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2008.06.16

野球の借金生活を「ワーキングプア」と言うな

私、新聞をよく読みます。仕事柄ではありますが。

労働組合の職員には珍しく、やわらかめの日刊スポーツが愛読紙です。

スポーツ紙以外も当然読んでいますが。

言葉狩りをするつもりはないのですが、スポーツ新聞というかスポーツ界に理性がないなと思うことがときどきあります。

野球の1番バッターを「核弾頭」と表現したり、

プロレス技の「原爆固め」に何の疑問も示さなかったり。

私は「核弾頭」「原爆固め」などは使うべきでないとスポーツ新聞も主張すべきだと思っています。

被爆者はどれだけ苦しむのか、被爆国としてどうなのか。

また、先日のスポーツ新聞では、負け数が勝ち数を上回る借金生活という表現にとどまらず、「ワーキングプア」という、働いても働いても十分な賃金が得られない呼称さえつかわれました。

借金生活まではいいとしても、「ワーキングプア」は非礼にもほどがあります。

◇巨人あぁワーキングプア…またまた貯金失敗、借金生活(2008/6/13スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20080612-OHT1T00250.htm

1点差で日本ハムに敗れた巨人ナインは、ぼう然とグラウンドを見つめた ◆日本ハム3―2巨人(12日・札幌ドーム) 巨人が勝率5割からの貯金に、またまた失敗した。日本ハムの先発で変則フォームの多田野に、7回まで1点に抑えられた。得点は6回1死三塁から谷の遊ゴロで、9回は無死二、三塁で古城の中犠飛で奪ったもので、最後までタイムリーは出なかった。先発のバーンサイドは5回途中2失点で来日初黒星。再び借金生活に入った巨人は、14日から敵地・仙台で楽天と激突する。

 バットが出なかった。坂本は思わず顔をしかめた。「中堅から右へ打とうという意識はあったけど、タイミングの準備不足でした」1点を追う5回1死一、三塁。最低でも外野フライが欲しい場面で、多田野の初球を見逃した。外角高めの甘い直球に反応できなかった。

 初球が勝負の分かれ目だった。2球目も外角のストレートだったが、わずかにタイミングをずらされた。痛恨の二邪飛。「見逃しが痛かったです」チャンスの芽をつぶした若武者は、がっくりと肩を落とした。

 初対戦の多田野を打てそうで打てなかった。7回までに1、2、3、5、6回と5度も得点圏に走者を進めたが、適時打が出ない。6回1死三塁、谷の遊ゴロの間に1点を奪うのがやっとだった。9回に抑えのマイケルを攻め立てて1点差としたが、反撃は遅すぎた。

 内野ゴロの山を築いた。多田野と対戦した27打席で外野に飛んだのは9度。多くの打者がボールを引っかけた。古城が多田野のツーシームを証言する。「来たと思って振るけど、力が抜けて当たる感じ。とらえたと思ってるんだけど…。(球が)動いているんですかね」速度の違う直球を投げ分け、フォークやスライダー、カーブなどの多彩な変化球も操る右腕の前に、最後まで狙い球が絞れなかった。

 原監督は「(多田野は)粘り強く一球一球を丁寧に投げていた」と唇をかんだ。あと一歩、攻めきれず、悔しさをにじませた。これで今季、初対戦の投手相手に3勝10敗。「初モノに弱い」というイメージを、またしても払しょくできなかった。

 貯金生活の壁は厚かった。勝率5割から3度目の挑戦も、再び借金1となった。しかし、暗い材料ばかりではない。腰痛の高橋由が14日の楽天戦(Kスタ)から合流することが決定。ついに頼りになる大砲が戻ってくる。背番号24のバットを起爆剤に、仙台で仕切り直しだ。

 巨人・原監督「(序盤でタイムリーが出なかった?)そうですね。多田野は粘り強く、1球1球丁寧に放るピッチャーですね。バーンサイドは(5回に)四球が出て、球が高くなった」

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