春のセンバツ、私が注目したのは
あーあー♪甲子園♪
春のセンバツ開幕!
思い出についていろいろ書きたいことはあるのですが、事情があってここでは書けず。
それでも、試合に出る選手もそうでなくスタンドや学校、テレビの前で見守る人たちも、みんなで力をあわせるって大事ですね。
奔放野球の嘉手納高校、残念でしたが、まだ興南高校が(私沖縄出身ではありませんが)。
私が注目したのは、プレーもそうですが、春のセンバツの主催でもある毎日新聞、その社説。
読んで、とても感動しました。
スポーツネタで社説にふれるのは、私らしいといえば、私らしい。
気になったところは赤字にしてみました。
***
◇社説:センバツ開幕 希望膨らむ春にしよう(2010/3/21毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100321k0000m070093000c.html
桜前線の北上とともに球春が訪れる。第82回選抜高校野球大会は21日、阪神甲子園球場で開幕する。新しく張り替えられた外野の芝生が選手を迎えてくれる。沖縄からの2校同時出場が高校球史に新たなページを開いた。沖縄勢初のセンバツ出場から50年の節目でもある。米軍統治下の時代には植物検疫法に抵触するとして、持ち帰った甲子園の土を捨てざるを得なかった。本土復帰を経て、平成に入り、沖縄尚学が春を2度制覇するなどレベルが高まった。今回出場する嘉手納と興南も実力で選ばれた。沖縄同士の決勝は夢ではなくなった。
嘉手納は極東最大の米軍基地の近くにあり、米軍機のごう音が練習中の声をかき消す。墜落の危険とも隣り合わせの日常が沖縄県民の負担を象徴している。「奔放なベースボール」を合言葉に初出場を果たした意義は大きい。興南は夏の甲子園で県勢初のベスト4に進み、沖縄高校球界をリードしてきた。3季連続出場でセンバツの初勝利を目指す。
困難克服校や模範校から選ぶ「21世紀枠」は10年目を迎えた。
36年ぶりの向陽(和歌山)は旧制海草中学時代、夏連覇を達成している。準決勝と決勝で無安打無得点試合を演じ、野球殿堂入りした嶋清一投手は太平洋戦争で若くして戦死した。部員は嶋さんの生涯を学ぶことで野球ができる平和のありがたさをかみしめている。
初出場の山形中央(山形)は感謝の心を大切に、地元の清掃活動などに取り組んでいる。同じく初めての川島(徳島)は部員18人と少なく、グラウンドも他のクラブと共用だが、練習に工夫を凝らしてきた。3校は地域と強いきずなで結ばれている。少子化の中、部員減少や過疎に悩む学校の励みになるだろう。
今大会は中京大中京(愛知)が同校2度目の夏春連覇に挑むが、昨年の春夏の甲子園の決勝に雪国勢が進むなど各校の実力は均衡している。出場32校のどのチームが上位に進出してもおかしくなく、好試合が期待できる。
大会中の4月1日には日本学生野球憲章が改正される。学業との両立を前提に「学校教育の一環」と学生野球を定義し、部活動に週1回の休養を求める一方でプロとの交流を緩和した。アマチュアリズムを守りつつ技術向上を図る指導方針の確立に学校全体で取り組む必要がある。
甲子園の銀傘には太陽光発電が取り付けられ、環境にも配慮した魅力あるスタジアムに生まれ変わった。社会に閉塞(へいそく)感が漂う中、その大舞台で夢と希望を与える高校球児のプレーに声援を送りたい。入場行進曲に思いを寄せ、ベストを尽くそう。
***
ちなみに私、うっかり入場行進の模様を見逃してしまい、昨年の動画を観て、観たつもりに。
3月29日、今回の出場校と何の縁もゆかりもありませんが、中止にならなければ、10数年ぶりに甲子園で観戦するつもりです。
〔動画〕選抜大会歌「今ありて」 2009年版 ※昨年のもの
http://www.youtube.com/watch?v=epLwo-xyCS4
野球部だけでなく、ブラスバンドも頑張ってますね。
ブラバン!甲子園 ホームページ
http://www.universalmusicworld.jp/va/brath_band/
※音楽プレーヤーに入れて、落ち込んだ時に励まされています
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21世紀枠に負けて「不適切発言」・・
「駄目な指導者バカな親」で成り立つ少年スポーツの一端を見た思いがします。
あんな指導者ばっかりじゃないことも知ってはいますが
甲子園に出ると言うことが一部の人間の「生活」に直結する「恐ろしさ」をかんじませんか?
あの世界は一種の魔境です。だからこそオモロイ。でも絶滅して欲しい部分もある「種」です。
甲子園最多勝カントクをもてはやすのもどうかとおもう。
純粋な「スポーツ」をはばむものは、案外我が身内にも巣食う「若さ」「豊かさ」への「嫉妬心」かもしれない・・・。
投稿: おりがみ | 2010.03.24 11:05
ビックリなスーツで謝罪したカントク、実はゲージツ肌で、「山陰のピカ〇」という別名もあるそうで。でも、見た目気にしない私でも、あれはないよなとか。それに、生徒がほんとに被害者で。
私も広く広くとらえれば、甲子園関係者で、それによって小躍りしだすおとなにはほんとウンザリで。ほんとのスポーツの楽しさ、集団の連帯感を感じられる教育であってほしいです。
投稿: Tamy | 2010.03.24 21:58