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2008年9月の記事

2008.09.30

【続報】保育士数を水増し、補助金不正受給

昨日の記事、

保育士数を水増し、補助金不正受給か?!(2008/9/29)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/09/post-f89b.html

の続報です。

◇小田急子会社 認証保育所申請で不正 元職員証言 保育士数偽装か(2008/9/30東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008093002000092.html

 東京都世田谷区で保育所を運営する小田急電鉄子会社が、勤務実態のない保育士名を届け出て、都の認証を不正に受けた疑いがあることが二十九日、共産党都議団の調べで分かった。保育所の元職員は本紙に「申請書類には、会ったこともない職員名が書かれていた」と証言した。

 同都議団は記者会見で、都の職員配置基準を満たすことを装った虚偽申請と指摘。都は、すでに世田谷区とともに調査を始めたことを明らかにした。

 この認証保育所は、小田急線成城学園前駅ビル内の「小田急ムック成城園」。小田急電鉄が65%を出資する「小田急ライフアソシエ」(川崎市麻生区)が運営している。

 同都議団によると、同社は開設申請で、同園の正規の保育従事職員を「八人」と届け出たが、二〇〇六年十月の開園時、このうち六人が勤務実態がなく、架空申請の疑いがあるという。

 また内部資料から、〇七年三月までの半年間、申請より少ない職員数で運営していたとして、虚偽申請に基づく補助金の不正受給額を、少なくとも〇六年度分の計二千七百五十万円と指摘した。

など、各紙で報道されました。テレビでもニュースでいくつかの局で取り上げられました。

このネタ元に昨日気づかず、今日になって気づきました。

◇認証保育所「小田急ムック成城園」の虚偽申請・補助金不正受給疑惑について(2008/9/29日本共産党都議会議員団)
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2008/20080929143830.html

※PDFファイル全文もあり

◇小田急の認証保育所 職員数水増し補助金不正受給の疑い 党都議団告発(2008/9/30しんぶん赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-09-30/2008093014_02_0.html

報道によれば、会社は、不正を認め、返金する予定のようです。

数園を経営しているわけで、他の園にも疑惑が当然向けられます。

徹底調査、元職員らのさらなる告発、継続した取材・報道を!

2008.09.29

保育士数を水増し、補助金不正受給か?!

今日は、自分の力のなさに特に落ち込む日だったのだけど、

帰宅して、「保育」でニュース検索して、ビックリ!

報道が明らかなれば、この保育所で職員水増し・補助金不正受給が行われていたことになります。

小田急なら安心という保護者も多かったでしょう。

事実とすれば、名高い鉄道会社の責任、それを認証した都、区の責任も重大です。

小田急グループが経営する東京都認証保育所・小田急ムック成城園http://www.odakyu-la.co.jp/nurse/info_seijyo.html

このグループ、2001年8月に認証保育所制度がスタートし、最初に開園した3園のうちの1園を経営し、その後事業拡大しています。

以下、いずれも、リンク先でテレビの動画ニュースをみることができます。数日でリンクがきれると思いますが。

◇保育士数を水増し、補助金を不正受給か(日テレNEWS24 2008/9/29)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080929/20080929-00000056-nnn-soci.html


 「小田急電鉄」の子会社が運営する東京都内の保育所が、勤務する保育士の数を水増しして、東京都から約2750万円の補助金を不正に受け取った疑いがあることがわかった。

 この認証保育所は、東京・世田谷区にある「小田急ムック成城園」で、小田急電鉄の子会社「小田急ライフアソシエ」が運営している。東京都議会共産党によると、この保育園は、東京都から保育所としての認証を受ける際、勤務する保育士の数を水増しして、約2750万円の補助金を不正に受け取った疑いがあるという。

 東京都は、補助金の不正受給がなかったかどうか調査している。

[29日21時1分更新]

こちらも。

◇保育士数を水増し申請、不正に補助金(TBS News i 2008/9/29)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080929/20080929-00000056-jnn-soci.html

