都知事の「銀行ごっこ」で1400億円がゼロに!?
公共自治体の長が、しかも首都・東京のトップが銀行ごっこをやりたくなって、設立された新銀行東京。
東京都が1000億円も出資して3年。無担保融資や、やたら都営線に置かれたATMの設置など、信じられない経営で出資金はほぼこげついてしまいました。
で、この3月議会でさらに400億円の追加出資が提案されています。
自らは経営者の責任を問うとしながら、その人選とそもそもの設立をトップダウンで行なったあの人の責任はなぜ問われないんでしょう。
1年前の都知事選で三選を支持した人たちも、そろそろ怒っていいんじゃないでしょうか。
東京マラソンや東京オリンピック招致運動などを評価する人もいるでしょうが、税金をそもそも自治体の役割でないところに1400億円つっこんで、ゼロになってしまうかもしれないという危険性が高いわけです。
10年で1000億円も修繕・改修にかかる都庁舎の建設は石原都政の前の責任といえるでしょうが、新銀行は完全に石原知事の発案です。
「店舗を現在の6店舗から1店舗に集約するとともに、2012年3月末までに人員を4分の1の120人まで削減する」(時事通信)という再建計画。
400人以上のスタッフが100人ちょっとになるリストラは想像できませんが。
新銀行設立に賛成した都議会民主党も今回は厳しく追及するようです。
私は金融の専門家ではありませんが、思い切って破たん処理する方がいいのではないでしょうか。
都議会民主党、共産党(徹底審議申し入れ、税金投入中止申し入れ)、生活者ネットワーク、市民の党、自治市民93(談話はこちら)は、足並みをそろえて、超党派で議会の内外でその責任を問うべきです。
また、新銀行がらみの都の条例があるのかはわかりませんが、その改廃(直接請求で条例について有権者数の50分の1以上の署名で問う)を求める、あるいは著名人なども前面に立つアピール運動のような参加型の運動も必要ではないでしょうか。
当初はカジノを事業として、また競輪の復活もやりたかった人が、法的な規制でどうしてもできなくて、前代未聞の「銀行ごっこ」(本人はその程度で考えているんでしょう)で1400億円スルことがほぼ確実となり、さらにスルかもしれないという事態。
1年前の都知事選の対立候補、浅野史郎さんや吉田万三さんの知名度・選挙戦略が浅かったことは事実としてありますが、あの人についていってオリンピック招致というムードにのっかることも危ないと思いますが。
◇新銀行東京、経営規模を大幅縮小 融資残高4分の1に(2008/2/21asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0221/TKY200802200448.html
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