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2010.05.15

社会の入り口から不安定 アラフォー8%、アラサー21%

社会の入り口から、不安定を余儀なくされてきたという数値が明らかになった。

新しい政権は、急いで、さらに現在に至るその後も含めて、調査を行い、対策を打つべきだ。

比較できる数値としての裏づけはあるにしても、

派遣労働の解禁・誘導が、政策として行われてきたことを、ビフォーとしてのアラフォー(派遣労働解禁前)と、ビフォーアフターの最中のアラサー、さらにアフター(原則解禁後)としてのアンダー・アラサー~現在の新卒という流れで見なければいけないと思う。

景気の動向だけでなく。

もちろん、就職氷河期にはそれがさらに厳しく矛盾として広がるということを念頭におきながら。

長妻厚生労働大臣、山井厚生労働政務官に、議員だけでなく、当事者としての私たちも調査と対策の必要性を問うべきではないか。

***
◇アラサー、2割が新卒就職せず=「氷河期」アラフォー比較でくっきり
(2010/5/15時事通信)

 28~32歳の「アラサー」世代は、新卒で就職しなかった人の割合が2割に上り、10歳上の「アラフォー」世代の2倍に当たることが、大阪商業大JGSS研究センターの調査で分かった。非正規雇用の割合もアラフォーより多く、「就職氷河期」が数字で裏付けられた。
 調査は昨年1~3月、1966~80年生まれの男女を選んで実施。回答した2727人を、66~70年生まれでバブル期に就職活動を経験したアラフォー▽71~75年生まれ▽76~80年生まれのアラサー―に分け比較した。
 学校を終えてすぐに就職しなかった割合はアラフォーが11.8%だったが、アラサーは20.4%に上った。男女別では、アラフォー男性10.1%、同女性13.1%に対し、アラサーはそれぞれ18.8%、21.8%だった。
 最初の就職が派遣社員などの非正規雇用だった割合は、アラフォー8.3%に対しアラサーは21.3%。男性ではそれぞれ5.7%に16.7%と3倍の開きがあり、アラサー女性の4分の1は当初非正規だった。
 また、初めての職が非正規雇用だった男性のうち、結婚を経験した割合は45.8%で、正規雇用だった男性の69.5%を大幅に下回った。女性は非正規72.1%、正規81.9%だった。
 調査に当たった岩井紀子同大教授(家族社会学)は「景気動向による就職機会の格差は、少子化や年金などにもつながる社会的問題だ。何らかの是正策が必要ではないか」と指摘している。

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