週刊ダイヤモンドが「保育園の不合理」12ページの大特集
保育制度をめぐって、大きな特集が組まれています。
毎日新聞は2月1日から「保育はいま」の連載特集。
そして、たまたま目にしてしまったのが週刊ダイヤモンド。
2号前にはツイッター特集で買ってしまったのですが。
ダイヤモンドの方は第2特集とはいえ、なんと12ページ。
こちらは、現行制度と古い経営者、業界団体への徹底批判が展開され、企業参入に道を開いて予算を増やして待機児解消をという流れ。
社会福祉法人の一部の不正経理を持ち出して、全体の体質であるかのような印象さえ。保育ビジネス界からは、ポピンズの社長、そして日本保育サービスの社長のインタビューも。
急成長の日本保育サービスですが、何度も書いていますが、もともとは証券会社をやめて、東海地域のパチンコ屋の脇にワゴン車をとめてサンドイッチを売ったりして、パチンコ屋内のドリンクサービスへ。そして子連れのパチンコ客に注目して併設の託児所を展開。
そして、企業参入を早くスタートさせた東京で認証保育所参入。
この流れで、いま業界大手ですからね。
歴史として消えないのは、当初は認証保育所でお茶1回30円という値段設定までしたこと(のちにやめましたが)。
子どもがお茶を飲めば、会社がうるおうという象徴的なビジネスを、行政までが認めていたわけで。
社会福祉法人の一部も、不正やパワハラ、根拠のない昇給ストップなどやってる場合じゃないですよ。
週刊ダイヤモンド(2010/2/6)2月1日発売号
http://dw.diamond.ne.jp/特集2
増えぬ新規参入 減らぬ待機児童
保育園問題の不合理
80万人が保育園に入れない!
Diagram 保育サービスの種類
保育園業界のムダと闇
Interview 山口 洋●JPホールディングス(日本保育サービス)社長
Interview 中村紀子●ポピンズコーポレーション社長
Column 親のニーズをとらえた認定こども園が増えない理由
待機児童解消には1兆円以上必要
« 京都で不思議な息抜き | トップページ | うつや不安の予防にネットで »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- テレビはなぜおかしくなったのか(2013.01.29)
- ショートショートの神様(2012.07.20)
- 世界から飢餓を終わらせるために(2012.04.09)
- 子どもと保育が消えてゆく!?(2012.02.23)
- 被災地の子どもたちが奏で歌う「かぞえうた」(2012.02.06)
「保育」カテゴリの記事
- 少子化で揺らぐ保育園 保育士などを増やせる政策を(2022.05.05)
- 就職したばかりだけど、職場がおかしいので退職したいという人へ(2022.04.16)
- ドラマ『逃げ恥』と『ダンダリン』のセリフが保育園の職員に何を問いかけているか~「やりがい搾取」を許さずに自分たちの手でよりよいものに変えていくという選択肢とは(2017.04.01)
- 保育士の賃金引き上げと増員を(2017.03.19)
- 保育士不足の背景に丁寧な取材で迫る (2015.03.29)
はじめまして。
この会社、本当にパワハラ・いじめひどいですが、下請けいじめも相当ですよね
下請け会社に、「株を買うための説明会に出ない」だけて、取引停止だ~と脅迫するんですからね。「株を買わない」じゃなくて「株を買うための説明会に出ない」だげで、ですから(^^;;
投稿: たろう | 2010.03.02 13:48
知り合いが日本保育サービスで働いています。
待遇面が最悪です。賞与の支給がたったの2万円です。学童の室長が‥ですよ!年収が240万円です。
今、違う保育園で働く事を強く勧めています。
こんな待遇で優秀な人材が集まりますか?
儲けているのは山口洋社長だけなんじゃないですかね?
内部通報でした☆
投稿: ふーちゃん | 2013.05.20 16:47