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2010年1月の記事

2010.01.31

京都で不思議な息抜き

いつもおかたい記事ばかりなので。

土日は京都で会議があって、土曜の夕方からは観光&交流で楽しませてもらいました。

京都の台所 錦市場へ
http://www.kyoto-nishiki.or.jp/
※サイト充実!

そして、お腹を満たしに、修行と食事。

忍者京都迷宮殿
http://www.ninja-kyoto.com/
※忍者のカルタ魔術が圧巻!

続いて、

ジオラマ カフェ&バー
鉄道SL倶楽部 デゴイチ
http://www.club-d51.com/
※駅長さんらとも楽しみました

さらに、ネパール系居酒屋へ・・・。

大人数だったので、話をしてみたいと思っていた人とこみいった話はできなかったのですが、盛り上がり続けました。

悩みつつも、前向きで、とても素敵ながんばり屋ぞろいの集団でした。

そして、宿泊後、今朝、京都駅の通路を北から南へと駅ビルを通ろうとすると。。。

目の前によくみる顔が。

今回の会議とは直接関係のない東京の保育士2人@観光中に遭遇。

なにやら、不思議な京都滞在です。

息抜きはこれまで。

さて、20分程度滞在のネットカフェから会議へ。

2010.01.29

子ども・子育てビジョン?育ちを支える人材支援は

子ども・子育てビジョンが今日閣議決定された。

保育所整備や空き教室の活用などで5年間で26万人増やすなどが盛り込まれている。

現行の定員が215万人だということで、保育所入所児童は5年で1割以上増やそうということ。

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2010.01.28

ジャパンからハイチへ 著名な人々やテレビ局は何を

健康食品で有名な山田養蜂場(ほかにも社会的な活動も積極的です)はハイチ支援に130万円を贈ったとか。

おバカクイズ番組、同じようなお笑い番組もいいけれど、今こそ日本の芸能人、テレビ局、社会的・国際的なアピールをと、ブロガーは書くべき、ブログやってない人はその芸能人のブログのコメント欄に書くべき、インターネットをやってない人はテレビ局や大手芸能事務所に、ハイチ支援にアクションをと要望を伝えるべきだと思います。

巨大企業のトップや億単位を稼いでいるスポーツ選手なども力をあわせて。

一人ひとりができることをやっていくことは大事だけれど、やっぱりそのきっかけをつくれる立場にあるメディアやアーティストが支援の一点でぜひ。

◇2時間番組での呼びかけで募金額が135億円を超える見込み!セレブ総出演のハイチ救済番組
1月24日3時11分配信 シネマトゥデイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100124-00000002-flix-movi

 大地震で壊滅的な被害を受けたハイチを支援するための募金を呼びかけるMTV制作の2時間番組「ホープ・フォー・ハイチ・ナウ」で集る募金額が1億5,000万ドル(約135億円 1ドル=90円計算)を超える見込みだということがわかった。

 この番組は、22日、ジョージ・クルーニーが司会を務め、スティーヴン・スピルバーグ、クリント・イーストウッドやブラッド・ピットやレオナルド・ディカプリオら俳優やビヨンセ、マドンナ、スティーヴィー・ワンダーなどミュージシャンなど総勢140人を超えるセレブが生放送でハイチ救済のための募金を呼びかけるもの。MTVやCNNなどのテレビネットワークだけでなく、インターネットでも世界中に配信された。会場は3か所あり、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスを中継で結び生放送された。

 司会を務めたジョージ・クルーニーは「ハイチの大地震は、すべての国の人々にとって悲劇です。そして、われわれはこの出来事に注目する必要があります。ハイチの人々は支援を必要とします。彼らは、彼らが一人でないということを知る必要があります」と視聴者に訴えかけた。

 番組ではマドンナやビヨンセ、ボノやコールドプレイがライブを生で行ったほか、トム・クルーズやジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット、ニコール・キッドマン、ディカプリオや元アメリカ大統領ビル・クリントンらが電話で募金を受け付けた。

 募金はインターネットを通じて世界中から集まっており、すでに1億5,000万ドル(約135億円)を超えることが確実だという。(※この金額は、この番組を通じて集まるホープ・フォー・ハイチ・ナウへの募金額の総額のことで2時間枠の番組の中でこの金額が集まるという意味ではない)(BANG Media International)

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2010.01.27

10年で3割の書店が消えた

この10年で・・・。

新聞を読む若い世代が激減したと、このブログで以前ふれた。

今度は書店、本屋の話。

10年で約3割の減。

本や雑誌を比較的よく買う私だけれど、急ぎや少し古い本の場合は、amazonで買ったりしていて、書店の売り上げには貢献しないときもある。

読みたくて買いたい時に、近くに書店がない人もいる。

amazonなどで買える環境にある人とそうでない人もいる。

万引きの増加で書店の存続ができなくなったところもあると聞く。

本を読まない人が増えていること、またブックオフなどの古本屋の出店攻勢なども、新刊を扱う書店の売り上げに影響しているはず。

10年で3割減という重みに、考えさせられた。

◇消える書店、10年間で29%減 和歌山県ではほぼ半減
(2010年1月26日 asahi.com)
http://book.asahi.com/news/TKY201001260130.html
 出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、各地で書店が消えている。この10年間で6403店減少し、ほぼ半減している県もあることが分かった。全国の書店を調査しているアルメディア(東京都)のデータをもとに、2000年と今年1月時点の書店数を比較し、減少率を計算した。

 00年に全国で2万1922店あった書店は一貫して減少し、10年には約29%減の1万5519店となった。最も減少率が高かったのは和歌山県で、257店から137店へと約47%も減少。次いで山口県、佐賀県が約38%減少した。和歌山県の書店商業組合によると、同県では、スーパーとの複合型店や郊外型の大型店などが増え、中小書店の廃業が相次いだという。店舗数の格差は今年1月、最多の東京都が1739店に対し、最少の鳥取県は80店だった。

 また、09年の書店の新規出店数は286店と、同社が統計を取り始めた00年以降で初めて300店を割った。同社の加賀美幹雄社長は「積極的に出店を続けてきた全国チェーンも息切れを始めている。今後、チェーン店の淘汰(とうた)が始まれば、さらに減少が膨らむ可能性もある」とみる。(久保智祥)

2010.01.26

衝撃のドラマか

26日の新聞のラジオ・テレビ欄をみて、驚いた。

一番大きく扱う番組評・番組紹介がこの日スタートのフジテレビ「泣かないと決めた日」(火曜・午後9時)。

ドラマ「泣かないと決めた日」公式ホームページ
http://wwwz.fujitv.co.jp/nakanai/index.html

このトップページの画像が特に衝撃的。

初回放送を観てはいないのだけれど、番組評やホームページからすると、職場のハラスメント(嫌がらせ)が広がり、深刻化し、それに対して・・・、というドラマのようだ。

精神的に余裕のない職場、それゆえに心を病む人も増えている。

このドラマ、「問題作」というふれこみなので、良くも悪くもさまざまな反響が広がるのかなと思っている。

職場とは、職場のあり方とは、労働とは、集団とは、個人とはを問い、考え合うきっかけになれば。

2010.01.25

ツイッターブーム、生の会話は?

なんか、ツイッター、ツイッターって。

今月は、報道の量がすさまじい。

ちなみに、ロングコントが持ち味で、私の好きなお笑いの東京03の3人も始めたようで。

ツイッターはまだやってない私ですが、

週刊誌の特集号につづき、

またも、ツイッター本、買っちまいました。

ただ、やり方とつかい方を示しただけの本のような。

著名な経済評論家と冬の名曲がある著名な歌手の著書なんだけど。

内容が意外に薄っぺらで、乗せられているような。。。

あれで印税がまた・・・。

そんなにツイッター、いいものなのかなぁとも。

始めてみたいけれど・・・。

コミュニケーションのツール(手段・道具)が本格的に変化をみせ始めた2000年を起点にして10年。

携帯電話や携帯メールしながら歩いたり、自転車に乗ったり・・・。

電車内のトラブルにも気づかないほど、それぞれがワンセグTV視聴や、音楽鑑賞、メールの送受信・・・。

そう指摘する私もその流れに乗っていて。

現実社会の会話が、

「今日は疲れたなぁ」「なにか会ったの?」「実は・・・」の流れは過去で、

「今日は疲れたなぁ」「私も」「疲れるよね」「そうそう」「ほんとに」「ほんと疲れるよね」というような、深まらないものになってないか、気になってるというのは気にしすぎでしょうか。

ツイッター、興味あるけど、たぶん今年のどこかの時期にやるけど、

コミュニケーションって、何だ?

