公設派遣村・それぞれの物語 働き自立したい! 僕ら、どう見える?
なかには、十数年も路上で生活し、長くホームレスだった人もいるでしょう。
なかには、一時的な支援金をうけとり、コンビニでコップ酒や発泡酒を買った人もいたでしょう。
なかには、スポーツ新聞を買った人もいたでしょう。
でも、がんばっている人と、まだがんばれない人の線引きはどこまでできますか。
さまざまな事情によってホームレス生活を余儀なくされた人。
30人での雑魚寝生活が2週間もつづくと聞き、館内が飲酒禁止だからコップ酒を外で飲もうとした人。
30人雑魚寝の共同生活がきつくてネットカフェに泊まった人。逃げ出した人も。
求人情報もみようと、スポーツ紙を手にした人。
確かに、税金が目的外に利用されるかもしれません。
でも、所持金が少ない中で、厳格に禁欲的な生活をしろ、30人の雑魚寝をしろと世論が迫るのは疑問です。
「公設派遣村」の延長を「ごね得許した派遣村の品格」とした批判(2010/1/5産経新聞)や「ただカネをばらまくのは、怠け者を増やすだけだ」(2010/1/6産経抄)という主張も一部マスコミやネット上では発信されています。
レッテルばかりで実際の背景が見えてこないなか、毎日新聞が踏み込んだ記事を掲載しています。
19歳の少年や60代の女性など、6人の「村民」の生活と背景が見えてきます。
ぜひ。
特集ワイド:公設派遣村・それぞれの物語 働き自立したい! 僕ら、どう見える?
(2010/1/5毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100105dde012040004000c.html
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まー坊が、この間インフルで倒れていたので、
年末年始の情勢がつかめず、
いろいろと、ネットを探っていて出てきたのが、
「ただカネをばらまくのは、怠け者を増やすだけだ」(2010/1/6産経抄)
でした。
う~ん、ショックです。
ものの見方ってさまざまな視点は、
もちろんあるんだろうけど、
全体的な物事しか見ていない、そして、一方的なものの見方のような気がして。
集まってきた人の中には、そりゃー、色々な方がいるかもしれませんが、
一人ひとりには、生い立ちであったり、
背景であったり、ほんとに型にははめられない状況が多々あると思います。
でも、それを、一部のマスコミであるにしろ、公共?のネットで公表するのはどうかな~?
この報道を何もまったく知らない人がはじめて見たら・・・。
結構、「う~ん」となりました。
投稿: まー坊 | 2010.01.08 01:43