海外旅行、20代余裕なし
ブログも5年近くやっていると、過去に書いた記事がどうだったのか振り返るとき、
「ほら、言ったとおり!」と思う場面が出てくる。その逆もあるけれど。
不安定な雇用状況と収入と休暇取得の厳しさで、20代の海外旅行者が激減していると今日の朝日新聞が伝えた。98年に414万人だった20代の海外旅行者が08年には262万人と、この10年で37%も減少したという。リンク先には一目瞭然のグラフも示されている。
◇20代、海外旅行離れ 余裕のない暮らし反映か JTB(asahi.com2009/7/20)
http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY200907190219.html
2年前、別の報道では、海外旅行への興味が薄れているという指摘がむしろ中心で、本質にふれていなかったことを踏まえ、私は費用を出せない理由は雇用問題にあるとしていた。
過去記事・tamyレポート「20代の海外旅行者が大幅に減っている」(2007/8/29)より
8月5日付の毎日新聞が昨年の海外旅行者数が史上2番目となったことを報じている。
JTBのリポートをうけたもの。
06年の日本人海外旅行者は前年比0.8%増の1753万4565人で、史上最高だった00年の1782万人には及ばないものの、それに次ぐ数だという。
世代別では00年との対比で、6年前に418万人だった20代の旅行者が06年は298万人に減少したそうだ。
総数ではピークとほぼ変わらないなかで、20代の120万人もの大幅減。
記事は「若者の消費支出が携帯電話やパソコンなどに向かい、海外旅行への興味が薄れているとの指摘もあり」としているが、雇用の非正規化がすすむなかで、海外旅行にかかる費用を出せない青年層が増えているのではないだろうか。
いずれにしても、たった6年での120万人の減は大きい。
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