変化に期待、でも選挙制度はこれでいいのか
選挙結果、新聞各紙の情勢分析とほぼ同じでしたね。
とにかく、一度は民主党政権に、という民意ですね。
私も一定の共感をしています。
左のブレーキとしての共産、社民も維持でよかったです。
でも、小選挙区では「オセロゲーム」と言われたように、接戦でも勝った側の票は生き、落選した側の票は全部死票になりました。
民主党は「小選挙区では5割の得票率で7割の議席を獲得したことになり、得票率の差以上に議席数に開きが出る小選挙区制の特徴が顕著に表れた」(毎日新聞2009年8月31日付夕刊)とされ、風がボーナスになる制度です。
「定数300に占める獲得議席数の割合(議席占有率)は、民主党73・7%、自民党21・3%で、その差が3・5倍だったのに対し、得票率は民主党47・4%、自民党38・7%で差は1・2倍しかなかった」(毎日新聞2009年8月31日付夕刊)のに。。。
比例代表制度も、ごく一部の人は「票が議席に必ず結びつく」といった誇大広告的なアピールをしますが、衆議院選挙の比例代表は地域ごとのブロック制ですから、四国は比例代表なのに定数6で、共産や、社民、幸福実現党に入れた人たちの票は、なかったことになりましたし、北海道の定数8でも同様です。ほかの地域ブロックでも生かされなかった票が少なくないのも特徴です。
一方で、私は、宗教団体を事実上の母体にする政党が選挙区で全敗したことに、国民の審判の可能性を感じています。東京では最終盤に、事実上の母体の宗教団体の芸能人支援者・久○○美さんが、駅頭で行われた代表の最後の訴えで強烈な支持アピールをしたそうですが、それでも。。。
近畿ブロックでは、民主党の比例の候補者が当選しすぎて足りなくなり、1つが公明党にわたったそうです。ですから、小選挙区ゼロ、比例代表20が実力。自民党も同様に2議席を結果的に民主党からわけてもらったそうで。。。
選挙制度、わけわかりません。
いずれにしても、新しい政治、政権のもとでこの国は出発し始めています。
勝ち組のボーナスつき、負け組の声は音量ゼロの小選挙区は維持したままで、比例80を削減するという民主党のマニフェストはダメだという声を国民的に広げていかないと。
党派こえた、そこだけの国民的な大きなキャンペーン、やりたいものです。
いずれにしても、今回の変化には期待ありです。
その先はわかりませんけどね。
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