ガッツのキャッチボール
よくつかう駅で、朝の時間帯に階段をおりると、
階段の一番下で、「ガッツよ!」「今日もガッツ!」と声をかけているオジサンと出くわすことがある。
ハッピ姿で、元気よく。
テレビ番組でそのおじさんのお店が紹介されていたのをたまたま観たことがあって、
近くの居酒屋さんのご主人だと思う。ランチもやっていて。
駅から混みあいながら、かけおりていく大勢の大人たち。
それを待ちうけ、目の前を通る人に右手で「今日もガッツよ」とポーズと掛け声、その人が過ぎると今度は左手で逆サイドの人に「ガッツ!」。
おじさんはお店の宣伝として、以前からよくこのパフォーマンスをやっていた。
この状況に出くわすのは珍しくはないけれど、久しぶりのことだった。
いつも、ほとんどの人は無反応。
これが東京なんだと思う。
それでも、少なくない人たちは、心を励まされて仕事に向かっているのかなと。
今日、久しぶりにそのおじさんの声が階段上でも聞こえてきたので、
わざと近くのコースを通り、
おじさんのガッツポーズを目に耳にしながら階段をおり、
私に「今日もガッツよ!」ときたので、
思い切って、右手をガッツポーズにして、笑って応えた。
私の初めてのガッツ。
私のことなんて知らないはず。
おじさんはクスッと笑って、喜んでいた。
ガッツのキャッチボール。
くだらない、恥ずかしいことかもしれない。
でも、なんか、元気が出た。
ギスギスした社会で、コミュニケーションのキャッチボールが少なくなっているなかで。
明日は、私のとても大きなガンバリどき。
プレッシャーに負けないように。
今日のガッツを明日のチカラに。
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