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2008.03.23

よかったことを肯定できる空気を社会に

KY。

職場でも、飲み屋でも「空気、空気!」

そんな声を聞くことが多くなったような気がします。

空気、読めない。

そんなかたいことをこだわるなと言われそうですが、

Kで、空気

Yで、読めない

Yで、読めない って、なんで、Yだけで否定系になっているんでしょうね。

今日の朝日新聞の投書欄には、KYなんて言うのやめて、という小学生の投書が載っています。

「KYだよね」

このごろの学校はこんなことばであふれているそうです。

投書は、場の雰囲気よりも個性をという主張です。

共感します。

私は、さらに、少し違った角度で、KY語の批判を。

昨日から、春の選抜甲子園も始まり、「ナイスプレー!」と声をかけあう球児、「かっとばせ!」と応援するスタンド、プレー一つひとつにわきあがる歓声・・・。

積極的で肯定的だからこそ、選手のプレーも、応援も、すばらしく感じるわけです。

「へたくそー」「キャッチャーおとせー」「あのバッター、DU(どうせ打てない)じゃない?」

なんて声が球場に響いたら・・・。

私が何を言いたいのか、伝わらないかもしれません。

もっと、肯定的な会話が、表現が、この日常で展開されるべきじゃないかと。

日常的に耳にするのは、人の悪口であったり、事件を起こした犯人のひどさであったり、それはそれで事実だと思います。

しかしその一方で、人や人の行為を積極的にとらえる表現が圧倒的に少ないと感じるのです。

日本人の傾向として、それらを口にすることは照れとして抵抗があるのかもしれません。

でも、いま欠けているのは、高校野球にみられる「ナイスプレー!」の社会化ではないでしょうか。

職場で、家庭で、学校で、よかったと思える行為やその人をしっかり肯定していく意思表示が求められていないでしょうか。

よくないことや不正に対しては、同様にしっかり厳しく批判していくことも当然ですが。

空気をかえること、私もチャレンジしていきたいです。

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コメント

同感です。どこと無く、そういった省略形の言葉を使うことが時代にのっている感じがして軽々しく使う風潮がありますが・・・
もっと言葉を大事にして欲しいですね。しかも、そうやって他人の何かを小馬鹿にしたり、で。
それは結局は言っている自分自身の品を落とす行為でもあるのにね。
もっと周りの「素晴らしいなぁ~」って感じる時の表現力を意識していきたいです。

大きな流れに乗っていくのが、長いものにまかれていくことが、空気を読むことなんてことにならないでほしいと思います。

おかしいことが「空気」によって黙認され、まかりとおってしまう。そんな世の中だからこそ。

がんばった自分にいいことしたなぁと思えるときが時々ありますが、人のそれに対して表現できる、そんなことをやっていけたらと。

酒の席などで、自分の仕事がどれだけ大変かを言い争うのと同じ感覚かもしれないですね。

否定的な部分をことさら強調するのではなく、肯定的な部分をきちんと評価できるようにしたいし、そんな社会でありたいですね。

とくに私たちの仕事はがんばったことを正当に評価しないといけないですね。(tamyさんは水増ししての評価に対し厳しいですが...)

jawsさん、いつもどうも。

私は否定や批判から話に入ることが仕事柄だけでなくキャラクターとしても多いのですが、肯定感を他者にも自分にも持てるようにしていきたいです。

そうですね、仕事もきちんと評価され、また評価できるように、私自身もがんばらねばーです。(人数やらの水増しは嫌いですが)

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