世代をこえて、国境をこえて、「私」をこえて
3月5日、フジテレビ系のFNSチャリティートーク&ライブに行ってきました。
トップにイルカさんが登場。
「みんな おなじ いきているから ひとりにひとつずつ たいせつないのち」
と、聞き覚えのある「まあるいいのち」でスタート。
「まあるいいのち」(試聴も)
http://www.crownrecord.co.jp/artist/iruka/discography.html
川嶋あいさんとイルカさんをゲストにしたイベント。
なんと「サプライズ」として、南こうせつさんが出演しました。
そして第一部のトークへ。
カンボジアに学校を絶てる活動(アフリカ・ブルキャナファソなどにも)にかかわる川嶋あいさん、
また平和コンサートをつづける南こうせつさん、
IUCN(国際自然保護連合)初代親善大使で今回のチャリティーキャンペーンも3度目の出演となるイルカさん。
今回のキャンペーンの援助プロジェクトの対象となっている南米・ガイアナの現況を佐々木恭子アナがレポートした映像が流されました。
人口75万人の貧しさにあえぐ国で成人のHIV有病率が2.4%で、特にその被害が子どもたちに広がっていること、金脈を持つ地域に他国からも含めて稼ぎを求めてたくさんの労働者が集まり、それがさらにHIV感染につながっていることが報告されました。
HIV感染を防ぐだけでなく、一人ひとりを大切にできる心、教育などの必要性、ファッションとして身につける金を私たちが買う背景にある現実などが語られました。
フジテレビ系の今回のイベントを強調しながら、南こうせつさんは「ゴールデンタイムを変えないと。お笑いも必要だと思うけど、どこの局もおバカ、お笑い、クイズ。これでいいのか」「中学生に今のテレビについて大人は何を考えているのと聞かれ、ショックだった」などと厳しく伝えるメディアの責任もついていました。
第二部は、3曲ずつそれぞれから。
川嶋あいさんの「大丈夫だよ」は、今の私の心境に特に響く歌でした。時にプレッシャーや重みになる「がんばれ」は一言もつかっていない応援ソング。
川嶋あいさんのホームページで「大丈夫だよ」が一部流れています。
川嶋あいホームページ
http://www.kawashimaai.com/
※「大丈夫だよ応援団」では、100人の著名人の賛同メッセージを集めて、学校建設への募金にも。
「カケラ」は途上国の子どもたちへの思いをこめて書き下ろした曲(曲について参照)
http://www.dff.jp/aikawashima/
ライブは、中学生ぐらいから70代と思われる人まで老若男女、世代をこえて集まっていましたが、
南こうせつさんやイルカさんの会場といっしょになった歌、パフォーマンスに、みなさん幸せそうでした。
音楽環境の変化で、家族で歌番組をみたりすることが社会的になくなってきて、電車でも喫茶店でもどこでもイヤホンをつける人が増え、誰が何を聴いているのかわからなくなってきている今、何かをテーマに集まった世代をこえた人たちが世代をこえた歌をいっしょに聴くという機会は、とても貴重だと実感しました。
また行けたらと思っています。
イルカさんのステージで、イルカさんの80歳のお父さんがテナーサックスを吹いていました。年数回のライブでも出演しているということも驚きでした。
会場で『もうひとりのイルカ物語 なごり雪の季節に旅立っていった夫へ』(著 イルカ 出版 マガジンハウス)を買って帰りました。
FNSチャリティーキャンペーンのテーマソング「まあるい地球は誰のもの」の作詞が江原啓之&イルカという組み合わせだったことを知って、テレビ等での江原さんのメッセージがまったく理解できない私には、詞よりもそのかかわりが消化しにくく感じました。
が、世代をこえて、国境をこえて、ちいさな「私」をこえて、私たちとして何ができるか、そのために私に何ができるか、考えていきたいなと思いました。
FNSチャリティーキャンペーン
http://www.fujitv.co.jp/charity/
川嶋あい My Room 川嶋あいのカンボジア体験記
http://www.kawashimaai.com/c/119
IUCN(国際自然保護連合)日本委員会
http://www.iucn.jp/
« 保育園の面積基準になるほどと思う大臣 | トップページ | 舞台「1945」、3月13日夜放送 »
「音楽」カテゴリの記事
- 1人ひとりがバラバラな踊りと笑顔で参加している動画(2014.01.12)
- 2年4か月ぶりの新曲で原点回帰(2013.02.17)
- その歌声に魅了される(2012.08.28)
- かようこんさーとにクミコさん(2012.05.07)
- 私に、僕たちにできること(2012.04.29)
コメント