鳩山大臣、保育所施設基準廃止に「幼児の命にかかわる」と慎重論
「友達の友達がアルカイダ」という政治家なので少し距離感はあるけれど、
鳩山総務大臣が保育所の施設基準の維持の廃止に慎重な姿勢を示したことを評価したい。
しかも、これは一政治家の個人発言でなく、大臣のただの持論でもなく、「麻生内閣の国民対話」(初めて知ったが)で話されたものだけに重い。
日本経済新聞の12月23日の社説などは基準を廃止し、地方がすべて権限を持てばいいというものだったが、私は鳩山大臣を支持する。ブレが心配だけれど。
◇保育所の施設基準、廃止に慎重 鳩山総務相(2009/1/31 18:50asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/0131/TKY200901310181.html
鳩山総務相は31日、宇都宮市で開かれた「麻生内閣の国民対話」で講演し、政府の地方分権改革推進委員会(丹羽宇一郎委員長)が勧告している保育所の施設基準の廃止について、「規制緩和とか地方分権の観点から(基準を)外せという意見がある。しかし、保育所の場合は幼児の命にかかわる」と述べ、基準の廃止に慎重な姿勢を示した。保育所の施設基準は、幼児1人あたり面積などが全国一律に定められ、分権委が「自治体が条例などで独自に決められるようにするべきだ」と提言していた。講演で鳩山氏は「国のやることは外交と安全保障だけ、食品の安全だったら都道府県でなくて市町村がやればいいという意見もあるが、命にかかわるものは国が保障するべきだ」とも述べ、食品安全関係の権限移管にも難色を示した。
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