。
◇「原油急騰等に伴う障害者作業所等への影響について」の緊急調査結果
◇<障害者作業所>原油高騰の影響深刻…「工賃下げた」(2008/1/24 20時13分配信 毎日新聞)
障害者作業所の全国連絡組織「きょうされん」は24日、原油高騰の影響について緊急調査結果を発表した。昨年11~12月に同組織加盟の約1900カ所を対象に実施、340カ所が回答した。
各作業所が昨年5月と11月の月別費用を比べたところ、ガソリン代は92%が「増えた」と答え、増額幅は平均1万5080円。洗瓶や食品加工など作業にかかる燃料費、パンや豆腐づくりなどに使う原材料費も8割以上の作業所が「増えた」とし、増額幅はそれぞれ1万686円、3万5457円だった。
現場では、「販売するほど赤字になるため、クリスマスケーキの受注を中止した」(広島)、「工賃を下げた」(鳥取)などの深刻な影響が出たり、灯油ストーブをつける時間を節約▽激安コピーを大量発注して単価を下げる--などの工夫をしていた。
きょうされんは「障害者自立支援法の影響もあり、作業所は存続できるか、ぎりぎりの状態だ」として、近く厚生労働省に緊急支援を要請することにしている。【柴田朗】
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