もあわせて考えないと、流されるだけになるような。

そんな気もする2010年1月です。

2010.01.24

京都新聞「折れない葦」連載スタートから4年

2007年度の新聞協会賞を編集部門で受賞したひとつがNHK「ワーキングプア」取材班。

この番組が、いわゆる働く貧困層を可視化させ、その後のⅡ、Ⅲも含め、社会に告発することとなった。

しかし、これより先に、テレビではなく、新聞を通じて、福祉・医療・くらしの制度のいたらなさを深刻な実態をもって社会に問うた存在はあまり知られていない。

その前年度の2006年度に同部門で受賞したのは、京都新聞連載企画「折れない葦(あし)」

ブログを5年以上、下手なものも含めて記事を1400以上書いていると、過去記事がそれなりに貴重な材料と感じることがある。

約3年前、この「折れない葦」という連載企画にふれた。

「折れない葦」特集の連載スタートは2006年1月20日。

それから約4年。

政権は変わった。

そしてこの春、4年ぶりに京都府としてのあり方を問う京都府知事選が行われる。

私は、京都府民ではなく、東京都民。

福祉関係者として、この知事選に対する立場を明らかにしたが、

京都在住かどうかに関係なく、この連載をあらためていま読んでもらいたいと思う。

※4月11日まで、ブログの目立つところに、門ゆうすけさんを「応援してます!」リンクをはりつづけます。

〔ブログ内関連記事〕

京都新聞連載「折れない葦」をぜひ(Tamyレポート2007/1/8)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2007/01/post_6a5f.html

〔関連記事〕

京都新聞 特集アーカイブ「折れない葦」(2006年1月から6月連載)
http://www.kyoto-np.co.jp/info/special/orenaiashi/
※特集の過去記事を読むことができます。

〔ブログ内関連記事〕 新たに書きました
京都府政の転換へ 特に保育施策の今後に影響する選挙にあたって私が伝えたいこと
(2010/3/16)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2010/03/post-d571.html

非戦を選ぶ演劇人の会、協力・出演イベントが2月25日に東京で

私、地味に生きてますが、ミーハーで、著名な芸能人も出演する非戦を選ぶ演劇人の会の公演(朗読劇など)に注目している一人で、何度も鑑賞させていただいています。

私自身は演劇人ではありませんが。

非戦を選ぶ演劇人の会
http://hisen-engeki.com/

その会が関係したイベントが開催されるとのこと。

私、すべて報道量の少なさのせいにするつもりはありませんが、パレスチナ問題など、知識は浅いです。

これを機会に。今のところ行く予定です。

やや余談ですが、来月に別のイベントでごいっしょさせていただく方もこのイベントに出演されるようでもありまして。

○非戦を選ぶ演劇人の会が協力・出演!

ガザ攻撃1周年追悼・報道規制を訴える集会
リーディング【朗読劇】
「ガザで起こった“本当のこと” -『沈黙を破る』・兵士が語るガザ攻撃-」
演出:渡辺えり 台本構成:篠原久美子
出演:渡辺えり/根岸季衣/西山水木/円城寺あや/松村武/楢原拓 ほか
日時:2010年2月25日(木) 開演19:00(18:30開場/21:30終了)
会場:文京シビックホール/小ホール
http://www.b-academy.jp/b-civichall/access/access.html
   東京メトロ丸ノ内線 後楽園駅4b/南北線 後楽園駅5番出口
   都営地下鉄三田線 春日駅/大江戸線 春日駅
 
「爆弾が降っている時の方が希望があった。あの時は、ガザ攻撃に反対して世界の多くの人々が声を上げてくれた。でも、今、世界はガザを忘れてしまった」――現在のガザ住民の悲痛な叫びです。
 約1400人が犠牲となり、5000人以上が負傷したイスラエル軍のガザ攻撃から1年2ヵ月が経った今も、破壊されたガザの復興は進まず、人びとは生き続けるための必死の闘いを強いられています。
 このガザの現実を覆い隠すため、イスラエルは今、報道規制を強めています。その象徴的な1例が、ジャーナリスト・土井敏邦へのプレスカード発行の拒否です。これによって、長年、ガザを取材し伝え続けてきた土井は、今その現場から切り離されようとしています。
 しかし、これは、土井敏邦個人の問題に終わらず、パレスチナ報道に関わるジャーナリスト全体にとって深刻な事態です。パレスチナの現状を世界に伝え続けるために、私たちはイスラエルの報道規制に抗議の声をあげる集会が催されます。
 
このなかで非戦を選ぶ演劇人の会を中心に再び朗読劇を上演します。
今この時も起きているガザの悲劇の姿を目撃して下さい。
 
▽内 容
1) 映像『イスラエル人が見た“ガザ攻撃”』
2) リーディング【朗読劇】
2)「ガザで起こった“本当のこと” -『沈黙を破る』・兵士が語るガザ攻撃-」
3) 問題提起「記録することの大切さ」(シグロ代表・山上徹二郎)
4) リレー・メッセージ
2)(予定:渡辺えり/根岸季衣/土肥信雄〔元三鷹高校校長]ほか)
5) 土井敏邦からの訴え
 
参加費:1000円
 
主催:「ガザ攻撃1周年追悼・報道規制を訴える集会」実行委員会
協力:非戦を選ぶ演劇人の会
http://hisen-engeki.com/

2010.01.23

西田敏行さんのメッセージ

***

「基本的には笑いをベースにしながら、『お上」に訴えたい隠れテーマも毎回入れる。この姿勢は間違ってなかったと思います」

「憲法九条は絶対に守るべきだと思います。いかに理屈をつけても、条文を変えれば、また現実を変えることになりますから」

西田敏行 『通販生活』2010春号

***

たまーに書店で買うカタログ雑誌『通販生活』の2010春号に、作家の落合恵子さんと俳優の西田敏行さんの対談が掲載されていた。

今回で終わりとなる映画「釣りバカ日誌」を切り口に対談は展開していく。

カタログ雑誌『通販生活』2010春号
http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/mokuji/index.html

商品カタログとしての内容はありつつ、社会派のレポートはほかにもあり、180円は安い。

2010.01.22

京都府知事選を前に、門ゆうすけさんを応援します

東京都政や国政について、厳しい立場をとっている私ですが、

4月11日投票で行われる京都府知事選挙を前に、

Monnigaoe





京都民主府政の会が擁立した門ゆうすけさんを応援します。

京都府知事選挙 予定候補 門ゆうすけホームページ
http://www.mon-yusuke.com/

京都民主府政の会
http://minshufusei.jp/

1月21日に、マニフェストが発表されました。

私が応援する理由は、医療・福祉の再生を第一に掲げていることです。自民党と公明党、民主党などの政策が違うはずの政党が一体になって支えてきた現職は支持できない上に、さらに現職の山田知事が「地方分権」を掲げて福祉・保育の基準切り下げを全国知事会のこの部門の責任者として国に対して求めていることなどです。

共産党が推薦しているからというのは主な理由ではありません。

門ゆうすけホームページをみると、「あなたの声にお答えします」など一方的でない対話型のスタイルにもなっています。

ネット上では、まだまだ組織や一人ひとりによって広がっていないようで、この広がりがひとつのバロメーターだと私はみていますが。

京都府民でなく、東京都民の私ができることは、このようにブログで発信することくらいですが。。。

一度大きく変えてみる。変えてみてダメならNOと言う。

大胆なチェンジをしてみたいと思います。

ホームページに、応援ブロガーリンクリストとかつくればいいのにと思うので、メールで意見を送ってみることにします。

門さん、私が何度か書いてきた「ん」の法則の対象でもあります、はい。

〔ブログ内関連記事〕 新たに書きました
京都府政の転換へ 特に保育施策の今後に影響する選挙にあたって私が伝えたいこと
(2010/3/16)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2010/03/post-d571.html

