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2010.01.11

物足りなさを感じる会話・聞き方

大人世代とどう話していいかわからない。

人と会話をしても、聞き方がわからない。

いまの20代、特に20代前半はその傾向が強いのではないだろうか。

当然だと思う。

私の世代(30代半ば)までは、学生の頃、友人と連絡をとる場合は、

その自宅に電話をかけた。

友人のお母さんやお姉さん、場合によってはお父さんが出たりして、取り次いでもらったり、伝言を頼んだり。

以前に遊んだお礼を言われたり。

友人が帰るまではその自宅で待たせたもらったり。

学校で評判だったりすると、「Tamyくんは○○なんだって?」なんて言われたりも。

私より10歳も下であれば、友人の自宅に電話することなんてなくなっているはず。

直接本人の携帯にメールや電話をいれる。

家族が出るなんてわずらわしさはなくなった。

友人の自宅で待つなんてこともなくなったのではないだろうか。

携帯でおちあえばいいわけだから。

一方で、その家族は子どもが誰と会っているのか、遊んでいるのか、わからなくなった。

子どもたちは大人とのつきあい方を学べなくなった。

そして、もうひとつ。

何か知りたいことがあっても、聞くことがなくなってきた。

知りたいことがあれば、親や先生に聞く。

図書館に行って、職員に聞く。

なんてことは大きく減ったはず。

何でもインターネットで片づけようとして、知るという点ではかなりの部分が片づくようになった。

しかし、双方向でなく、さらに、話は広がらない。

知りたいことをクリックしていけば、そのレールから外れにくいわけだから。

インターネットでは「そんなことも知らなかったのか」といわれるリスクもなければ、

「よく知ってるね」なんてほめられることもない。

すべてがそうだとは思わないけれど、

最近、ものを買おうと店に寄っても、知りたいことがあって聞こうとしても、若い店員とかみ合わないことが増えているように感じる。

仕事上でも、積極的に若い世代から聞かれることも少ないように思う。

会話・聞き方。

なんとか頑張っているんだとは思う。

でも、なにか、物足りない。

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