探しものは何ですか?
東京、桜、開花!ブログデザインを変えてみました。
4月4日に花見を予定している私としては、春がちょっと急ぎすぎな感じも。
春ほど歌の似合う季節はなく・・・。
鼻歌なんて歌いながら♪、
この春、何か始めようと、いくつかのお店をウロウロ。
ちょっとした探しもので。
いくらがんばっても、その鼻に襲ってくるスギ花粉となかよくできないのが残念ですが。
そんななか、歌と世相と探しものにふれたものを発見。
ちがった「活動」ばかりの日々ですが、何かちょっと考えさせられました。
***
筆洗(東京新聞 2010年3月19日)
♪探しものは何ですか?見つけにくいものですか?…。井上陽水さんの名曲『夢の中へ』の一節である▼当節、見つけにくい探しもの、といって、まず思い浮かぶのは、仕事だろう。失業率は相変わらず高く、今春新卒者の就職難も深刻だ。例えば大学生の就職内定率は、卒業目前の二月一日時点でまだ80%。今なお就職活動を続けている学生たちの心中の焦り、察して余りある▼就職活動のことを「就活」と略す伝か、昨今、人口に膾炙(かいしゃ)してきた言葉に「婚活」がある。見つけにくい探しもの、といった時、次に来るのは結婚相手なのかもしれない。就職同様、自ら動く「活動」が必要らしい▼相手探しの難しさは、世上、婚活のセミナーがにぎわい、指南書が売れていることでも察せられる。ただ、婚活の“人為性”に違和感を覚える人もいないではない。例えば最近、新聞の発言欄で読んだ二十二歳の女子大生の言葉。<…結婚は自分の力で手に入れるものではなく、縁だと考えているのです…>▼「縁」。広い世界で人と人が出会い、時に結ばれるということの神秘性を、これほど簡潔に表した見事な言葉はない。そう思えば、確かに「活動」には、いささか強引な人為の響きがあるのは否めない▼あの曲の別の一節だ。♪探すのをやめた時、見つかる事もよくある話で…。縁とは、多分、そういうものなのだろう。
***
さまざまな縁。
男女にかぎらず、人が生きていくなかで、一人では決して生きていけなくて、糸をつむぎ、結び、織り成す縁。
春、大切にしたいのは、外気のあたたかさだけでなく、人のあたたかさも。
時にそれが冷たく感じても。
【動画】YouTube Bank Band 「糸」
http://www.youtube.com/watch?v=FK696A0RVYc&feature=related
ちがう歌に展開してしまいましたが。これも私らしさで。
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みゆき節・・「聖者の行進」の中で流れていましたよね。
「少子化」だといわれて、エンゼルプランとかと「たたかって」15年・・・なんかもうどうでもよくなってきちゃったんですが
私の倒れたあと行進してくれる若者がここにいるってしんじていいよね?
投稿: おりがみ | 2010.03.24 10:56
「聖者の行進」、ドラマ大好きでした。いろいろ賛否両論もあったようですが。そしてドラマ関係者がいまもいろいろ大変なようですが。
私、若者ではもうなく。この春、私より15歳も下のワコードたちが現場に来るわけだし。それに、行く先々で私の年下はむしろ多い状況で。素敵な力のある若手も多く。
私はその力を引き出す力に少しはなりながら、いっしょに成長できたらと思っています。
投稿: Tamy | 2010.03.24 21:54