2010.01.21

子どもの食を取り上げた1982年、1999年のNHK特集が23日午前に再放送

今日の夕食は、またもや1人。。。

ああ、ああ。

さて、そんな私の子どもの頃に子どもの食を取り上げた特集と、その17年後を追った特集が、NHKアーカイブスとして、1月23日(土)の午前に放送されるとのこと。

比較的私のブログ読者に多いと思われる保育、福祉、教育などの関係者のみなさん、また当時子どもだった20代、30代のみなさん、必見でしょう。さあ、録画の準備を、ココロの準備を。

NHK総合テレビ 放送: 1月23日(土)午前10時05分~11時25分(80分)
NHKアーカイブスより(※はブログTamyレポート管理者が追記)
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/next/index.html

あなたは毎日、どんな食事を誰ととっていますか?
ライフスタイルの変化によって、伝統的な食卓風景が無くなったと言われて久しいが、
日本人の食生活は「孤食」「偏食」へ向かう一方である。
とりわけ深刻なのは子どもたち。共働き家庭の増加や夜遅くまでの塾通いに加え、好きなものを、いつでも、どこでも、手軽に食べることのできる生活環境・・・
子どもたちの食事は自ずと偏りがちで、心や体の健全な成長が懸念されているのである。
食生活の変化が問題視されるようになった1980年代からの番組と、いま盛んに行われている「食育」の取り組みを通して、子どもたちに必要な食事とはどんなものなのかを考える。

ゲスト:足立己幸さん(女子栄養大学名誉教授)/キャスター:桜井洋子アナウンサー&林家三平

■NHK特集「こどもたちの食卓 ~なぜひとりで食べるの~」1982年12月6日放送
http://www.nhk-ep.com/shop/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/00903VA
※NHK特集100選としてVHSビデオで販売もされました。
NHKは、女子栄養大学の足立己幸教授と協力し、2000人の子どもに「食卓の絵」を描いてもらう調査を行った。その結果、子どもだけで朝食をとっている家庭が39%、朝夕とも子どもだけというケースも10%に上ることが明らかになった。子どもだけで食事をとっている家庭の取材や、アメリカ、韓国との比較を通して、日本の食卓にどんな異変が起こっているのかを探る。

■NHKスペシャル「知っていますか 子どもたちの食卓」1999年7月2日放送
※書籍にもなりました
17年後、ふたたび「食卓の絵」を描いてもらう調査を行ったところ、1人で食事をとる「孤食」の傾向は加速していた。さらに「食事を誰と一緒に食べたいですか」という質問には、朝食で16%、夕食で8%が、「1人で食べたい」と回答。大きく様変わりする食卓への意識が、子どもたちの成長にどんな影響を与えているのかを見つめる。

ツイッターってどうっすか

私のまわりでブログを個人でやっている人は驚くほど少ない。

あまり積極的に私からブログをやっていることを伝えることはしていないけれど、ブログの話をすると、ちょっとネットに関心のある人から「ツイッターはやってるんですか?」と聞かれることが増えてきた。

やってないけれど。

マスコミでもツイッターを取り上げることが多くなったことの影響だと思う。

Diamond20100123

「週刊ダイヤモンド」http://dw.diamond.ne.jp/1月23日号(18日発売)のツイッターの大特集を読んで、少し興味がわき、1月20日の朝日新聞の「ニュースがわからん!」の「ツイッター、あちこちで使ってるね」でさらに関心が高まった。

でも、私の直接の知人でツイッターやっている人はゼロ。

口火をきるのも何か寂しく。

今すぐには手控えかな。

ツイッターって、どうっすか。

まず、つぶやいてみた。

2010.01.20

公設派遣村閉村、飛び交う批判に

「公設派遣村」が1月18日に閉村した。

「2万円を給付したら200人が逃げた」とは事実ではない。

もちろん、がんばらない、がんばれない人もいる。

保護や給付を受けずに、きついなかでがんばっている一人ひとりに余裕はなく、がんばれていない人に対する目は厳しくなっている。

そう指摘する私にもその傾向はある。

だからと言って、50畳か60畳のプレハブ施設の部屋に、35人で寝起きしろということがあっていいのか。

6人か7人部屋の刑務所生活よりも厳しい状況で。

最低限度の生活が保障されていないなかで、「がんばれがんばれ」と求めるのは酷ではないか。

また、がんばらない人だとして、路上に放り出したり、持病をそのままにしていいのか。

私もモラルやルールを守らないことは批判されるべきだと思う。

しかし、その批判ばかりをしていると、本当に必要な支援がされなくなったり、切実な権利の抑制にもつながったりも。

レッテルをきらって、自分が支援の対象になるのかあえて調べない人や申請しない人も少なくないはずだ。

◇公設派遣村:都の派遣村閉所 登録562人、うち419人に生活保護など
(2010/1/18毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2010/01/18/20100118dde041040004000c.html

 失業者の年末年始を支援する国と東京都の公設派遣村が18日閉所した。生活保護を受給してアパートなどに入居した利用者らを除く264人が、都の日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)から送迎バスに乗り込み、それぞれの行き先に向かった。

 公設派遣村は昨年12月28日に渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開所。今月5日からなぎさ寮で支援が継続された。都によると、17日までに登録者562人のうち419人に対し、生活保護や住宅手当など区市の支援が決定。ほかにハローワークの就職安定資金融資を受けた人が1人、就職による自主退寮が15人、帰郷や理由不明の自主退寮が13人、寮内での飲酒による強制退寮が2人、死亡が1人。111人が所在不明になっている。18日までなぎさ寮に残った利用者はバスで近くの駅まで送られ、入居するアパートや住居が決まるまでの一時滞在場所として区市が準備したカプセルホテルへ向かった。

 「今日から自分の部屋で安心して眠れる」。マンガ喫茶から日雇いの仕事に通う生活を続けてきた男性(30)は、江東区で生活保護を受けることが決まり「早く仕事を見つけたい」と話した。別の男性(54)は「困った人が来年も支援を受けられるよう、恩返しのつもりで頑張る」。住居が定まり介護関係の就職を決めた男性(54)は「何割かは自立を果たしている。こういう事業は重要だ」と話した。

 昨年の派遣村村長で今回は内閣府参与として事業にかかわった湯浅誠さんは「労働行政を担う国と福祉行政を担う自治体の関係など問題点もあった。低家賃住宅の確保と通年の支援体制の強化が課題だ」と話した。【市川明代、東海林智】

内閣府参与で、1年前の年越し派遣村村長をつとめた湯浅誠氏が都政新報1月15日付で、いわゆるマスコミバッシングに警鐘を鳴らしている。それに対して産経新聞はwebで反論を掲載したが。。。

その湯浅氏の投稿も引用した下記レポートを興味深く読んだ。

雨宮処凛がゆく!第131回 マガジン9条
公設派遣村、「閉村」。の巻(2010/1/20)
http://www.magazine9.jp/karin/100120/

世論は分断されてきている。

誤った雇用政策の切り替え、貧困対策の改善にむけて、課題はさまざまにある。

試行錯誤でやっていくしかない。

大切なことは、むやみにレッテルをはらないことだと私は思うのだけれど。

2010.01.19

出会えない出会い系に140万人

年明けから毎日書き続けてきたのに、昨日は大きなイベントのあと、打ち上げで随分長い時間飲みに行ったので。残念!

