マニュアルまで用意した財務省主導の仕分けか
今日で、行政刷新会議のワーキンググループによる事業仕分けの前半が終了。
私のブログもこのテーマばかり書くことはなくなると思う。
ちなみに今日午後は国会があったので、3つのチームにあわせて7人しかいない国会議員が、チームに1人しかいなくなったり、時間帯によってはまったくいなくなったりということもあったという。
政治主導が聞いてあきれる。
さらに今日、財務省が対象事業の問題点を指摘したマニュアルが民間有識者とされる仕分け人(評価者)に配られていたと報道された。
対象事業自体も財務省主導で選定、そして脱官僚といいながら、右も左もわからない事業も「民間有識者」がおそらく知ったかぶって、財務省のメモをみながら追及したのではないか。
どの仕分けが財務省の思うとおりになったのか、暇なはずの民主党一年生議員は仕分け作業をすべきではないのか。
仕分け劇場は、監督:仙谷由人(担当大臣)、演出:加藤秀樹(構想日本 行政刷新会議)、脚本:財務省、出演:民間有識者、議員(評価者7人)、その他官僚のみなさま、ということになっていないか。
民主党を中心とする新政権の目玉の仕分け作業。
民主党、特に政権交代を風に当選した一年生議員にはその説明責任があると思う。
もし、財務省主導で結果もそうであれば、やり直せ。
◇事業仕分けで極秘マニュアル=財務省の視点を指南-政治主導に逆行・行政刷新会議
11月17日15時33分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000117-jij-pol政府の行政刷新会議が2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」で、事務局が極秘の査定マニュアルを作成し、民間有識者など仕分け人に配布していたことが17日、明らかになった。財務省の視点に基づき、仕分け対象事業の問題点を列挙、各担当省庁の主張に対する反論方法まで具体的に指南する内容。政治主導を掲げた事業仕分けが、財務省主導で進んでいる実態が明らかになった格好だ。
事業仕分けは、予算圧縮に向けて国会議員や民間有識者ら仕分け人が、各省庁が要求した事業項目を外部の目を通じ、「財務省には無い視点」(枝野幸男ワーキンググループ統括)でチェックする仕組み。すべて公開で実施され、鳩山政権初の予算編成に当たって導入された。
査定マニュアルは、事業仕分け前に「参考メモ」として仕分け人に配布され、事業ごとに「論点」を提示し、問題点などが個条書きされている。マニュアルに従えば、対象事業に詳しくない仕分け人でも、厳しく問題点を指摘できる仕組みだ。
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