8月10日深夜1時5分再放送「幻の甲子園 戦時下の球児たち」
7日夜に放送された「幻の甲子園 戦時下の球児たち」が今日8月10日の深夜(日付は変わって11日)に再放送されます。
見逃した方、ぜひ。野球に興味のない方も理解ができる丁寧な内容になっています。
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幻の甲子園~戦時下の球児たち~
8月7日(土)NHK総合 午後8:00~8:45
(再放送:8月11日(水) 午前1:05~1:50 )昭和17年、太平洋戦争下、ただ一度だけ行われた夏の甲子園大会。球児たちは、戦場へ向かう前に甲子園で野球をやりたいと夢見た。その切実な思いゆえ、この年の甲子園は異様な熱気につつまれた。ところがこの大会は、高校野球の公式記録には一切残されなかった。あの汗、あの涙、球児たちの熱戦は、幻であったのだろうか。
実は、「幻の大会」の主催者は朝日新聞社から強引に開催権を奪った文部省であった。軍の協力のもと、甲子園を戦意高揚のために利用しようとしたのである。スコアボードには、「戦い抜こう大東亜戦」というスローガンがかかげられ、軍隊式ルールが野球の姿をゆがめた。
それでも球児たちは精いっぱい白球を追い、大会のあとは野球への思いを断ち切り戦場へ赴いた。沖縄戦、原爆の惨禍、そしてシベリア抑留。過酷な運命に翻弄された球児たちは何を思い、どう生きたのか。甲子園大会のはじまる8月7日、歴史にうずもれた大会を映像で再現し、元ちとせさんがテーマソングを歌って球児たちの魂をよみがえらせる。野球を愛する多くの日本人とともに、戦争の時代を生きた球児たちへ深い鎮魂の祈りを捧げたい。
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