さて、先日、スポーツ新聞でも、実はサクラをつかい出会えないしくみの出会い系サイトについての被害が報じられた。

なんと、このサクラ出会い系サイトへの登録は延べ140万人だったという。

この話を、飲んだ帰りに私より年下の男性保育士にすると、

「実は、出会い系、登録したことあるんですよ」「それといっしょで、連絡とろうとするとポイントが必要で、コンビニの機械でお金でポイント買ったんですよ」「でも、またさらにポイントが必要になるってわかって」

という話が返ってきて。

どうやら、身近な知人もだまされていたようで。

***
◇出会い系「サクラ」詐欺:12万種類、実在しない女性 有料サイトに巧妙誘導
(2010/1/16毎日新聞 宮城版)
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20100116ddlk04040051000c.html
 出会い系サイトでアルバイトを「サクラ」役にして会員から利用料をだまし取っていたとされる事件で、逮捕された詐欺グループは二つの有料サイトで延べ約12万種類の実在しない女性になりすましていたことが県警などの調べで分かった。「出会えない出会い系サイト」運営で、だまし取った金額は総額約20億円。ミクシィなどコミュニティーサイト(SNS)の会員にメールを送り、運営する有料サイトに巧妙な手口で誘導していたという。会員数は男女約140万人で、東北地方では9人の被害者が確認された。県消費生活センターは「誰でもだまされる可能性があるので登録には注意してほしい」と呼び掛けている。【須藤唯哉】

 県警生活環境課と警視庁の合同捜査本部が13日、詐欺容疑で逮捕したのは出会い系サイト運営会社役員、星憲之容疑者(33)ら男女11人の詐欺グループ。05年7月に有料出会い系サイトの運営を始めた。星容疑者はグループ内で「会長」と呼ばれリーダー格とされるが、容疑について「身に覚えはない」と否認しているという。

 県警によると、有料サイトに誘う手口は巧妙だ。

 「大学生活を満喫してます。あまり自信はないけど写真も送ります。お返事くれるのを待ってます」

 ある日、「良々歌(ららか)」と名乗る19歳の女子大生から会員になっているSNS内に突然メールが届く。本当のメールの送り主は、星容疑者らのサイト運営会社に勤務する男性アルバイト。約80人のアルバイトが24時間体制で有料サイトなどでメールのやり取りをしていた。女子大生の他に裕福な独身女性など延べ12万種類の実在しない女性になりすましていたという。

 架空の女性がSNSのメールで数回やり取りすると利用者に「もっと2人で話せるサイトがある」などとグループが偽装したチャットサイトやバーチャルサイトに誘い込む。利用者に携帯電話のメールアドレスなどを入力させ、有料サイトに会員登録させて利用料を振り込ませていたとされる。出会い系サイトはポイント制で1ポイント=10円に換算。受信メールの閲覧380円▽メール送信は480円▽画像閲覧は500円--などと加算されるシステムで多額の収益を上げていたとされる。

 最大で1人当たり282万円をだまし取られた被害が確認されているという。被害者の多くは男性で、県内では色麻町と柴田町で計2人の被害を確認した。県警などはサイト開設からの約4年間で約20億円の売り上げがあったとみている。二つの有料サイトには全国で延べ140万人の登録があり、県警などは被害実態の解明を急ぐ。組織犯罪処罰法違反などの容疑も視野に入れて、捜査を進める方針だ。

 ◇「個人情報の扱いに注意を」--県消費生活センター
 県生活消費センターには、出会い系サイトが舞台となった被害相談件数が増加傾向にある。出会い系サイトとアダルト情報サイトに関する相談件数は昨年4~10月で403件。請求された高額利用料を支払った人や「待ち合わせ場所で会えなかった」などの相談が寄せられ、出会い系サイトが詐欺など犯罪の温床になっている実態が浮かび上がっている。

 センターによると、インターネットの無料出会い系サイト検索をきっかけに被害に遭うことが多いという。無料のメールマガジンや占いに登録したつもりが、気が付かないうちに出会い系サイトに同時登録していたというケースもあり、利用規約を表示せずに登録させる悪質なケースも確認されている。

 また、携帯電話やインターネット利用が身近になったことから、女性や年配の男性からの相談も少なくない。同センターは「老若男女に関係なく被害に遭う機会がある。個人情報の扱いには注意してほしい」と話している。
***

2010.01.17

限りなき義理の愛大作戦

バレンタインデーまであと4週間。

イラクの子どもたちの医療支援に充てようと、今年もJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)によってチョコ募金「限りなき義理の愛大作戦」がよびかけられている。

イラクの子どもたちが描いたカードつきのチョコレートを買って、知らせ、支援にと。

昨年は7万個の在庫がなくなり、今年は10万個が用意されているという。

◇JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)のチョコ募金予告
http://www.jim-net.net/notice/09/10campaign_yokoku01.html

◇チョコ募金「限りなき義理の愛大作戦」2010 Q&A
http://www.jim-net.net/notice/09/10campaign_what01.html

お知らせでした。

2010.01.16

しあわせ運べるように

15年前、私は上京してまだ1年もたたないなか、迷い、惑い、働く学生でした。

明日1月17日で、阪神淡路大震災から15年を迎えます。

外せない仕事がなければ、川嶋あいさん出演の神戸のイベントに行くのですが。。。

毎年神戸のために歌うという彼女の姿をぜひ観たかったのですが。

残念。

神戸の復興歌「しあわせ運べるように」についてはこのブログで何度か書いてきています。

ぜひ下記動画でも。

しあわせ運べるように - Cooley High Harmony
http://www.youtube.com/watch?v=BNRR7FI1OjE

川嶋あい「しあわせ運べるように」
http://www.youtube.com/watch?v=1yC4oz1EtRI&NR=1

2010.01.15

小中学校の国のクラス編成基準は改正し、少人数になる

小中学校のクラス編成の国の基準が30年ぶりに改正される方針が固まったそうです。

1学級の人数が減り、教職員の数も増えることになります。

一方で、保育所の面積基準は、2010年度から都市部に限って自治体の判断で緩和(切り下げて詰め込みOK)する動きがかためられ、さらに2011年度からは子どもあたりの職員数なども同様に自治体の判断で減らしていいとするように圧力がかかってきています。質が下がることはないと総務省なんかは言ってますが。

地方分権だから国の基準は廃止したいという原口総務大臣、保育園の国の面積基準の緩和は住みよくなる社会実験だという鳩山総理。

学校の基準はなぜ国として維持し、そして引き上げまでするのでしょうか。

民主党を応援している教職員組合が強いから?

小中学校は当面ビジネスになりにくく、保育はビジネス参入を促すための自由度を広げていきたいから?

いまは小中学校の授業で新聞を活用して、調べたり、学んだりすることがあるそうですが、ぜひ子ども記者のみなさん、調べてもらえませんか?そして、発表しあってほしいです。

なぜ学校のクラスの人数は減らす方針なのに、保育所では先生1人が担当する子どもの数が増えていいという動きなのかを。

小中学生の指導は細やかなものをめざす一方で、乳幼児はおおざっぱでやっていくということなのかを。

鳩山さんや小沢さん、そしてたぶん時間のあいている民主党の新人議員などを取材して。

***
◇「40人学級」さらに少人数に 文科省、基準見直しへ(2010/1/14朝日新聞夕刊)
http://www.asahi.com/national/update/0114/TKY201001140224.html

 文部科学省の政務三役は、公立小中学校の1学級あたりの標準的な児童生徒数を「40人」と定めた国の基準について、人数を減らす方針を決めた。少人数学級でより細かい指導を行う環境を整えるためで、早ければ来年の通常国会で学級編成の基準を定めた法律を改正し、2011年度から数年かけて完全実施することを想定している。国の基準の見直しは、1980年度に45人から40人に減って以来で、約30年ぶり。

 国の基準は、必ず守らなければならない性格のものではなく、国の基準人数を下回る学級を各都道府県が独自に編成できる。文科省のまとめでは、例えば小学校3~6年生では35人以下の学級編成をしているのは10県ほどあり、仮に国の基準の見直しの結果が「35人」であれば、それ以外の都道府県の学級編成に影響を与えることになる。(青池学)

毎日新聞のサイトも報じてます。

◇文科省:小中学校の40人学級見直しへ 30年ぶり(2010/1/15毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/today/news/20100115k0000m040083000c.html

 文部科学省は14日、1学級40人としている公立小中学校の学級編成基準の見直しに向けた準備作業に着手したことを明らかにした。早ければ11年の通常国会に関連法案を提出し、数年かけて新基準に基づく学級編成の完全実施を目指す。見直しは80年以来約30年ぶり。

 適正な学級規模などについて、全国の教育団体や有識者らから意見聴取する場を来月以降設け、インターネットなどで国民からも意見を募集する。少人数化には教員増に伴う予算措置も必要になるため、11年度予算の概算要求時期となる8月末までに一定の結論を出すことにしている。

 1958年制定の「義務教育標準法」で1学級当たり50人が「標準」とされた後、64年に45人、80年には40人と段階的に引き下げられた。01年度からは都道府県教育委員会の裁量で弾力的な学級編成が可能になり、東京都以外の道府県は何らかの形で40人以下学級を編成しているが、大半は小学校低学年など一部にとどまっている。