 小田急の関連会社が、保育所の開設にあたり保育士の数を水増しして申請し、東京都などから補助金およそ1560万円を不正に受け取っていたことがわかりました。

 これは都議会共産党が明らかにしたもので、東京都の認証保育所「小田急ムック成城園」は、おととしの開園時の申請では「8人の保育士が常勤」となっていましたが、実際は2人だけだったということです。

 保育所を経営する「小田急ライフアソシエ」は、東京都などから開設準備の経費として1560万円の補助金を受け取っていました。

 「資格と経験のある保育士は私ともう1人しかいなかったので、ほとんど“ど素人”の状態で開園した」(元保育士)

 開園から半年ほどは専門の保育士が足りず、保護者からクレームが出ていて、世田谷区から数回にわたり改善指導を受けていました。小田急ライフアソシエは「事実確認中でコメントできない」としています。(29日18:30)

株式会社小田急ライフアソシエのホームページ
http://www.odakyu-la.co.jp/index.php

では、同じグループの来春オープン予定の求人が打ち出されています。

施設長は社員だけれど、いろんな手当を含めても額面で月収23万から31万、保育スタッフは契約社員で同様に月収16万円から、給食スタッフも契約社員で同様に15万8千円から・・・。

これも世田谷だそうですが、この条件では人は集まらないですよね。

反響に注目です。

【tamyレポート 続報記事】※2008/9/30追記

【続報】保育士数を水増し、補助金不正受給(2008/9/30)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/09/post-e5e4.html

【tamyレポート 認証保育所関連・過去記事】

保育園児1人の食材が1日36円(70円)?!(2008/3/18)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/03/post_6a8c.html

認証保育所の食材費、都議会質疑のその後(2008/5/29)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/05/post_4e86.html

2008.09.28

なぜ厳しい人たちの声が聞こえてこないのか

温度差。

世間の温度差。

気候の温度差。

麻生さんが総理になったからでしょうか。

より一層、急激に感じるようになりました。

おかげで、風邪をひき、のどと頭が痛くなり。

麻生政権の「痛み」です。たぶん。

政治の激変を迎え、新聞、テレビからは街頭インタビューの国民の声が聞こえてきます。

でも、その多くは、綺麗に着飾った、銀座や新橋、新宿などを訪れた、一定の収入があり生活にそれほど不自由のない人たちのように思えます。

2001年からの小泉さんの発言、

麻生さんの華麗なるプロフィールと失言、

取り上げられるものは、一面的です。

ここ数年で厳しい状況に置かれた人たち、その声はなぜ聞こえてこないのか。

マスコミだけでなく、私たち一人ひとりもその点を意識しないと、ムードやブームに流されてしまわないか。

温度差には要注意です。

法政大学の五十嵐仁さんのブログによれば、麻生さん初出馬の第一声のスタートは、「下々の皆さん」というよびかけだったとか。東京新聞の報道によれば、若い頃の趣味だった得意のクレー射撃も、当時の大卒初任給以上のお金を一日の練習に使うことも珍しくなかったとか。

このリーダーに何を期待するのか、5割前後の内閣支持率に、温度差を感じ始める秋です。

2008.09.27

「九条の会」は選挙で九条を問え 

求めることを、より積極的に実現させていこうとする動き。

その動きに多くの人がかかわる形を運動という。

秋は運動会の季節でもあるけれど、今度の秋はこの運動の根幹が問われることになる。

麻生首相は、集団的自衛権(同盟国への攻撃、あるいは攻撃への動きをも自国への攻撃とみなし、自衛権を発動できるとすること)をいまの憲法でも認めようと発言した(当面は現行でいくとしたが)。

