映画「パッチギ!」 音楽と心のなかで
今年の梅雨前に、京都に行ったとき、
その仕事が終わったあとに、
不出来を反省して3人で30分ほど立ち寄った赤提灯。
その店で、
すぐ近くを流れる鴨川が、映画「パッチギ!」のロケ現場だったことを教えてもらった。
私は「パッチギ!」も「パッチギ! LOVE&PEACE」も、その前に観ていた。
日本人目線ではない視点での映画に批判も多い。
反石原イズムが作品にはある。
劇場だけでなく、DVDでも何度も観てきた。
そして今週、なんとなく、またこの2作を観た。
今年10月、音楽界の巨匠・加藤和彦さんが亡くなった(自殺)。
この2作の音楽を担当したのも近藤和彦さん。
その歌は作品の中でしっかり生きていた。
「パッチギ!」の沢尻エリカの純粋なオーラもいいけれど、「パッチギ!LOVE&PEACE」の中村ゆりがいい。
その中村ゆりさんは、歌手としてYURIMARIというユニットでも活躍し、その後女優に。
あの映画出演にあたって、父親が在日3世で母親が韓国生まれであることを明らかにしている。作品のなかのストーリーとも重なる。
私は、在日でも被差別部落の出身でもない。
でも、というか、だからこそ、
私たちの心の中と、「イムジン河」、「あの素晴らしい愛をもう一度」について考えあいたいと思う。
中村ゆり、南果歩「カミングアウト」
「在日」隠す芸能界に異変 : J-CASTニュース(2007/5/29)
http://www.j-cast.com/2007/05/29008004.html
中村ゆりオフィシャルブログ
http://ameblo.jp/nakamura-yuri/
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