 民主党は政権交代前から「少人数学級の実現」を掲げており、鈴木寛副文科相は同日の会見で「教育現場は複雑な問題を抱えており、きめ細かな少人数指導の必要性を再三強調してきた。概算要求までに一定の結論を得たい」と述べた。【井上俊樹】

2010.01.14

社会連帯の要になるべき存在に 今こそつながろう

2010年を本当の変化の始まりとしたい私は、この年末年始、多くの新聞報道にふれた。

そろそろ通常モードにしていくけれど。

労働現場を取材し、働く尊厳を問いかけ続けている新聞記者。

昨年一度、「命を削る貧困の労働現場から」と題した講演を聞かせていただいた。

1月13日の毎日新聞「記者の目」を特に興味深く読み、考えさせられた。

社会的排除を許さない、その連帯を私もできる限り広げたいと決意した。

***
◇記者の目:労組は社会連帯の要たれ=東海林智
(2010/1/13毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20100113k0000m070137000c.html
 「人と接しないことで、自分は自分を守ってきた。でも、労働組合に入ってみて、それが正解でないことがこの1年間で分かりました」

 昨年、労働組合の組織率が34年ぶりに上昇に転じた。厚生労働省がその調査結果を公表してから間もない12月、東京都内で若者が企画した働くことを話し合うイベントで、一昨年末に契約途中で雇い止めに遭って失職した元派遣労働者の男性(37)は、1年間を振り返り、少し上気した顔でそう言った。今回の労組の組織率反転は、非正規雇用労働者の組織化が進んだことが要因の一つだ。「正社員クラブ」と皮肉られ、メンバーのことだけを考えてきた労組が変わりつつある証しでもある。労組は彼が感じたような、小さな思いの積み重ねを大事にし、社会的なきずなを強める役割を果たしてほしい。

 彼が4年間働いた自動車工場を雇い止めにされたことは、住んでいた寮を追い出されることも同時に意味した。行き詰まり、インターネットで探した個人加盟の労働組合に初めて助けを求めた。彼にとっては大きな決断だった。派遣で働いている時、仕事も覚え、正社員と同じかそれ以上の働きをした自負はある。しかし、職場の朝礼で製造過程の改善などを提案すると、「派遣なんだから控えめにしなよ」と言われた。景気の悪化で社員のボーナスが減額された時は、「派遣さんよりはましだから」と心ないことを言われた。男性は「まるで身分制度です。誰ともかかわらないことが自分を守ることだと思い込んでいた」と話した。

 労組がメンバーのことだけしか考えていないころ、働く環境はグローバル化や市場原理主義の波に洗われた。利益、効率最優先の旗の下、労働者派遣の原則自由化など働き方の規制緩和が進められた。労組はそれらの政策に反対の声を上げた。しかし、組織率が低下する中でその声は軽んじられ、雇用環境の劣化に労働者側から歯止めをかける社会的規制の力は弱まった。その結果、労働者の3人に1人が非正規となり、正社員も過労死・過労自殺が過去最悪レベルで推移するような長時間過重労働の常態化、残業代不払いの名ばかり管理職の拡大などを許した。

 非正規で働く労働者たちは、正社員より低い賃金で不安定な雇用に置かれ、多かれ少なかれ、彼のような孤立感を感じているはずだ。実際、「正社員労組は助けてくれなかった」、「非正規は排除されている」などの言葉をよく聞いた。若年者やシングルマザーからは生活できない低賃金を嘆く声もよく聞く。非正規を中心に貧困状態が広がっていることを実感した。

 そんな中、07年に連合が非正規や中小零細の労働者への取り組みを最優先とする運動方針を決めたことが、一つの転機となった。労組を必要とする人々を仲間に迎えなくては存在意義を問われるとの危機感が、すべての働く者の労働組合という本来の姿に立ち戻らせた。全労連や全労協も相次いで非正規への取り組みに力を注ぐ方針を打ち出し、労働界の流れができた。以降の地道な積み重ねが組織率上昇の下地を作ったといえる。

 「労組は旧態依然だ」と批判の声もある。もちろん、すべての労組や産別の意識が変わったわけではないし、いまだに非正規に無関心な組織もある。しかし、昨年の派遣村の運営や、今年公設派遣村をサポートした「ワンストップの会」は、労組を中心にNPO(非営利組織)や市民団体、弁護士など専門家が集まり運営された。メンバーシップを超えて、生活に困窮する労働者、市民の社会的連帯としての役割を果たそうとしたものだ。また、連合は10年の春闘方針で、非正規など組合員でない労働者も含めたすべての労働者の春闘にする方針を決めている。すぐに大きな成果は出せないかもしれない。だが、これまで目を背けてきた人々へ手を広げ始めたことは確かだ。

 元派遣労働者の彼を迎えた労組は、寮に住み続けることを会社に認めさせ、派遣先での直接雇用を求める裁判(東京地裁で係争中)も支援した。彼は話を聞いてくれて、行動を共にする仲間を得た。無口だった彼は、言葉を取り戻したように多弁になった。連日、ワンストップの会の行動に参加し、1年前の自分のような仲間を励ました。彼は「働き方は変えられないって思っていたけれど、そうじゃない。多くの人とつながることで変えられると思える」と話す。

 過去最悪レベルの失業率など、厳しい状況は今年も続くと見られる。労組は、長期の失業や貧困の中で社会的排除に遭っている人々と手を結び、効率優先の中でずたずたにされた働く者同士、あるいは市民とのつながりを再構築してほしい。そこに困難を乗り越える手段があると思うからだ。

 (東京社会部)
***

2010.01.13

ココログニュースで取り上げられました

私のブログ・Tamyレポート、初めてココログニュースで紹介されました。

先日書いた、110番の記事について。

“ゴキブリで110番”の背景 ココログニュース:@nifty(2010/1/12)
http://news.cocolog-nifty.com/cs/article/detail/blog-2010010121549/1.htm

このココログニュースに寄せられているコメントはとても厳しい内容が多いようですが。

2010.01.12

屋根があればいいのか 生存権を問う

東京も冷え込んできた。

雨露や風をしのげるところがあればいい。

屋根のあるところで寝られるだけいい。

住まいを提供しているのに、ぜいたく言うな。

そんな切実な声と攻撃的な声が交錯して、事態はよりよい方向に向かっているだろうか。

「公設派遣村」では、年明けまで個室型の代々木オリンピックセンターの宿泊施設が提供され、4日はカプセルホテル、5日からは大田区内の施設が寝床となった。

屋根さえあればいいというけれど、4年前にはこの大田区内の施設で天井が落下して3人が負傷する事故が起こっている。その後安全は確認されたのだろうけれど。

***
山谷対策越冬施設での天井落下事故について
平成18年1月9日
東京都福祉保健局

 平成18年1月9日、山谷対策越年越冬対策の宿泊援護施設としてリース契約により開設している「なぎさ寮」において、一室の天井が落下する事故が発生しました。都では建物の安全性が確認できるまで利用者全員を他の施設に移しました。

1 施設名等
 施設名 なぎさ寮
 所在地 大田区城南島二丁目25番(地番)
 構造 プレハブ2階建 全7棟24居室 (リース建物)
 利用者 141名(事故当時)
 設置期間 平成17年12月26日(月)~平成18年3月15日(水)

2 事故の概要
 平成18年1月9日(月)午前6時頃、一室の天井(約122平方メートル)が落下した。部屋には25名の利用者が入室しており、落下に気づき退避したが、3名が軽傷を負った。

3 都の対応
 本日、利用者の安全確保を図るため、建物の安全性が確認できるまで、利用者全員を他の施設に移しました。
 なお、現在、事故原因について関係機関と連携して調査中であり、施設への立ち入りはできません。

***

とは言っても、3食と寝床は確保されているんだからゼイタクだという声もあるだろう。

日雇い労働者を支援する団体のブログに、時期は違うがこの施設の内部の様子(写真)が掲載されている。

下記ブログ記事のリンク先の右上が、その大部屋。

いまはこの50畳から60畳に、約30人が寝泊りしているのだ。

盗難の危険性(実際に盗難も起きた)もあるなかで、荷物を布団近くにおけば、余分なスペースはなくなる。

ヒジも横に伸ばせず、歯ぎしりやイビキが響きわたるのではないか。

また、この施設には公衆電話1台しかないともいわれている。

今日のひとこと-担当者の日誌 (財)城北労働・福祉センター
なぎさ寮(2008/5/9)
http://johoku.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_1129.html

