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2009.06.07

オリンピック開催地決定を前に、担当副知事が・・・

石原都政になって10年。任期4年の東京都議会議員は、今度の7月12日投票の選挙を迎える。

任期4年の最後の都議会は6月5日に閉会した。

この議会で、異常な人事が行われたと私はみている。

東京都が名乗りをあげている2016年のオリンピック開催地は10月に決定するが、その直前になって、オリンピック招致担当の副知事が任期を2年残して退任させられ、後任には、1400億円も税金を出資してどうにもならなくなってきた新銀行東京を支えてきた人物が就任した。

10月の開催地決定で、東京都が選ばれなかった場合、この前副知事・谷川氏の責任とするのではないか。実際に、知事は、サッカーのハーフタイムでの交代だとしている。つまり、試合の前半にキャプテンの谷川氏がかかわったプレーで失点があり、責任をとらされて交代させられたのだ。

副知事交代「招致活動ハーフタイム」 石原知事  (1/2ページ)
MSN産経ニュース(2009/6/5)

 東京都議会第2回定例会は5日の本会議で、産業労働局長の佐藤広氏(58)を副知事に起用する人事案を自民、公明の賛成多数で可決した。谷川健次氏、山口一久氏の両副知事は同日付で退任。佐藤氏は6日付で就任し、五輪招致や新銀行東京問題など最重要課題を担当する。石原知事は今回の人事について「(招致活動は)だいたい一段落した。サッカーでいうとハーフタイムが来たんで、代える者は代えて進もうと思っている」と述べた。

 佐藤氏は財政、福祉などの各分野に加え、築地市場移転問題も担当することが決まった。佐藤氏は「責任の重さをひしひしと感じている」と話し、「新しい発想を出して、スピード感をもってやらないと(経済情勢など)この難局は乗りきれない」と決意を表明。

 石原知事は同日の定例会見で、五輪招致担当の谷川氏を退任させたことについて「都庁内でも日本オリンピック委員会の中でも(招致活動の)緻密(ちみつ)なネットワークができていない。人心を一新してやろうと思った」と説明した。

 知事自身が谷川氏による具体的な失点の内容も明らかにしている。

石原知事:佐藤副知事に辞令 「知事支えていきたい」 /東京(2009/6/6毎日新聞東京版)

 石原慎太郎知事は5日、新たに副知事に選任された佐藤広・産業労働局長(58)に辞令を交付した。

 佐藤氏は6日に副知事に就任する。担当は、新銀行東京を所管する産業労働局や東京オリンピック招致本部、築地市場の移転問題が懸案となっている中央卸売市場のほか、福祉保健局や財務局などを担当する。都の主要課題の大半を担うことになり、「責任の重さをひしひしと感じている。早く内容を把握し、知事を支えていきたい」と意気込みを述べた。

 この日の都議会本会議で民主や共産などが人事案に同意しなかったことについては、「それぞれのご判断。今後真摯(しんし)に議論を尽くしたい」と述べた。

 また石原知事は、副知事の谷川健次、山口一久の両副知事に対し、退任辞令を交付。同日の定例記者会見で、谷川副知事の退任理由について、都が5月に発行した広報誌上でIOC(国際オリンピック委員会)評価委員会のムータワキル委員長の顔写真を大きく印刷した点に触れ、「誰もあれが誰なのかわからない。誰が興味持ちますか。谷川君だけの責任じゃありませんよ。だけど担当の副知事ということでね」と述べ、谷川副知事の職務内容に不満があったことを示唆した。【市川明代】

石原都政10年のかなりの部分を支えてきた都議会民主党も、この人事については同意しなかった。

「突如提案された副知事人事案については、議会の議決を軽んじるものであること、オリンピック招致を巡る最も重要な時期に担当副知事を退任させるものであること、石原知事との対決案件である新銀行東京の担当局長を十分な説明も配慮もなく新副知事に登用しようとするものであることから、知事に猛省を促す意味をも込めて同意できない」(都議会民主党幹事長談話2009/6/5

石原都政に批判的な生活者ネットワークも、その人事案に抗議している。

「追加提案された副知事人事案については、相変わらず、マスコミへの情報が先行し、都民の負託を受けた議会側に対しては全く説明責任を果たしていません。オリンピック招致や新銀行東京問題など、直近の大きな課題がある今、なぜ、副知事の交代なのか、なぜ、3人体制なのか、理解に苦しむところです。議会軽視で場当たり的な知事の姿勢に対して強く抗議し、不同意といたしました」(都議会生活者ネットワーク幹事長談話2009/6/5)

反石原の姿勢を明確にしてきた共産党は、この人事に反対する背景と経過にも厳しくふれて、反対した。

「石原知事は、突然、まだ任期なかばの二人の副知事を解任し、新銀行東京を担当する現産業労働局長を副知事に選任するという異常な人事を提案しました。日本共産党の、副知事選任にあたっての判断基準は、政策的違いではなく、憲法などの法令遵守(じゆんしゆ)、公平公正な態度の堅持、社会的道義の遵守(じゆんしゆ)などについて、具体的に評価・判断するというものです。この立場で、今回の人事を判断すると、新たに選任された人物は、今年三月の予算特別委員会で、新銀行東京の破たんの責任にかかわる日本共産党の質問に対して、東京都が新銀行東京にたいし、都がつくったマスタープラン通りに経営するよう圧力をかけたことを認め、そうであっても経営者が圧力を受け入れたことが問題であって、そうでなければ自分が身をひくべきなどと言い放った人物です。また、質問に無関係な答弁をつづけることで、質問を妨害するなどの態度もとりました。このような人物に公正・公平な都政の執行が期待できないのは明らかであり、反対しました。
 退職した副知事の一人は、オリンピック担当副知事、招致委員会の副会長であり、IOCがオリンピック開催地を決める十月二日前に解任すること自体、石原都政の末期的状況を象徴するものといわなければなりません」(2009/6/5日本共産党東京都議団幹事長談話 第2回定例会を終えて

ちなみに、社会民主党の議席は、この8年、東京都議会にはない。

◇大阪の空気悪くない!国基準初の全達成…都知事の批判覆す?
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090607-OYT1T00145.htm

東京都(知事)の「排出」する「空気」こそ最悪だと思うのだが。

小さな記事は載せても、マスコミ全般がこの人事を大きな問題として取り上げない今の「空気」がこわい。

招致が失敗してから、批判をし出すのか。

いま、石原都政のもとで何が起きているのか、誰がそれを明らかにするのか。

都議選本番だから書けないのか、書かないのか。

10年の石原支配によるマスコミへの高圧的な姿勢、オリンピックスポンサーへの恐れなどもあるのだろう。

それにしても、この人事をなぜ問題にできないのか。背景にもっと大きなことがあるのではないか。

アクセス解析のリモートホストをみると、

このつたないブログにもマスコミ関係者がアクセスすることもあるようだ。

勇気をもった告発・批判を心から期待したい。

最近はお茶をにごす程度のゆるめのブログ記事が続いていたので、力を入れた今回は賛否両論いただきたい。

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