1月26日、NHKスペシャル「リストラの果てに 日雇いに流れ込む人々」
26日、日雇い派遣を取り上げたNHKスペシャルが放送される。番組ホームページには予告動画もアップされた。
私は90年代の後半に、学生だった私は、2ヶ月単位の契約の非正規アルバイトとして製造業の工場で夜間働いたことがある。また、日払いでの運送業のバイトの経験もした。数日間だけのパン工場の短期バイトも。いろいろやった。当時も休憩中のおじさんたちの会話は次の仕事がどこにあるかの情報交換が主だった。不安の大きさと希望の薄さが雰囲気としてあった。
労働組合の関係の仕事をするようになって、特に最近、このときの経験は本当に貴重だったと思えるようになった。
あれから10年。
法律が働く側でなく、働かせる側にさらに有利に傾き、どうなったのか。
観てみたい。
NHKスペシャル「リストラの果てに~日雇いに流れ込む人々~」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090126.html
2009年1月26日(月) 午後10時00分~10時49分
※再放送予定
1月29日(木) 午前0時45分~1時34分(28日深夜) 総合
今、人材派遣会社に日雇い派遣の仕事を求める声が殺到している。景気悪化により、「派遣切り」された非正規社員の若者たちに加え、解雇された正社員の中高年からも電話がかかってくる。グッドウィルやフルキャストが違法な派遣を繰り返したため、原則禁止が打ち出された日雇い派遣。皮肉にも、未曾有の不況の中で最後のセーフティーネットとして機能している。
規制緩和で誕生した日雇い派遣。当初は、学生や主婦などの副業として考えられていた。しかし、フタを開けてみれば就職氷河期の若者たちに加えて、リストラされた中高年も流れ込み、ワーキングプアの受け皿になってきた。多くの企業が日雇い派遣による調整を前提としたビジネスを展開してきた中で、日雇い派遣の禁止は大きな痛手となるはずだが「日雇い派遣が禁止されても実態は変わらない」という声も上がっている。
師走の人材派遣業界に密着し、現場の実態に迫る。
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