「派遣村」報道をみたお茶の間で
年末年始の「派遣村」報道について、家族で会話をした様子を聞くようにしている。
30代で同年代の独身女性で実家暮らしの保育士は、印刷業を40年続けてリタイアした60代の父親に「あの人たちは根性がない」と言われたという。
20代中盤で新婚の女性保育士は、同居するダンナに「選んでいるから仕事がないんじゃないか」と。
労働組合の活動を仕事にしているある役員は帰省先で60代の母親に「あの人らは根性がたらん」と。
1月10・11日に朝日新聞が行った世論調査では、
「かえって雇用が減るという意見もある」と紹介したうえで製造業派遣禁止への意見を聞いたところ、禁止に「反対」が46%で「賛成」の30%を上回った。 という。
貧困の拡大と雇用の崩れに世間は注目しているが、まだまだ貧困問題は自己責任から抜け出せていない。
年末年始、「派遣村村長」としても露出が急増した湯浅誠氏について、「AERA」などが大きく取り上げている。
『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(湯浅 誠著 岩波新書)をまわりにすすめていこうと思う。この本、よく行く書店では、先週のベストセラーの9位に入っていた。
「派遣村」に象徴される不安定雇用・貧困問題への注目を分断ではなく連帯につなげる可能性があると信じたい。
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