橋下府知事の「改革」の痛みは
橋下大阪府知事をめぐっては、東京でふれる報道は、公務員の人件費、文化施設の見直しが中心のように思う。
民間が厳しい中、府職員の人件費削減に世論の大きな後押しさえある。
テレビをいれた労使交渉は、改革者対抵抗勢力の構図としてうけとめられているだろう。
弱いところにさえ、いきなり厳しく迫るようなやり方も支持されているのか。
下記毎日新聞の記者の目に私は賛同する。
◇ 「就学援助」廃止方針の橋下府知事(毎日新聞2008/7/1記者の目)
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/archive/news/20080701ddm004070200000c.html
しかし、毎日新聞のコラムは「まいまいクラブ」にも同様の内容が掲載されるのだが、読者が記事に対するコメントをつけることができる。このコメントが記者の目に対して厳しいのだ。
「まいまいクラブ」 「就学援助」廃止方針の橋下府知事(毎日新聞2008/7/1記者の目)
https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/weblog_eye103/details.php?blog_id=597
市町村が持てばいいという議論もあるようだが、その市町村への補助金も削減をされているなかで、広域自治体として住民福祉を維持しようとする責任がみえない。
制度の狭間に追いやられる人たち・・・。
わずか2、3ヶ月の検証・計画で従来の制度・補助金の根幹が崩されようとしていることに異議を唱える人たちの声はどれだけ大阪府に、また全国に伝えられているだろうか。
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