一方、4年前に、井上ひさしさんや大江健三郎さんらが「九条の会」を立ち上げ、いまその会は分野・地域をこえて、7000をこえるという。

最近の世論調査では、九条を変えないほうがいいとする声は約6割、そうでないとするのは2割から3割。憲法自体についても、変えない派が増えている。

私は、「九条の会」などの運動がその変化に中心的な役割を果たしているかという立場には疑問を持っている。一定の影響力は示しているという立場だ。

マスコミは、自民党対民主党、麻生対小沢、この流れを強調している。

小選挙区制のもと、また「ねじれ国会」のもとでは、やむをえない面もある。

それでも、今度の選挙では、社会保障、税制などは当然だが、憲法観、九条への立場を今こそ問うべきではないか。

戦時下初の自衛隊のイラク派遣。「非戦闘地域」と言いながら、現地では十数回で22発の砲弾攻撃を受けていた。

イラク戦争を支持した元首相は引退した。

劇は終わった。劇場は閉館でいい。

集団的自衛権の容認姿勢を現職の総理が示した今、「九条の会」は、政治と憲法の関係に踏み込む提起をしないのか。

社会的な地位もある、著名な呼びかけ人が「今度の選挙で九条を問う」とする立場で賛同人も募り、すべての候補者に憲法、特に九条への姿勢を問う公開アンケートなどを行うべきではないか。

元自民党員や、元首長など保守的な人も一致点で参加できる運動を追求する姿勢は理解できるが、憲法観が問われないまま選挙が行われていいのか。

劇場批判は少なくないが、劇場にさせない動きは具体的に少なすぎる。

選択肢を示すのは、候補者や政党、マスコミだけではない、はず。

2008.09.25

悪い夢のあとの聞き間違い

聞き間違い。どうでもいい話ですが。

このブログでも1度書いたことがあります。

【ブログ内関連記事】

大塚愛、ああ聞き間違い(2007/12/23)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2007/12/post_3809.html

そして、先日も、また聞き間違い。

お金関係でだまされる夢をみて、

朝、眠いなかテレビをつけて、流れたCM。

会社の名前は、

カネボウ化粧品
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/

「金儲け商品」???

仕事は先週で一段落したところですが、お疲れ気味です、はい。

2008.09.23

1人も広げられなかった21人の議員たち

茶番の総裁選、おわりましたね。

5人もレースに出たのに、3分の2以上を集めた麻生さん。

あれだけメディアをつかったのに、党員投票率は54%。

驚きはいくつもあるのですが、

どうしても納得がいかないのが、

石破茂さんの議員票の21票という結果です。

総裁選に出るには、自民党の国会議員20人の推薦が必要です。

それを集めて立候補し、総裁選の期間、本人はもちろん、推薦人は地方票(党員票)とまだ態度を決めていない議員票を獲得しようとがんばるわけです。

なのに、議員票の結果は、立候補に必要だった推薦人20人と石破氏本人、あわせて21人が石破氏に投票しただけ。

推薦人20人+石破本人=21票

これ、最大の茶番だと思います。

本人と推薦人20人の21人が、議員の誰一人として支持を広げられなかった・・・。

名義貸しでしかなかったといってもいいすぎではないでしょうね。

石破氏の推薦人をみると、

竹下元ソーリの弟さんや、小渕元ソーリの娘さん(入閣候補にもあがった)らを寄せ集めても、何にもならなかった・・・。

茶番が終わり、涼しくなってきました。

季節を分ける秋分の日を迎えましたが、国民の選択が問われます。

2008.09.22

裁判員制度と映画「審理」

裁判員制度が8ヵ月後に始まる予定なんだそうだけれど、

まるで理解できていなかった。

そこで広報用の映画「審理」をネットでみてみた。

広報用映画「審理」
http://www.saibanin.courts.go.jp/news/video.html

やっぱり釈然としない。

あと2つの映画とアニメーションも上記ページで配信されている。

何か不安や危険性はないのか、わかりやすい指摘がどこかのホームページにないか、

ちょっと気になっている。

2008.09.20

出版「介護の人材が逃げていく」

2007年3月に放送されたNHKスペシャル「介護の人材が逃げていく」。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070311.html

このブログでも紹介しました。

介護の仕事の仕事のやりがい、厳しい賃金・労働条件と将来の見通しの暗さ・・・。

募集しても人がこない、きても辞めてしまう離職傾向を浮き彫りにしました。

この放送以降、新聞やテレビ、週刊誌などで多くの特集がされるようになりました。

介護人材の現状を中心のテーマとし、丁寧な追加取材も加えた、『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』(NHKスペシャル取材班&佐々木とく子著 阪急コミュニケーション)が先月出版されました。