プライバシーもなく、1人あたりの面積も極めて狭い施設は、

健康で文化的な最低限度の生活をおくり、やり直しをはかる環境として、私は非常に不十分だと思う。

2010.01.11

物足りなさを感じる会話・聞き方

大人世代とどう話していいかわからない。

人と会話をしても、聞き方がわからない。

いまの20代、特に20代前半はその傾向が強いのではないだろうか。

当然だと思う。

私の世代(30代半ば)までは、学生の頃、友人と連絡をとる場合は、

その自宅に電話をかけた。

友人のお母さんやお姉さん、場合によってはお父さんが出たりして、取り次いでもらったり、伝言を頼んだり。

以前に遊んだお礼を言われたり。

友人が帰るまではその自宅で待たせたもらったり。

学校で評判だったりすると、「Tamyくんは○○なんだって?」なんて言われたりも。

私より10歳も下であれば、友人の自宅に電話することなんてなくなっているはず。

直接本人の携帯にメールや電話をいれる。

家族が出るなんてわずらわしさはなくなった。

友人の自宅で待つなんてこともなくなったのではないだろうか。

携帯でおちあえばいいわけだから。

一方で、その家族は子どもが誰と会っているのか、遊んでいるのか、わからなくなった。

子どもたちは大人とのつきあい方を学べなくなった。

そして、もうひとつ。

何か知りたいことがあっても、聞くことがなくなってきた。

知りたいことがあれば、親や先生に聞く。

図書館に行って、職員に聞く。

なんてことは大きく減ったはず。

何でもインターネットで片づけようとして、知るという点ではかなりの部分が片づくようになった。

しかし、双方向でなく、さらに、話は広がらない。

知りたいことをクリックしていけば、そのレールから外れにくいわけだから。

インターネットでは「そんなことも知らなかったのか」といわれるリスクもなければ、

「よく知ってるね」なんてほめられることもない。

すべてがそうだとは思わないけれど、

最近、ものを買おうと店に寄っても、知りたいことがあって聞こうとしても、若い店員とかみ合わないことが増えているように感じる。

仕事上でも、積極的に若い世代から聞かれることも少ないように思う。

会話・聞き方。

なんとか頑張っているんだとは思う。

でも、なにか、物足りない。

2010.01.10

110番に「ゴキブリ退治して」 要望相談の増加がうつすもの

昨年(11月まで)の110番の通報件数が825万件にのぼり、前年よりも増え、中でも緊急性のない要望相談の増加に特徴があるという。

モラルの低下などととらえがちだが、頼れる家族の存在やご近所の力・つながりの薄まりの反映だととらえるべきではないかと思う。

「ゴキブリ退治して」「湿布を買ってきて」の通報のなかにはモラルの低下によるものも含まれているかもしれない。

ただ、「ゴキブリ」「湿布」であっても、なかには本人にとっては誰にも頼れずに緊急を要するものもあるに違いない。

頼れない社会。地域ボランティアのような力が求められているのでは。

短絡的でなく、背景に目を向けることも大事だと思う。

それにしても、携帯で通報しながら犯人を追跡したり、痴漢や連れ去りなどに携帯が事件解決の鍵として活用されたりという報道を知ってはいたけれど、通報のうちの64%が携帯からという状況に驚かされる。

携帯が身を守るツールとしてつかわれているということ。この点は携帯のメリット。

事件やトラブルに巻き込まれやすい私。

あとといは、駅前でちいさなトラブルを目撃して、近くの交番へ。

***
「ゴキブリ退治して」増える要望相談110番
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100110-OYT1T00141.htm
 昨年1~11月に全国の警察本部が受理した110番通報は前年同期より10万9235件増の825万4327件だったことが警察庁のまとめでわかった。

 内容別で最も増加したのは「要望苦情相談」で、「足が痛いので湿布を買ってきてほしい」など緊急とはほど遠い通報も多く含まれていた。同庁は「事件や事故の出動に影響しかねない」として、緊急でない場合は相談専用電話「#9110」を利用するよう呼びかけている。

 「要望苦情相談」は前年より7万6992件増加の96万8413件で、全体の11・7%を占めた。いずれも緊急性はなく、東京都内では「ゴキブリが出たので退治してほしい」「6歳の子どもが家で暴れ、困っている」などのほか、高齢者が「雨戸を開けてほしい」と求めたケースまであったという。

 通報内容別で最多だったのは「交通関係」の240万1018件。携帯電話の普及によって、通報のうち携帯電話などの移動電話からの通報は13万2140件増の529万7935件に上り、全体に占める割合は過去最高の64・2%だった。

(2010年1月10日05時04分  読売新聞)
***

2010.01.09

課題はあるが、石原都知事に「甘え」など言う資格はない

1月4日までの代々木オリンピックセンターの宿泊施設からカプセルホテルで一泊後、大田区内の施設に移って、6日に2週間分の交通費として2万円を支給。

577人のなかの約200人が外出して戻らず、ネット上でも「税金ドロボー」などの批判もあがっている。

私の主張は過保護だと言われるかもしれないが、やはりだからと言って全体が怠け者だというレッテルをはることには違和感を持つ。

生活保護支給が役所でされることはあっても、あの施設のなかで2万円以上は出ないことを知り、退去していったということだろう。

代々木オリンピックセンターの個室型ではなく、

18日までの施設は、「個室が大半を占めていたオリンピックセンターと異なり、60畳ほどの大部屋で約30人が共同で寝泊まりする」(2010/1/6産経新聞)ところで、飲酒は禁止、消灯・就寝は午後10時のようだ。公衆電話が1台あるだけという。

6畳に3人が共同生活をしている計算になる。

さらに禁欲的な生活を強いられれば、刑務所同然ともいえる。

そのことの理解があまりされていないように思う。

都民の税金を新銀行に投資して大赤字を出し、オリンピック招致にも失敗し多額の費用を支出、そして1回数千万円単位の豪華海外視察、四男の絵画購入などの公私混同を「甘え」で極めてきた石原都知事に「甘えた話」とは言われたくない。

ついこの間まで山谷に行けば、1泊200円か300円で泊まれる宿があるという認識だった人に。

さて、貧困対策は国として自治体として本格的に始まりつつある試行錯誤の段階にある。

2万円の一括支給がよかったのかどうかなど課題はたくさんある。

就労にあたっては入所者の健康問題も大きいはず。

失敗も重ねつつ、現場の実践から教訓を学びあう姿勢を考えあいたい。

◇石原知事:派遣村「あの程度の行事」 入所者「甘えた話」(2010/1/8毎日.jp)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100109k0000m040034000c.html


 国と東京都が開設した「公設派遣村」で多数の入所者の所在が分からなくなっている問題を巡り、石原慎太郎知事は8日、「こっちは国に頼まれてやったこと。国の役人が現場へ来て手伝ったらいい」と述べ、国の責任を強調した。鳩山由紀夫首相や閣僚が派遣村を視察したことについては「あの程度の行事に総理大臣が出かけて行くべきじゃない」と批判。「私は行きません」と断言した。

 公設派遣村は国が費用を負担し、実施場所の確保や運営は国の要請を受けた都が受け持っている。石原知事は「本当は現場を構成するはずの国が何もしないでおいて、総理大臣が(視察して)『お気の毒ですね、大変ですね』っていうことで済むのかね」と述べた。

 公設派遣村は5日から、日雇い労働者向け宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)に拠点を移し、2週間の期限で入所者の支援を続けているが、石原知事は「期限は延長しない」と明言。入所者については「仕事をあっせんしたら『それは嫌だ』と言い、とにかく生活保護をもらえれば結構だという人もずいぶんいる。甘えた話だと思います」と語った。【市川明代】

