私財をなげうって新銀行の責任を
自治体、それも首都東京が税金を1000億円出資し、それがほぼなくなって、追加出資をという信じられないことが起きている。
新銀行への追加出資についての論戦が東京都議会で26日に始まった。
驚いたのは、いつもは私とかみ合わない読売新聞の社説がほぼ私と同意見だということ。産経新聞社説は撤退というより、慎重・再考姿勢だけれど。
◇新銀行東京 もはや「撤退」するしかない(2008/2/26読売新聞社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080225-OYT1T00797.htm
無担保でどんどん融資して、銀行員が報奨金まで得ていたという事実があれば、責任は個人というより組織、その組織をつくった都知事にある。
代表質問では、自民も公明も慎重姿勢、民主、共産は厳しい追及を行なったようだ。
共産党の追及はまっすぐすぎておもしろくないことも多いが、「私財をなげうっても責任をとるべき」との主張は鋭いと思う。
◇石原知事「発案者として責任痛感」経営難の新銀行東京(2008/2/27朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0226/TKY200802260472.html
人気があればいいというものではない。一生懸命働いて納めた税金が、必要のない銀行事業に使われ、1000億円以上もなくなった。
情報開示も甘いと当初から指摘されていた。議会の責任も当然あるが、三選の際の選挙でも争点として十分とはいえないけれど問われた。
この事態を問えない都民は、都政に何を求めるのだろうか。
◇新銀行東京、乱脈融資?「回収問わず報奨金」最大200万円(2008/2/25産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080224-00000940-san-pol
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