「人生の最末期を悲惨なものにしないために、私たち国民はいまこそ声をあげなければならないだろう」(プロローグより)と問いかけます。

『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』(NHKスペシャル取材班&佐々木とく子著 阪急コミュニケーション 1575円)
http://books.hankyu-com.co.jp/_ISBNfolder/ISBN_08200/08217_ainakikuni/ainakikuni.html

2008.09.17

ブログ開設4年がたちましたー

このブログtamyレポート、4年たちました。記事数1090。

ここ最近の、自分のつづる記事のつまらなさにがっかりもしつつ、

それでも4年もやってきたことに、滅多にない、4年に1回の充実感、自己肯定感にひたっています。

何かを紹介したりで終わってしまうことの多いこの頃ですが。。。

物足りない日々のなか、好きな書くことを、特に日常のなかのつぶやきを発信しようと始めたのはアテネオリンピックの年。4年たって、北京オリンピックも終わりました。

ロンドンはおろか、今後の私自身の見通しも持てない弱気な状況ですが、ブログはしばらくやっていこうと思っています。

政治、福祉、社会の激動・・・。

忙しい時代ですが、「私の視点」を大切に、キョロキョロしながらも、うつむきながらも、気持ちを整えて前を向いてつづっていきたいです。

誰かのせいにする安易さのなかで、もっとこうしたら、こうしようというメッセージを発していけたら。

更新しない日々も続いた夏も終わりに。

また、よろしくお願いしますね。

2008.09.16

ほっと一息

発表会もおわり、ほっと一息。

この1週間、本当に疲れました。

この1年、かつてなく働きました。

それほど若くもなくなってきたなか、ちょっとセーブしていこうと考え中です。

秋にはきちんと休暇もとろうかと。

観たいライブのチケットもとれ、ひと安心。

そうそう、明日でブログ開設4周年!

2008.09.13

いま一番みたい、この人たちのパフォーマンス

いま、生で観たいパフォーマンス。

東京03のコントです。名作の録画映像を何度も繰り返しみています。

おもしろい。深い。表現力がすごい。

11月に単独ライブが行われ、9月14日からチケットが発売されます。

はい、とります。

第8回東京03単独ライブ「機微」
日  時:2008年11月12日(水)18時開場 19時開演(客席へのご案内は18時30分~)
             13日(木)18時開場 19時開演(客席へのご案内は18時30分~)
             14日(金)17時開場 17時30分開演 
会  場:草月ホール(東京都港区赤坂7-2-21草月会館内B1階)
チケット:9月14日(日)チケットぴあにて発売(0570-02-9999/Pコード389-580)
料  金:前売り4000円 当日4200円(全席指定・未就学児入場不可)
お問い合わせ:プロダクション人力舎 03-5378-0211

2008.09.12

コメントずれてる小池さん

完全に茶番ですね。

昨日、自民党総裁選について誰を支持するか、

「何も言えねぇ」

と講演した小泉元首相。

今日になって、小泉チルドレンの武部勤氏や小野次郎氏に、

「オレは小池氏を支持する。小池氏に1票を入れる。小池総裁が実現すれば小沢民主党といい勝負になる」と告げたといいます。

昨日、小泉氏が誰も支持しないという姿勢が報道され、

そして一転して、今日小池支持の報道。

麻生氏圧倒的優位からチルドレンが動くのか、

小池氏はどう答えるのかなどの筋書きがみえみえです。

その報告に対し、元テレビキャスターで立ち振る舞いに定評があるとされる小池百合子氏は、

「超うれしい」と発言している姿がテレビニュースで報道されました。

あれ?

