事業仕分け、民主党の選挙宣伝策という側面は明らか
事業仕分け第2弾がスタート。
急落・低迷する内閣及び民主党の支持率回復をねらったものという見方がある。
蓮舫参議院議員は、それを否定するけれど。
事実、今回は2グループにわかれ、
1つは蓮舫参議院議員が、もう1つは尾立参議院議員が仕切る。
蓮舫議員は今度の7月の参議院議員選挙で、東京選挙区定数5で、民主党が3人を擁立する(予定)なかの現職。
尾立議員は、同じ選挙で大阪選挙区定数3で、民主党が2人を擁立する(確定)のなかの現職。
いずれも改選を迎える。
小沢主導で、単独過半数を取りに行く。
その象徴的な2つの都市部の選挙区で大阪では知名度のあるタレントを擁立。
尾立議員はかつての選挙で島田○介さんが応援した唯一の議員。
そして、民主党からは、東京選挙区でもさらに知名度のある3人目の擁立の動きがあるという話がある。
解散のない参議院。
選挙日程がほぼ明らかで、
新党以外の候補者がほぼ出揃い、
各党、事実上の選挙戦に入ったなか、
事業仕分けが選挙活動的な要素を帯びていく。
これほどわかりやすい構図はない。
連日メディアに取り上げられ、その宣伝効果ははかりしれない。
ただ、それを指摘するメディアは少ない。
「政治主導」を掲げる政権を担う大政党の有利な点でもある。
私は、政権交代は評価するし、
事業仕分け自体を全面的にNOとはしないけれど、
福祉や保育など、昨秋仕分けが実施されたあとはどうしたのか、
マニフェストや過去の政策提言との整合性の仕分けはどうなのか、
鳩山資金の仕分け・解明はどうなったのか、基地問題をどう政治の責任で仕分けするのか、
理解できないことが多すぎる。
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