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2010.06.02

情けない辞任劇 回文で

まさかのタイミングでの鳩山辞任。

回文で感じたことを。

上から読んでも下から読んでも。

5文字モードで。

米軍機の飛び交う、

♪真下島♪(ましたしま)

の基地問題は結局、もとどおり。

「最低でも県外」と言った、

♪総理ウソ♪(そうりうそ)

政策論議をと言った議員を干そうとする、

♪小沢竿♪(おざわざお)

♪肝心か♪(かんじんか)

といわれてきた小沢も辞任。

今度は、菅総理?

♪菅なんか♪(かんなんか)

選挙前に、問われているのは、

♪議員意義♪(ぎいんいぎ)

真剣に、向き合えない私。

そんななか、何度も紹介してきた精神科医・香山リカさんのコラムは、あたたかくも鋭い。

辞任前の記事。

「あらゆる人間は、神経症だ」に同感で、いちるの望みは結局・・・。

最近、ブログに書くのは、

♪リカばかり♪(りかばかり)

♪風刺ウフ♪(ふうしうふ)

◇香山リカのココロの万華鏡:総理の精神分析依頼 /東京
(2010/6/1毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/area/tokyo/archive/news/2010/06/01/20100601ddlk13070321000c.html
 私は精神科医という職業にそれなりの誇りを持っているが、それでもときどき、「こんな仕事、やめたいな」と思うこともある。

 最近では、雑誌や新聞から「鳩山(由紀夫)総理の精神分析をお願いします」という依頼があったときがそれだ。

 なんらかの症状に苦しむ人を治療するのは精神科医の役割だが、本人が望んでもいないのに、勝手に「あの人はなんとか病です」と診断を下すのは、医師としての倫理に反するのではないのか。いやいや、多くの人たちが普天間基地問題をめぐる鳩山総理の言動に疑問を感じている中、精神医学の知識がその解決に役立つなら、ここはやはり分析の必要があるのではないか……。発言がブレるとも言われる鳩山総理だが、私の心も大きく揺れ動く。

 「総理を精神医学的に見ると」という依頼は、いまに始まったことではない。思えば、国民の熱狂的人気を集めた小泉政権、総理自身の体調不良で突然、終焉(しゅうえん)を迎えた安倍政権時代あたりから、あたりまえのように「総理に病名をつけるとすると?」といった取材の電話がかかってくるようになった。

 もちろん、誰でも心には何らかの問題、ゆがみを抱えており、「完全に健康な精神の持ち主」などはいないと言ってもよい。かのフロイトも「あらゆる人間は神経症だ」と言ったが、私もそれには賛成だ。

 とはいえ、新しい総理が誕生するたびに、マスコミが「今度の総理はどんな病?」とその〓心の闇〓のほうに目を向けて、精神科医や心理学者に分析を依頼しなければならない、というのは異様なことと言わざるをえない。

 「鳩山総理の分析を」という取材に私は、「やさしくて誠実であるがゆえに、強力な保証がないところでは、厳しい決断をしたりノーと言ったりできない依存性の性格傾向があるのでは」と失礼を承知で答えてきた。こういうタイプは何かの枠内ではその優秀さを存分に発揮できることができるが、「さあ、自分の気持ちに従って自由に決めて」と言われると、とたんにもろくなる。必要なのは総理を支える盤石の側近やブレーンであったはずだが、なぜか総理は孤立の方向に向かってしまった。

 いや、本当はこのように分析したところで何かが解決するわけではなく、政治への信頼がますます失われるだけかもしれない。いまの内閣に、「精神科医が余計なことを言うな。政治の力でわれわれはこの難局を乗り切るのだ」と奮起する力が残っているだろうか。そこに一縷(いちる)の望みをかけるしかない。

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