やくみつるVS尾木直樹 国母服装騒動で
昨年秋に参加した医療・福祉施策の充実を求める集会で、漫画家のやくみつるさんが登壇して激励あいさつにたったのは驚きだった。
スポーツ紙に寄せる漫画コラムも、いつも痛快。
テレビニュースでのコメントも。
でも、今回の騒動をめぐっては、私は尾木直樹さんのほうを支持しますね。
まわりのおとなは何をやってたのかと。
選手だけでなく選手団としての事務局メンバーも多く同行しているわけで、それらも「事業仕分け」で問題視されかかった経過もあるのに。
選手団の結団式での事前確認や、監督・コーチ陣からの事前指導はなかったようだし。
空港でも、指導する機会はあっただろうに。
本人の受け答えのまずさも問題だとは思うけれど・・・。
クレームが多数寄せられたとしても、きちっと指導して、帰国の際にはしっかり着こなすことと反省の言葉を示せばよかった話だと私は思う。
◇国母問題にやくみつる「本国に召還するべきだ(スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20100213086.html
▼漫画家やくみつる氏の話 本来、制服を着崩すことがよくないのに、学校では恒常化しており先生がとがめることもない。この風潮に待ったを掛けるためにも、国母選手は本国に召還するべきだ。競技に出場させるのは温情を多分に感じる。注意された時点で素直に謝っていればいいのに、舌打ちをし「反省してまーす」と発言するなどの対応がまずい。体育はよくても、知育徳育が甚だしく達していない。幼少からプロライセンスを取り、調子こいた人生を送ってきたのだろう。突出した才能を開花させるには、周りが言い含めないといけない。▼教育評論家の尾木直樹法政大教授(臨床教育学)の話 フォーマルな場に国の代表として参加するならきちんとするべきだ、との考え方には賛成で、国母選手に社会性が欠けていたのも事実だろう。しかし問題は周囲の反応。服装の乱れを空港で目撃された初期段階で、周囲の誰かが注意すればよいだけで、選手団の入村式への出席を自粛させたり、開会式の参加を取りやめさせる対応は全体主義的で、明らかに大げさ。これから競技に臨む選手本人のためにもならない。
[ 2010年02月13日 16:19 ]
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