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2008.02.20

本当でしょうか?「また少年による事件が」「また家族間の事件が」

いわゆる芸能ニュースのみを繰り返すだけのワイドショーがこの2、3年、朝と午後の枠からなくなりました。

その一方で、早朝から朝・昼と(一部休憩的な番組をはさみ)、新聞の大きな記事と衝撃ニュースを繰り返して報道するニュース枠がどの局も定番化しています。

いま、繰り返されているのは、「また少年による事件です」「親子間の事件の続報です」というニュースの連続。

少年の心の闇、家族間の希薄化による事件・・・。

それらは本当に激増し、凶悪化しているのでしょうか。

何か1つの凶悪事件が起きる。

すると、まず第一報を報道し、翌日は概要を報道。翌々日に容疑者逮捕に至れば、その翌日には容疑者の生い立ちをさぐるレポートが出生地から始まる。その翌日には、当時を知る関係者のモザイク入りの証言が・・・。

そんなこんなで過ぎるなかで、実際はかなりの日数がかかっているなかで、別の事件が起きる。

そうすると、「また・・・」と。

数年前に比べて、テレビニュースなどの速報性は高まったと思います。先日の足立区の一家心中事件も、当日のうちにヘリを飛ばして即中継・生レポートという状況もみえました。

ただ、あえて問いたいのです。

事件は急増していますか。また、少年事件の割合が全体からみて増えていたとして、人口比でみても少年事件は増えていますか。

数年前からずっと不思議なのは、公より私を重視する風潮が、社会事件を激増させ、特に少年事件・家族間事件を激増させている。あたかもそのように誇張する傾向が出てないか、あおられていないかということです。

このテーマについては、現段階で一定の私の結論を持っていますが、追って私なりの具体的根拠も示したレポートをこのブログで明らかにするつもりでいます。

子どもや家族間を取り巻く事件に、私も心を痛めています。

対策は必要だと思います。

ただ、凶悪化だけを強調されることにも違和感があります。

銃を持っての銀行強盗、身代金要求の誘拐事件、通り魔・・・。

私が子どもの頃にはもっと起きていたように思う事件を最近はあまり聞かないことも事実です。

いま、冷静に現状をみつめ、事実を議論しあい、対策を練る必要がないでしょうか。

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