東京都職員の20代の約半数が新聞を購読せず
新聞購読ネタを続ける。
東京新聞が東京都職員の新聞の購読状況を報じた。
***
◇25%が新聞未購読 読書1カ月ゼロ12%
都アンケート 都職員『活字離れ』顕著
(2010年4月22日 東京新聞東京版)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100422/CK2010042202000096.html「活字離れ」について都が職員にアンケートしたところ、新聞を購読していない職員が25%いるという結果が出た。若い人ほど読まない傾向があり、ここ一カ月で一冊も本を読んでいない職員も12%いた。
都は今月から、活字離れ対策の検討を始めた。作家の猪瀬直樹副知事の発案に、同じく作家の石原慎太郎知事が呼応。十六日と二十一日に職員向けの勉強会を開き、アンケートは十六日に出席した二百九十人を対象に行った。回答率は88%。
新聞を購読していない職員の内訳は、二十代が47%、三十代が33%、四十代が15%、五十代が5%だった。
購読しない理由は「ネットで代替している」が60%でトップ。「時間がない」が32%、「お金をかけたくない」が13%だった。「読まなくても困らない」も6%いた。
ここ一カ月に読んだ本の冊数は「二、三冊」が39%と最も多かった。「十冊以上」も7%いた。一冊も読まなかった人の内訳は、やはり二十代が47%と半数を占めた。
読まなかった理由は「時間がない」が72%、「読みたい本がない」が24%、「ネットで知識が得られるから」が17%と続いた。
担当者は「勉強会で意識の高い人が集まった割には、活字を読んでいない人が多い」としている。
***
「勉強会で意識の高い人が集まった」とすれば、実際の購読率はもっと低いはず。
厚生労働省や東京都に、「○○新聞で報道された○○は事実ですか」と問い合わせても、「読んでません」という職員の返答が多かったりもする。
新聞を絶対読まないといけないとは思わないけれど、都職員の20代の半数が購読していないこと、また購読していても実際に読んでない人がいることも踏まえると、なにか少しがっかりさせられる。
« よっこらしょっと、新聞、読んでますか | トップページ | 沖縄県民大会を前に思うこと »
「社会」カテゴリの記事
- 「たつ年」あけましておめでとうございます(2024.01.01)
- ハラスメント防止にむけて 講義を踏まえて認定試験を受けました(2022.12.24)
- 赤、青、黄、緑、桃、ジェンダーという壁を振り返ってみる(2022.06.04)
- 11人の教師が関与し53件のパワハラが認定された北海道立高等看護学院の闇を追ったテレメンタリー「やっぱり、看護師になりたかった...」(2022.05.22)
- 就職したばかりだけど、職場がおかしいので退職したいという人へ(2022.04.16)
コメント