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2010年9月の記事

2010.09.29

「変わらない」

この記者の書くコラムが大好きで。視点、展開、工夫、引きつけられることが多い。

謙虚に学び、こんなにも響くものを書いてみたいし、変わっていきたいし、変えていきたいと思う。

影響されていることを伝えるファンレター、書こうかな。それがまたやりがいにつながると信じて。

***
◇発信箱:変わらない=三森輝久(西部報道部)
(2010/9/28毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20100928ddm004070005000c.html

 入社した21年前、一線の新聞記者はまだ原稿用紙に記事を書いていた。社内の誰も携帯電話を持っていなかったと思う。公衆電話がなさそうな事件、事故の現場には無線を持って出かけた。総務省の統計では、94年に1000世帯当たり190台しかなかったパソコンは99年に485台になり、09年は1157台。一家に1台だ。

 米軍普天間飛行場の全面返還に日米両政府が合意した96年、私はまだ原稿をワープロで打っていた。技術は時代を変える。秘密が多い軍事技術も随分変わったはずだ。

 だが、普天間移設はその後の米軍再編を経て姿形こそ変わったものの、沖縄県内移設というレールは返還合意の96年から変わらない。途中、歴史的な政権交代はポイント切り替えで行き先を変えるかと思われたが、終着駅は同じ名護市辺野古だった。

 「きちんと民意が表れた以上、より一層丁寧に説明したい」。移設反対を公約にした稲嶺進市長派の議員が過半数を占めた12日の名護市議選の結果に、北沢俊美防衛相はそう言った。「丁寧に説明」。この言葉を05年秋の米軍再編中間報告以降、何度聞いただろう。外相は町村信孝氏から数えると前原誠司氏は6人目。防衛相は大野功統(よしのり)氏(当時は防衛庁長官)に始まり北沢氏は9人目。このほとんどが沖縄に来ては「丁寧な説明」をしたはずだ。民主党代表選で勝った菅直人首相が言った「日米合意を踏まえ、沖縄の負担軽減に全力を尽くす」も繰り返されたフレーズだ。

 オウム返しに情熱はない。「負担軽減って言葉だけが何度も踊ってるだけ」。普天間を発着するヘリコプター操縦士の顔が見えるほど近くに住む知人は言った。95年に生まれた長女は今、高校1年生。「死ぬまで普天間は変わらないんじゃないかと思い始めている」という。

2010.09.26

規制改革で意見募集、アイディアボックス?

わかりやすそうで、わかりにくい。

新しそうで、古い。

たった20日間の意見募集で、何を求めているのか。

とにかく、国の規制は外して、ビジネスチャンスの拡大、菅政権の成長戦略の支持を、規制を守れという「既得権益」の打破を?

ツイッター、インターネットサイトのみ?

前政権は、形だけでもタウンミーティング(やらせもあったようだけど)ぐらいはやったけど。

しかし、アイディアボックスというしくみ自体、よく読まないとわからない。

***
◇規制改革で意見募集(2010/9/25毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100925ddm005010037000c.html
 政府の行政刷新会議は24日、規制・制度改革に関しインターネットで国民からの意見募集を始めた。内閣府のホームページに設けた「国民の声アイディアボックス」で10月14日まで受け付ける。
***

国民の声アイディアボックスの開設について
http://www.cao.go.jp/sasshin/kokumin_koe/koe-ideabox.html
~新成長戦略の実現に向けた規制・制度に関するアイディアをお聴かせください~
この度、内閣府は、規制・制度改革に関する取組を加速し、新成長戦略の実現をより確かなものとするため、9月24日(金)から10月14日(木)まで「アイディアボックス」の仕組みを活用して国民の皆様から規制・制度改革に関するご意見を募集するとともに、「国民の声ツイッター」も開始します。

2010.09.25

保育現場の実態調査を、なんと経済産業省が・・・

いよいよ、保育制度の転換へと動き出した民主党政権。

厚生労働省でなく、経済産業省が前に前に。

調査の方向性が結論ありきじゃないですか。

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“民間力”の保育サービス向上に向け 経産省が保育現場の実態調査へ
2010.9.23 21:15
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100923/mca1009232116010-n1.htm
 民間企業の参入による子育て支援サービスの向上を目的に経済産業省が10月、保育現場の労働環境や保育サービスの実態調査を初めて行うことが23日、分かった。女性が出産後も仕事を継続できる環境整備を進めることなどを通じ、「働く母親」の収入を平成32年までに総額3兆円以上増やすことを目指すという。

