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2008.05.11

再放送5月13日深夜、NHKスペシャル「セーフティーネット・クライシス」

正社員から非正規雇用になったことで、国民健康保険料の負担にたえられず、未納のまま、医療受診を抑制し、医療難民となる人。また、社員の保険料を滞納せざるをえない零細企業・・・。

高校に進学した子どものアルバイト費用を生活費に自治体があてこむことで、生活保護を打ち切られた母親。

急な病で半身麻痺が残るなか、介護保険が「自立支援」を促す中で、ヘルパーの利用を抑制せざるを得なくなり、リハビリさえ困難になり、買い物にも行けなくなる高齢女性。

専門職の経験がなく、主婦になったあと、離婚し、母親が働き、ひとり親世帯として娘と祖父と暮らす一家。高校進学にむけて「貧困の連鎖」を食い止めようと、苦悩する親とNPO・・・。

慶応大学教授の金子勝氏ら3氏の論議も私の予想よりはかみあったように思う。

私たちは、テレビの取材も行き届かない、もっと厳しい実態があることをしっかり想像しなければ。

今日放送のNHKスペシャル「セーフティーネット・クライシス~日本の社会保障が危ない~」の再放送、5月13日(火)深夜【水曜午前】0時55分~2時23分、NHK総合をぜひ。

《再放送》5月13日(火) 深夜 【水曜午前】0時55分~2時23分 総合
NHK総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080511.html

*(本放送)2008年5月11日(日) 午後9時~10時28分
 
セーフティーネット・クライシス
~日本の社会保障が危ない~

日本の社会保障が危機に瀕している。財源不足に加え、これまで制度の基盤となってきた「企業による福祉」や「家族の支え合い」が弱体化し、セーフティーネットの網からこぼれ落ちる人が激増している。

リストラや非正規化によって健康保険の保険料が払えなくなり、医療を受けられずに死にいたった会社員。介護保険のサービス縮小によって一人暮らしが立ち行かなくなった高齢者。生活保護から抜け出そうと働き先を探すが、仕事がなく再び生活保護に頼らざるを得ないシングルマザー。

企業福祉からはじき出される非正規社員や、一人で暮らす高齢者・独身の男女、いわゆる「おひとりさま」の急増など、日本全体が大きな社会構造の変化に見舞われるなかで、社会保障を立て直すためにはどうすればいいのか。崩壊寸前の社会保障の現状を検証し、危機の原因と解決に向けた課題を探る。

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