この場の空気としては、

「何も言えねぇ」という北島選手のコメントを生かした形で、

「超気持ちいいー」

とコメントするべきでしょう。

医療、福祉、公共を崩した小泉改革を継承するという小池氏。

本人は女性を売りにするのを否定していますが、小泉氏のコメントは「女性」しか売りにしていないのですが。

小池氏は総裁選のなかでも「改革」「チェンジ」「チェンジング」と、言葉をもてあそびすぎだと思います。改革は小泉氏の、チェンジはオバマの、チェンジングはエド○るみのパクリじゃないですか。

元キャスターとして響く言葉がつかえていないのではないでしょうか。

定評があるとされるコメント力でも、すべった小池氏。

小泉改革路線、そして2代続けて首相の座を投げ出した自民党、その前の小泉政権の閣僚であった5人の今の総裁候補。

必要なのは、この流れをチェンジすること。

ではないですか。

私の仕事にかかわる発表会

9月15日に私の仕事にかかわる発表会のようなものが行われます。

今日やっと、あと1年間は今の仕事を続けようと決意しました。

その後は責任を持ったことが言えませんが。

この1年、いろいろと考え、悩み、私なりにがんばってきたつもりです。

こんなに頑張り続けた1年はなかったです。

その報告を発表する機会が近くあります。

ただ、やっぱり今と違う状況で自分を試してみたい、また、もっとゆるやかなことも経験してみたいということもあります。

来年2月に今の仕事にかかわって10年、4月には責任をもって働き始めて10年を迎えます。

節目にむけて、まずはがんばっていきたいです。

その前にある発表会。

緊張が高まる日々ですが、他の役割が優先して自分の準備をする時間もあまりありません。

がんばる、ばかりを言うのは好きではありませんが、

初めての重責です。後悔しないように、がんばりたいです。

2008.09.10

自民党総裁選にウンザリ

いやぁ、わかりにくいですね。

財政再建・増税派と言われていた与謝野さんまで、消費税増税は2015年に10%、という緩やかな政策を言い出しています。ほかの候補も、すぐには手をつけないような言い方です。本音でしょうか。総理になって解散総選挙となり、もし勝って与党を維持しても、任期の4年はその姿勢を守るのでしょうか。

その上、与謝野さんは生活必需品は税率を配慮すると言っていますから、税収はその分落ち込みます。私はその点では条件付で賛成できる要素もあるのですが。

地方県連票に比べ、国会議員票が圧倒的な比率を占めるなか、麻生氏が議員票の4割以上を固めたとされるなか、5氏による総裁選は、私には茶番にうつります。

初の女性候補で環境を売りに小泉改革を継承する小池氏、地方と安保・防衛政策中心の石破氏、世襲でないと言いながら裕次郎・慎太郎の話を強調して中堅年代・都市型のアピールをする石原氏。

総裁選の告示日に、ほぼ当確が出ているような中、討論が始まる茶番。

これから、地方に出向いた街頭演説が過去最多の箇所で行われていきます。

投票権は、党員にしかないのですが。

出馬の意欲を当初表明した山本一太外務副大臣は完全に売名行為ですね。2代続けての投げ出しの首相に、出馬の前に6人しか推薦人しか集まらずに出馬表明し、総理をめざすとした、情けない人の投げ出しは、何の責任も問われないのでしょうか。

一時は、小沢民主党党首より、山本一太氏のほうがテレビ露出度が高かったようにもみえたなか、マスコミの姿勢・追及は甘すぎませんか。

選挙に弱いとされる、与謝野さんは、小選挙区で争う民主党元幹部の海江田万里さんに勝てるのでしょうか。選挙区で元側近と争う石破さんは、なぜ今勝てるはずもない総裁選なのでしょうか。