2010.01.08

保育の規制改革が事業仕分け的作業ですすめられていく

数日前に書いたように、やっぱりそうだった。

昨年の秋口にやられた行政刷新会議の事業仕分け。

今年は前半に事業仕分け的な作業をすすめるという。

その大きなテーマに保育制度のあり方が入ったようだということはすでに書いたが、

行政刷新会議の分科会に規制改革分科会なるものが設置され、なんと前政権下の規制改革会議のトップらがこれに入り、保育制度の見直しなどを集中論議するようだ。

政権交代とは何なのか。

***
◇東京新聞:行政刷新会議に規制改革分科会 仙谷担当相:政治(TOKYO Web)
2010年1月8日 13時19分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010010801000377.html

 仙谷由人行政刷新担当相は8日の政務三役会議で、行政刷新会議に規制改革に関する分科会を設置する方針を決めた。12日に行政刷新会議を開き正式決定する。内容によっては「事業仕分け」の手法も活用する考えだ。

 現在の規制改革会議の草刈隆郎議長(日本郵船相談役)ら主要メンバーも参加。規制改革会議は3月までに廃止される。

 規制改革では、幼稚園と保育所の機能を一つにする「幼保一元化」などを扱う。

(共同)
***

この動き以外も並行して半年以内で一定の結論が出されるはず。

市場化・構造改革路線で突き進もうとするこの動きに、草の根式のスタイルだけでなく、ブロガーやmixiユーザーなどもいっしょにアクションを起こしていこうとよびかけていきたい。

***
◇仙谷行政刷新会議担当大臣記者会見(2010/1/5)より
http://www.cao.go.jp/kaiken/0909sengoku/2010/0105kaiken.html

(問)昨日、総理が年頭の会見で、今後の事業仕分けの課題に規制改革とか制度の問題も取り上げてほしいというお話をされていました。これまでも大臣はおっしゃられていますが、具体的にどういったテーマ、規制改革の中でどういうテーマ、制度の中でどういうテーマを扱うべきだというお考えかお願いします。

(答)ここは相当絞ってやったほうがいいんではないかというふうに考えておりますが、規制改革といい、独立行政法人といい、裏表の場合もありますよね。純然たる規制改革の問題としては、先般の成長戦略のときもそうですし、新しい経済対策でも書かれていて、保育、それから職業再訓練、再教育、この辺は規制の問題であり、あるいは官民のせめぎ合いの場所であり、かつまた独法の業務執行の効率性・効果性という点からも議論をしていくところで、多分これは事業仕分け的手法によって、つまり国民に広く御意見を聞きながら進めていく問題ということだと思いますので、今、申し上げたような2つは当然のことながらテーマになって、さらにその延長線上には、新しい制度づくりというか、システムづくりということをにらんでというか、そういう構想を議論しながらやっていく必要があるだろうというふうに思っています。
 今年もよろしくお願いいたします、どうも。
***

公設派遣村・それぞれの物語 働き自立したい! 僕ら、どう見える?

なかには、十数年も路上で生活し、長くホームレスだった人もいるでしょう。

なかには、一時的な支援金をうけとり、コンビニでコップ酒や発泡酒を買った人もいたでしょう。

なかには、スポーツ新聞を買った人もいたでしょう。

でも、がんばっている人と、まだがんばれない人の線引きはどこまでできますか。

さまざまな事情によってホームレス生活を余儀なくされた人。

30人での雑魚寝生活が2週間もつづくと聞き、館内が飲酒禁止だからコップ酒を外で飲もうとした人。

30人雑魚寝の共同生活がきつくてネットカフェに泊まった人。逃げ出した人も。

求人情報もみようと、スポーツ紙を手にした人。

確かに、税金が目的外に利用されるかもしれません。

でも、所持金が少ない中で、厳格に禁欲的な生活をしろ、30人の雑魚寝をしろと世論が迫るのは疑問です。

「公設派遣村」の延長を「ごね得許した派遣村の品格」とした批判(2010/1/5産経新聞)や「ただカネをばらまくのは、怠け者を増やすだけだ」(2010/1/6産経抄)という主張も一部マスコミやネット上では発信されています。

レッテルばかりで実際の背景が見えてこないなか、毎日新聞が踏み込んだ記事を掲載しています。

19歳の少年や60代の女性など、6人の「村民」の生活と背景が見えてきます。

ぜひ。

特集ワイド:公設派遣村・それぞれの物語 働き自立したい! 僕ら、どう見える?
(2010/1/5毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100105dde012040004000c.html

2010.01.07

有名スポーツ選手が民主党から出馬か

参議院選挙の投票日が7月11日になるだろうという見方が出ている。

あと半年。

昨年の夏に衆議院の解散総選挙が行われ、その任期は4年。

参議院は3年ごとに半分がかわり、任期6年。

わかりにくいけれど、衆議院の多数が政権与党にいるいま、今度の参議院選挙以降の3年間は国政選挙は(解散がないかぎり)行われないことになる。

ここにきて、自民党のベテランの衆議院選挙落選組が参議院への転身をねらう動きをみせている。

一方、民主党は今度の参議院選挙の目玉候補としてすでに、新党日本の副代表でジャーナリストの有田芳生氏、女優の岡崎友紀氏、格闘家の前田日明氏らの擁立を発表した。

私の世代でいうと、岡崎ってだれ?という感じなのだけれど。

さらに、年明け1月1日の読売新聞によれば、

***

◇民主、単独過半数へ積極擁立…決戦・参院選(2010/1/1読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100101-OYT1T00550.htm

無党派層の掘り起こしを狙い、女優の岡崎友紀氏、元プロレスラーの前田日明(あきら)氏ら著名人の公認を内定。さらに、ソウル、バルセロナ両五輪メダリストの池谷幸雄氏、シドニー五輪メダリストの中村真衣氏らの擁立も浮上している。
***

という。

報じているのが夕刊紙や週刊誌ではないことに真実味が若干ある。

自民党の目玉候補だった大仁田厚氏は国政から去り、今度は長崎県知事選をねらうそうで、同じくスキーの金メダリスト荻原健司氏は6年前に当選したが、今回の改選選挙には出馬しないという。

池谷氏や中村氏のスポーツ政策がもししっかりしたもので、それが民主党の政策とあっていたとしても、他の政策である程度一致ができるのか。

長続きした目玉候補が少ないだけに、有権者、特に若者世代への人気取りだけではいけない。

2010.01.06

保育制度が事業仕分け方式の対象へ

今年前期にも、あの事業仕分け方式で2011年度予算要求案の策定にむけて、事業の整理が流れとしてつくられていくといわれている。

早速、仙谷行政刷新担当大臣は1月5日の記者会見で、保育制度改革をそのターゲットのひとつにあげたようだ。

「一般利用は?」「稼働率は?」

あのスタイルで。

さらに「あと何人入れられますか?」「それによっての財政効果は?」などとまでつめるのか。

子どもの立場は誰が代弁するのか。

福祉施設の基準も連動するだろうし、そもそも仕分け人には民営化・低コスト論主義の経済界や自治体首長らが入ってくるのではないか。

いま、保育制度をめぐって大きな岐路を迎えている。

誤った政治主導ではない、現場主導での新たな発信・運動が求められているようにも思う。

◇保育の在り方など議論=仙谷担当相(2010/1/5時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010010500393
 仙谷由人行政刷新担当相は5日の記者会見で、行政刷新会議で議論する制度改革の具体的なテーマについて、「保育、それから職業再訓練は事業仕分け的手法によって、国民に広く意見を聞きながら進めていく問題だ」と述べた。保育所の設置基準や幼稚園と保育所の一元化、職業訓練の在り方などを対象にする意向を示した発言とみられる。(2010/01/05-13:03)

2010.01.05

福島大臣、欧州へ

年明け3日、福島少子化担当大臣がパリに到着したそうだ。

少子化問題などの視察が目的という。

5日にはベルギー入りし、6日に帰国する予定とのこと。

保育所の面積基準の一層の切り下げ容認方針をかため、さらに職員配置の基準などまで手をつけようとしているいまの政権との落差があるのかないのか。また、現金給付偏重の施策でいいのかどうか、しっかり視察してきてほしい。

