浅田真央銀メダルにコメント「ない」って・・・ あのオッサンが
2016年のオリンピック招致の決勝戦で、4都市中3位で落選。
メダルなんかもらえなかった東京都知事が、100億前後の都税がムダになり、7億円近くの金が借入金のまま残った責任もとらないくせに、金メダルしか認めないような発言を繰り返しています。
何でも一番でないと認めない人がいますが、
そのオッサンが東京都政を11年引っ張ってきたと思うと、本当に情けないです。
「刷り込むこと」「一番になること」だけを考えて、
さまざまな施策が行われてきたわけですから。
一番でないことに、価値はないのでしょうか。
唯一の救いは、彼が東京で開催しようとした五輪招致が失敗したことです。
スポーツをすることや観ることを愛し、またオリンピックをきっかけにスポーツに関心を持つというようなものではなく、彼がやりたかったのは石原的オリンピックですから。
五輪招致に協力したメダリストにも銀や銅の人もいたわけですけど、腹の中では「残念な人」「かわいそうな人」程度としか思われてなかったわけで。
◇MSN産経ニュース【石原知事会見詳報】2月26日の会見から
五輪の日本選手「かわいそう…あれが日本の実力」
2010.2.26 16:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100226/lcl1002261617002-n1.htm--バンクーバー五輪での日本選手の戦いぶりについて
「もうかわいそうで見てられないよ。あれが日本の実力なんだよ」
--女子フィギュアで注目の浅田真央選手が銀メダルをとりましたが、コメントがあれば
「ない。残念だから」
私、馬鹿な国民と言われますが。
◇石原都知事「銅メダルで狂喜する、こんな馬鹿な国ない」 2月25日のあいさつから
2010年2月26日7時30分 asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0226/TKY201002250536.html
「銅(メダル)を取って狂喜する、こんな馬鹿な国はないよ」。東京都の石原慎太郎知事は25日、バンクーバー五輪の日本選手の活躍に対する国内の反応について、報道陣にこう述べた。同日あった東京マラソン(28日開催)の関連式典のあいさつでも同五輪に触れ、「国家という重いものを背負わない人間が速く走れるわけがない、高く跳べるわけない。いい成績を出せるわけがない」と話した。
上村愛子、メダルはとれなかったけど、大きな感動を与えたと思いますが、重いものを背負ってなかったから4位だったのか?
【石原知事会見詳報】2月19日の会見から
高橋大輔選手の銅メダル「まあ、銅から始めようだな」
2010.2.19 23:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100219/lcl1002192319007-n1.htm
--カナダではバンクーバーオリンピックが熱気を帯びて、日本人も大活躍をしていると…「してる?」
--してます。
「してないじゃないか」
--まあ、一応がんばってると思います。
「あ、そう?」
--真剣に。本番に向けて今までやり遂げてきたことを披露しようと。力を出しきれない人もいるかもしれないが…
「なぜ出し切れないのかね?」
--もしかすると、それは日本国内の教育の問題で、ゆとり教育というか、学校の週5日制などが十数年にわたり行われてきている。そろそろ見直すことも考えられるのではないか
「まあ、日本勢が不振であることは誰が見ても確かだと思いますね。でね、アスリートの世界、競技の世界ってのは、横並びってのは絶対あり得ないですよ。0・01秒の差でも1位2位が決まるわけですよね。でね、横並びってのを是とする風潮てのは論外だと思うけど。わたしね、やっぱり選手たちがね、思ったより高く飛べない、思ったほど速く走れないのはね、重いものを背負ってないからなんだよ。国家ってものを背負ってないからね、結局高く飛べない、速く走れないと私は思いますね」
「でね、今、教育の問題が出ましたがね、修身の復活なんてのは非常に陳腐なように思えるけど、考えてみたらこのごろ、しみじみ…、その、何も教育勅語を復活するなんてバカな…、あんなものは日本人で読める人間は、総理大臣だって読めないだろう。前の総理大臣なんか」
「ただね、やっぱ刷り込みなんだね。子供のころからね、九九と、要するに九九算と同じようにね、刷り込みでね、責任であるとかね、義務であるとかね、友情であるとかね、奉仕であるってものはね、やっぱり分かりやすくね、その、ほんとに幼児のころから…、ま、昔は教育勅語がそうだったんでしょうけども。別にあんな表現は必要としませんけどね。やっぱり、基本的な人間社会の中に人間が連帯して生きていくときに心得なくちゃいけないいくつかのルールってあると思うんだけど、そういったものをね…、やっぱり修身って言葉がいいか悪いか知りませんがね、その、九九算と同じように刷り込みをしていくってことをしない限りね、やっぱりいくら大人になって理屈で説いてもダメですよね。私はそういう感じが、このごろ改めてしてきてるんですけども」
「ま、それからね、その一つのきっかけになると思うけどもね、自分つい近い先祖のじいさんばあさん、ひいじいさんひいばあさんがですね…、まあトインビーが言ってるみたいにね、人類の歴史の中で奇跡っていうのはちょっと、なんて言うのかな、彼自身が日本の可能性を知らないからバカなこと言ったんだけれども。でも、注目すべき近代化ってのをね、有色人種の中で、要するに植民地化されずに逆にですな…、植民地を持つようになったことはいいか悪いかは分からんが、そういう仕事をなし終えたね、なんて言うんでしょうね、事実っていうものを、近代史、現代史を知ることでね、『へえー、何でこんなことできたんだろうか。なるほど、こんな日本人がいたか』ってことのね、認識のよすがに僕はやっぱり…、その、自分のじいさんばあさん、ひいじいさんひいばあさんがやった、近い先祖のやった仕事の…、評価は別にしてですね、とにかくそういうものをこう体得することのよすがに僕は、さっき言ったみたいな、修身っていうんでしょうかね、基本的なね、高等教育というか、責任教育というんでしょうか、そういったものがやっぱり必要なんだなということを改めて感じていますけど。私、今感じても遅いわね」
「ま、東京の教育委員会、頑張ってくれてね。都立高校では近代史、現代史、必須にしました。とにかく大学生がね、60年前の太平洋戦争があったってことを知らないでいるような時代ですから。まあ、そういう国はやっぱり非常にいびつだとしか言いようがないと私は思いますね。その結果が今度のオリンピックですよ」
--先ほど知事が、日本勢が不振と言っていたバンクーバーオリンピックだが、注目されていた高橋大輔選手が日本の男子フィギュア史上初めてとなるメダルを取ったが。
「いいんじゃないんですか、それは。一歩一歩。金メダルじゃないんだろ?」
--銅メダルだった。
「まあ、銅から始めようだな、まさに。別にそれは、わたし否定もしませんよ。しかし快挙かね、それは。それほど」
--初めてメダルということで。
「ま、結構でしょう。慶賀に耐えないとまでは言わないけどな」
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コメント
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よく分からないコメント
やっぱり上に立つと、上からしか物を言えなくなるんですかね
この人ぐらいか
投稿: たいち | 2010.03.02 02:30