ただでテレビコマーシャルを買い取ったように思えるのですが。

5人中、少なくとも3人は今度の総選挙で危機感漂うなか、自身の選挙対策も含めた、総裁選ゴレンジャーの登場。

うさんくささを感じます。

どんな政治にしていくのか、今の何が問題なのか、もっと多様な政党・国民による論議を展開していくことが大事で、マスコミの責任と民意がいまから問われていると思います。

2008.09.04

政治不信をあきらめでなく、怒りに

前代未聞の政治責任の2年連続の投げ捨て。

朝日新聞や共同通信の世論調査では、驚くことに、自民党の支持率があがっています。

テレビでは連日の総裁選報道。

またもや元首相の血統の麻生氏、

日本新党、新進党、保守党など、政党を渡り歩いてきた小池氏、

都知事の長男・石原氏、

名門の与謝野氏。

なんじゃこりゃ、です。

経験不足の安倍氏から、調整力の福田氏への引き継ぎ。

そのあとがこの4人のなかの一人だとしたら、不幸です。

次の総裁は誰がいいのかという、世論調査が行われ、麻生、小泉、小池、石原らの順位となっています。

ちょっと待ってくれよと。

誰がどんな政策を持っているのか、何も知らされていないことの危険は、

さらなる政治の危機につながるのではないでしょうか。

話がわかりやすいとか、ソフトなイメージとか、イメージ優先でいいのか。

野田聖子大臣の名前も取りざたされましたが、3年前の郵政選挙で、自民党から刺客を送られて当選した野田氏が、今回の政党の総裁選に名前があがることの矛盾。

経過はともかく、イメージで次の選挙に勝ちそうならいいのか。

4氏の政策にそれほど違いはなく、消費税を増税したい考えは一致していると、今日の報道ステーションが特集しました。

福田氏は国民に謝罪をしていません。

また、いまの自民党有力者の多くが、福田氏、安倍氏をかつぎながら、反省をみせずに、次のレースにむかっています。

年金、医療、介護、少子化などまったなしの課題が山積するなかの放り投げ。

この自民党という政党を、まだ信じていく、その真意・民意が私にはわかりません。

投票日は、10月19日や26日、11月23日という説もあるとか。

11月23日は、連休のさなかにあり、投票率の低下が予想され、そこにあえてもっていくという話もあるようですが。

さて、次の政権の中心をになう可能性の高い民主党。来年6月か7月には都議会議員選挙があります。その選挙をにらんで、公明党が年内解散と定額減税のセットを迫った経過もあります。国政選挙並みに重要な選挙が次に待っています。

その民主党都議4人が800万円近い税金をつかったブラジル視察で、報告書に偽装・パクリ疑惑が指摘され、結果責任は認めましたが、弁明は苦しいものです。報告書の中心・総括が他の文書のパクリで、その主な原因がワープロの入力ミスというのは信じられません。その程度の議員は視察に行くべきではないでしょう。

【論文盗用】受け苦しい弁明に終始 民主都議、疑惑は晴れず(2008/9/4MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080904/crm0809042129028-n1.htm

政治不信が怒りにならず、あきらめになりがちなことが懸念されます。


◇東京都議会海外調査報告における盗用疑惑について(2008/9/4日本共産党東京都議会議員団)
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu4/2008/20080904160332.html

【追記2008/9/5】

私自身は、消費税増税(一定の引き上げをして基礎年金などを確保する)を完全に否定しているわけではありません。将来的には、食料品など生活必需品部分を非課税や現行の税率を維持した引き上げはありえることだと思います。その際も、法人税や国の歳出のあり方、福祉水準の提示があってこそです。

2008.09.01

メールに励まされ

検索等でアクセスしていただいた、 「9条は守らなければと思っている神戸の前期高齢者」さんから、メールをいただきました。

勝手ながら、メールを紹介させてもらいます。ありがとうございました。

ブログ、まもなく丸4年、あまり最近はいい記事書けてないなかで、過去記事を大切にしてもらったようです。

「眠れぬ夜、9条を取り巻く様子をネットで見ているうちに、tamyレポートと出会いました。
しっかりした考えの、また豊かな感性の持ち主だなあと感じ入りながら、読ませていただきました」と、うれしい限りです。

感動、感涙です。

「今朝は、気分のいいものになりました。これからも楽しみにしています」と締めくくっていただいたメールとそのお気持ち、大切に、ブログも仕事も、生活もがんばりたいです。

久しぶりにいただいた、直接の励ましのメール、しかも、私の親よりも上の世代の方から。

ありがとうございました。ブログ4年もやっていると、いろんな方から問い合わせ(DVDかしてとか、励ましとか)をいただきますが、最近はほとんどなかったもので。

私自身、さまざまな迷いと悩みの中にいます。以前からもそうですが。仕事、生活、今後の見通し・・・。もちろん、悩んでいるのは私だけでなく、多くのみなさんもそうだと思いますが。

福田首相の突然の辞任表明、政局は揺れに揺れていますが、私は揺れつつも、大切なことを守っていきたいと思います。

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