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2008.03.18

保育園児1人の食材が1日36円(70円)?!

 新銀行東京にかかわる都の対応のさまざまな問題が明らかになってきているにもかかわらず、都議会民主党の追及がぬるい。

 都議会の議員構成は、東京都議会自由民主党48人、都議会民主党34人、都議会公明党22人、日本共産党東京都議会議員団13人、都議会生活者ネットワーク4人、行革110番1人、自治市民'931人、市民の党1人 、民主フォーラム1人。

 おわかりのように、都議会に社民党議員はいない。

 石原都政を守りたい自民党と公明党に対し、議会第2党の民主党が「民主党の対応も不十分だ。経営責任をただすには元代表執行役を参考人として招致すべきなのだが、反対する与党側と折れ合っている」(2008/3/15東京新聞社説)という状況では、本当に情けない。

 さて、新銀行東京問題は厳しく追及されるべきだと思うが、その質疑を中心的におこなっている予算特別委員会で別の問題も明らかになった。

 サラリーマンをターゲットにした夕刊紙・日刊ゲンダイで、飲み屋情報やメタボ対策ではなく、給食について取り上げられることは珍しい。

◇石原都政でまたデタラメ発覚 認証保育所、36円で給食づくり
(2008/3/15日刊ゲンダイ 14日発行号)3月17日10時0分配信 日刊ゲンダイweb
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000008-gen-ent

 東京都墨田区の認証保育所で、1人当たりの1日の食材費がたった36円だったことが分かった。
 認証保育所は、児童福祉法に基づいて設置される認可保育所よりも設置基準が緩和された東京都独自の制度だが、普通は30円ではキャベツ1玉も買えない。
 園児は一体何を食べていたのか。
「離乳食で使うタマゴボーロを3~5粒。ヨーグルトを大さじ1杯程度という悲惨な状況です。1カ月2万2000円の食材購入費で、25人の乳幼児の給食、おやつをまかなっていた。開所時の栄養士は『これじゃあ十分な献立が作れない』と辞めてしまい、やむを得ず運営会社が手配した派遣の栄養士が給食を作っていました。ただ、10円の鶏肉や野菜の切れ端など激安スーパーの特売品に合わせて翌日の給食メニューが決まるので、乳幼児の栄養なんて考えていなかったのです」(関係者)
 認証保育所は03年、石原知事の肝いりで始まった施策だ。「都市型保育ニーズに応える」「(国の施策は)低年齢児の受け入れ体制が整っていない」などと自信満々だったが、この男のやることだけに、案の定、弊害ばかりが目立つ。
「認証保育所は、設置基準が緩いから、企業参入しやすい。この規制緩和が諸悪の根源です。都は企業間競争でサービスが向上すると言うが、もともと保育所は儲かる商売じゃない。だから人件費や食材費切り詰めなんて事態が起こるのです」(都政事情通)
 それでも、都は認証保育所に07年度予算で67億円の事業費を計上している。
 この問題を都議会で追及した大山とも子議員(共産)は「乳幼児は何を食べたのか保護者にうまく話せません。それをいいことにデタラメをやっていたのだから本当に許せない。そんな認証保育所の設置を進めてきたのが石原知事です」とカンカンだ。
 悪政の自覚がないのなら、1食36円の給食を食べてみたらどうか。石原老人。 

 その都議会予算特別委員会の質疑速記録が公開された。

都議会予算特別委員会速記録 2008年3月12日 大山とも子(日本共産党)
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/gijiroku/yotoku/2008/d6118319.htm
※後半が保育関連

 質問のなかに園名は出てこないが、墨田区内の認証保育所は数園しかなく、定員28名の園も一つしかないから特定できる。その園名で検索すると、「食事」欄に、「季節に応じた食材を選定し、栄養士による手作り給食です。食生活を通し、健全な発育及び健康の増進に努めるよう計画的に調理献立をおこなっております。アレルギー食にも対応いたします。」と、委員の質問に出てくる表現とほぼおなじものが記されている。

とうきょう福祉ナビゲーション
http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/


 この園にも言い分がある。日本テレビの取材に「36円」ではなく「約70円」で「保育料を抑えるための経営努力だ」としている。



日テレNEWS 2008/3/12 共産党、保育所の食費で追及 -都議会-
http://www.ntv.co.jp/pda/news/105030.html

 東京都議会で12日、共産党は都が認証したある民間保育所では、一人あたりの食費が一日36円と安く、十分な食事になっていないと追及した。

 これに対し、東京・石原都知事は「物価と相対して低すぎるのは問題があるのかもしれない」と述べた。同じ規模の民間保育所の食費は200円前後だが、保育所は取材に対し、食費は約70円だと反論した上で、「保育料を抑えるための経営努力だ」と主張した。

 都では、「公表した献立と実態が違うなど問題があれば調べる」と述べた。
(3/12 23:55)

 

 実際に食事内容をみたわけではないが、「季節に応じた食材を選定し、栄養士による手作り給食です。食生活を通し、健全な発育及び健康の増進に努めるよう計画的に調理献立をおこなっております。アレルギー食にも対応いたします。」という食事の材料が36円、あるいは70円でできているとは考えにくいのだが。都民がどう判断するか。子どもにとってどうか。

 上記速記録、あるいは下記映像をぜひみていただきたい。

 ご意見もぜひ。

 特売に依存する献立作りと買い出しも余儀なくされる職員がいたたまれないように思うが。

【映像】都議会予算特別委員会 2008年3月12日 大山とも子(日本共産党)
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/video2008-t1.htm
※「大山とも子委員」をクリックし、6時56分ごろからが保育関連

「保育 36円」でYahoo!検索してみると、下記記事が出てくる。

◇認証保育所 園児1人あたり食材1日36円(2008/3/13しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-13/2008031315_01_0.html

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