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2010.01.04

自民党、民主党が税金旅行復活!都議会での話

1人100万円から200万円の集団旅行とは・・・。

海外視察の是非もあるけれど、仮に必要があったとして、

それこそ競争入札や渡航チケットの購入方法の工夫で額を下げさせるなどをすべきでしょう。

3年間渡航歴のない議員には支度料も出るそうで、パスポートの手続きやスーツケースなどの購入を想定しているとか。

それならば、パスポートとスーツケースにしぼった領収書と引き換えの実費払いでいいじゃないですか。

都議会の民主党はこれまで教育施策にあまり熱心とお見受けしませんでしたが。。。

ちなみに昨年7月に行われた都議会議員選挙で第一党になった都議会民主党は、舵取り役・幹事長に大沢昇都議が就任。

大沢都議は、2006年の海外視察団の団長で、報告書に他人の論文を勝手に転載していたことが発覚。盗作を結果として認めた形となり、謝罪したばかりです。

都議会 海外視察を再開 2年ぶり 民主、自民の11人
2010年1月3日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010010302000094.html

 報告書に論文の「丸写し」が発覚した東京都議会の海外視察が一月末から、二年ぶりに実施される。民主、自民両党が北欧やアジアなどに行く。ビジネスクラスを使い一人百万~二百万円かかるとみられ、若手都議から「有権者の理解が得られないのでは」との声が出ている。

 視察は民主六、自民五の計十一人。過去三年間に海外渡航歴のない九議員には本年度で廃止される五万三千九百円の「支度料」も支払われる。

 民主は馬場裕子都議(63)=品川区=を団長に一月三十一日から十日間、ロンドン、ヘルシンキなどを訪問。主な目的は教育行政調査で、経済協力開発機構の学習到達度調査で上位のフィンランドを中心に小学校の授業などを見学する。

 自民は中屋文孝都議(44)=文京区=を団長に二月三日から七日間、シンガポールのハブ港湾やシドニーの物流を調査する。

 都議会では二〇〇八年、民主のブラジル視察と自民のニューヨーク視察の報告書の一部が学会誌や専門家の論文の丸写しだったことが発覚。民主は直後の海外視察を「総選挙の動向」を理由に取りやめていた。

 今回、馬場議員は「先進事例を都政に反映させるために必要」とし、民主の大沢昇幹事長も「党は『コンクリートから人へ』を掲げており、将来的に無駄遣いをしないための先行投資」と説明。中屋議員は「京浜三港が国際競争力を持つため物流のあり方を調査する」とし、自民の川井重勇幹事長は「百万円の費用とは替えられない経験」と話す。

 しかし、民主の複数の若手都議は「どうしても行かなければならないのか」と疑問視。公明の中嶋義雄幹事長は「他会派の判断は批評しないが、うちには必要な視察先はなかった」としている。

 都議会の海外視察には〇九年度当初予算案で三千万円を計上。会派の所属議員数で年間の派遣可能数が割り当てられ、民主六、自民五、公明三、共産一。共産は「超党派で行き先や内容を議論し決めるべきだ」と辞退している。首都圏では神奈川、千葉、埼玉の県議会が経費削減などを理由に凍結している。

 団長以外の視察メンバーは次の議員(敬称略)。

 【民主】大津浩子、大西智、岡田真理子、島田幸成、興津秀憲【自民】菅東一、石森孝志、桜井浩之、山崎一輝

◆国内でも調査可能
 東京市民オンブズマンの清水勉弁護士の話 今回の視察目的であれば、国内でもインターネットや大使館、その問題に詳しい人たちからの聞き取りなどで相当の調査ができるはずだ。基礎調査もしないで行くことだけを決めてしまっている。都内で起きている深刻な問題の現場にこそ足を運ぶべきだ。

2010.01.03

年代をこえて同じものをみるということ

恒例の、新春に、ちひろ美術館・東京に行ってきました。

ちひろ美術館・東京
http://www.chihiro.jp/tokyo/

館内は、子どもからおじいちゃん&おばあちゃんまで、年代もさまざまで。

方言も聞こえ、帰省ついでの家族の立ち寄りも。

同じものを見ず知らずの人といっしょに観るってすばらしいですね。

テレビが一家に何台もあって、それぞれが観たいものをみるようになり・・・。

ウォークマン、デジタルオーディオプレーヤーがやってきて、電車に乗っても隣の人が何の音楽を聴いているのかわからない時代。家族であってもそうでしょう。

また、家族に手紙が届くこと自体もめっきり少なくなり、「○○さんから手紙きたよー」「何て書いてあった?」などの会話はなくなり。

まして、届く携帯メールは、手紙と違って全文を何度もあらためて読むことは画面サイズとの関係で難しく、なんとなく返信して、、、というようなあっさり感も。

「文字が涙でにじんでく」というような歌詞はいまは生まれなくなり。逆に「液晶が涙で・・・」なんて歌は流行らないだろうし。

なにか、物足りなく感じる私は、変化の速さについていけない時代遅れのようでもあります。それでもついていかずには生きていけないので、なんとかついていこうとしていますが。

さて、絵心のない私には詳しくわかりませんが、変わらないもの、変えてはいけないものに気づかされたような気がします。時代が過ぎても。

通常の展示に加えて企画展「武田美穂の絵本づくり」をやっていました。

絵本はたのしい!「武田美穂の絵本づくり展」
(ちひろ美術館・東京内 1月31日まで)
http://www.chihiro.jp/tokyo/exb0905-2.html

ポプラ社 紹介
http://www.poplar.co.jp/jidou/sakka/takeda.html

えほん・いんふぉ
http://www.ehon.info/whoswho/MihoTakeda.html

絵本ナビ 作家紹介
http://www.ehonnavi.net/author.asp?n=229

大きな駅に移動して、お目当ての家電の買い物へ。

混雑のため、あきらめて帰りましたとさ。

2010.01.02

比率は社員1人に対してアルバイト32人

昨年末、ハンバーガーチェーンのウェンディーズ、国内71店舗がその29年の歴史に幕を閉じたそうで。

正社員は、同じゼンショーグループの「すき家」などに異動するそうですが、最大の驚きは、

正社員とパート・アルバイトの比率。

正社員約60人に対し、アルバイト(おそらくパート含む)は1900人なんだとか。

内々には知らされていたのかもしれませんが、閉鎖発表が12月11日ですからね。

飲食、流通、労働・・・。

考えずにはいられません。

2010.01.01

チャンネルあらそいで

あけましておめでとうは、一つ前の記事で書いたので。

ちょっと暗い話を。

やったことは最低な犯罪だということをまず前提に。

地デジ、エコポイント、さあ買い替えだって、いうのにね。

やれ紅白だ、格闘技だって年を越したのにね。

私が推察するに、おそらく簡易宿泊所では、一人部屋でないか、テレビが個室内では禁止だったんじゃないかな。

生活保護を10年受けていたと報じれると、「甘えてる」という批判も起きるのかな。

テレビのチャンネルも選べない生活なのに。

また、生活保護を受けても、勤労収入分は基準額から差し引かれることがあまり知られていないのに。。。

◇殺人:チャンネルめぐり男性殺害した容疑 男を逮捕 東京
(2010/1/1毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100101k0000m040060000c.html
 警視庁浅草署は31日、東京都台東区清川2の簡易宿泊所で、テレビのチャンネルを巡って口論になった別の宿泊客に暴行を加えて殺害したとして、宿泊客の無職、板花幸夫容疑者(59)を殺人容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は、12月28日午後7時45分ごろ、宿泊所2階の娯楽室で、宿泊客の山田智昭さん(42)の胸ぐらをつかんで床に押し倒し、顔をけりつけるなどして殺害したとしている。娯楽室でテレビを見ていた際、山田さんが勝手にチャンネルを変えたことに腹を立て口論になった。板花容疑者は「頭にきたからやった」と容疑を認めているという。

 板花容疑者は生活保護を受給し、約10年前から簡易宿泊所で暮らしていた。事件後は大田区にある都営の宿泊所に移っていた。【前谷宏】

あけましておめでとうございまっす

あけましておめでとうございます。

2010年。よい年にしたいですね。

中途半端な抱負を。

1.新しくトライ

 小さな趣味というか、はい、持ちたいなと。

2.トラブルなく

 2009年は小さなトラブルも続いたので今年はトラブルのないように。

3.トラベルへ

 ちょっとした旅行に行きたいなと。

まったく具体的でないですが、スタートはこんなもので。

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