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2010.03.08

愛知小6恐喝事件 いじめ告発 命の投書 誰かを頼れる社会に

中学校を卒業して20年近くたつ私。

子ども時代をいま振り返れば、私も含めて自分を守ることで精一杯の子どもたちがたくさんで。

愛知の小学生恐喝事件とそれを告発した投書に、現代の必死な子どもたちの姿と必要な勇気がみえてくるように思います。

ただでさえ、20年前と比べてつながりを持ちづらいなか、何を大切にしていくか心が揺らぎつづける日々でもあるのかな。

小6の事件だったけれど、身近なこととして感じた中高生も少なくないはずで。

私のブログ、難しいことばかり書いていますが、この時期、特にこれから10日間くらいは卒業ソングなどの検索が増え、10代のアクセスも多いはず。

たまたま目的の記事でなく、間違ってアクセスした人もいるかもしれませんね。

一人で悩まず相談する勇気を!

おとなになっても同じことがいえるように思います。

そのトラブルに関係していない大人が話を聞いてくれる相談ダイヤルもありますよ。

24時間いじめ相談ダイヤル 0570-0-78310(なやみ言おう)

いじめ告発 命の投書 愛知の小6恐喝
2010年3月6日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010030602000059.html

 愛知県春日井市の市立小学校六年の男子児童(12)が同級生らにいじめられ、計九万四千円を脅し取られた恐喝事件で、本紙は事件解明のきっかけとなった匿名の投書文を入手した。被害児童が家出した翌日に自宅に届けられ、「地獄の思いを味わっている○○君(被害児童)を救ってあげて」と訴えて親や警察を動かした“命の投書”は、いじめ事件で周囲が声を上げることの大切さを示している。

 「泣き叫ぶのにけり続けられたそうです」「なぐる事はいつもいつも…」。便せん四枚につづられた文章には、怒りと切迫感がこもっていた。差出人は不明だが、いじめを知る子どもから話を聞いた親-と説明した部分があり、筆跡は乱れていた。

 投書が被害児童宅の郵便ポストに入れられていたのは一月十二日。三十万円を持ってくるよう要求されたのをきっかけに、児童が家出した翌日で、まだ行方不明の時だった。

 いじめた児童らの名前やいじめの状況が克明に記され、被害児童が警察に保護された後、原因がいじめにあったことをいち早く示し、捜査を促す証拠になった。

 だが、この手紙が最も強調していたのは、被害児童を「救ってあげて」という点だった。「誰にも言えず逃げ場もなく、つらかったと思う」と心情を推し量りつつ「(加害児童が)怖くて言えないのなら、警察の力を借りて」などと繰り返し説得する言葉が並ぶ。

 「心配している子どもたちでいっぱいです」と励ましたうえで、「負けないで お母さん」と締めくくられていた。

 周囲の子どもたちが直接、声を上げることは難しかったようだ。投書にも「本当のことを言って、次に自分が…と思うと、言えないのが現実なのです」とつづられていた。

 だが、投書の存在が保護者間で知れわたると、学校側は一月十八日に、六年生を対象に無記名アンケートを実施し、実態調査に乗り出した。春日井署も調べを進め、今月三日にいじめを首謀した同級生ら三人について、恐喝などの非行容疑で春日井児童相談センターに通告した。

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