 現在、保育サービスは、文部科学省所管の幼稚園と厚生労働省の保育所に二分されている。国が補助金を出す「認可」保育所の大半は公営か社会福祉法人で民間企業参入による保育所数は全体の0・3%程度にとどまるなど保育所不足が指摘されている。一方、「認可外」保育所は利用者負担が重いなど「利用者ニーズに応えていない」との見方が多い。

 “門外漢”の経産省が実態調査に乗り出すことは官庁間の「縄張り争い」の印象を与えかねないが、経産省は「新市場として保育サービスに関心を持つ企業が増えてきた」(幹部)と判断。企業内の保育施設の設置と運営▽保育現場における保育士以外の人材活用▽保育施設への給食サービス▽保育事業者の申請書類手続きの効率化-などを教育関連産業の民間企業4社にそれぞれ調査を委託し、第一生命経済研究所が取りまとめを行う計画だ。

 この結果は産官学の有識者でつくる子育て支援サービス創出の推進委員会が分析し、平成22年度内に報告書をまとめる。

 政府は6月に閣議決定した新成長戦略で規制緩和による「保育サービス市場の活性化」という項目を盛り込み、16万人以上の新規雇用の創出を目標に掲げている。今回の調査は低価格の保育サービスの実現に向けた現場の実態把握が最大の目的で、複数事業者の連携や経営効率化などにも役立てる。
***

上記の民主党政権の動きと下記の「考え方」、相反していませんか。

民主党「保育サービスについての考え方」(2009/7/1)
http://www.dpj.or.jp/news/?num=16422

そして、この「考え方」、党として了承・確認されているんですけど。

【次の内閣】衆議院選挙の政策づくりに向け、党の考え方を確認(2009/7/1)
http://www.dpj.or.jp/news/?num=16420

2010.09.24

牛丼値下げ競争の裏側で

牛丼値下げ競争が続いている。

全国に1300以上の店舗を展開する「すき家」は、24日から期間限定で250円に値下げするという。

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◇牛丼値下げ、すき家「並」250円…松屋追随か
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100922-OYT1T00829.htm

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは22日、24日から10月3日までの期間限定で、牛丼の並盛り価格を通常の280円から250円に値下げすると発表した。

 「松屋」の松屋フーズも、10月に1週間程度の値下げを検討している。

 「吉野家」の吉野家ホールディングスは9月7日に発売した「牛鍋丼」(並盛り280円)が販売好調で、値下げ競争には加わらない考えだ。

 8月までの牛丼大手3社の売上高(既存店ベース)を見ると、値下げキャンペーンを繰り返している「すき家」が7か月連続、「松屋」が5か月連続で前年を上回った。一方、値下げに慎重な「吉野家」は18か月連続で前年を下回っている。
***

デフレの象徴。

しかし、その裏で何が起きてきたか。

経過については下記サイトの「すき家で働くみなさんへ」を参照されたい。

首都圏青年ユニオン
http://www.seinen-u.org/

ルールを守らない上で競争を続ける「すき家」は厳しく批判されるべきだ。

情けないと思わざるを得ないのは、このようなニュースに、直接かかわっていない労働組合関係者も疎いということ。

労働組合関係者でありながら、関係者なかまで「団体交渉にも応じてないんだよ」ぐらい言えなくて、牛丼パクついてていいの?

私は「すき家」には行くべきではないと考えるし、せめて牛丼値下げの話題が出たときには、単品でなく、このニュースをセットにしてほしい。

***
◇すき家のゼンショー、残業代不払い認める 団交は応じず
(2010/9/8asahi.com)
http://www.asahi.com/job/news/TKY201009080380.html

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)のアルバイト店員が残業代の支払いを求めていた裁判が、原告の主張を会社側が全面的に認め決着した。だが、会社は店員と「雇用契約がない」との主張を変えておらず、店員が加入する労働組合との団体交渉には応じていない。

 訴えていたのは、仙台市の店舗で働く福岡淳子さん(43)ら3人。残業代の割り増し分約100万円の支払いを求めて2008年に東京地裁に提訴していた。争う姿勢だった会社側は8月下旬、原告の主張を全面的に認めた。

 福岡さんは00年にアルバイトとして入社し、調理、接客、事務などを担当していた。深夜や休日も働いていたにもかかわらず、支払われていないとして、05年10月から06年10月までの割り増し分などを請求した。

 8日に会見した福岡さんは「裁判の結果は大変うれしい。だが、会社は団交のテーブルにつかない。従業員が安心して働ける環境にはほど遠い」と話した。

 福岡さんは07年に首都圏青年ユニオンに加入。会社側が残業代の支払いについて団体交渉に応じないため、東京都労働委員会に申し立てた。会社は「(3人とは)労働契約ではなく、請負契約に類似した業務委託」などと主張して応じなかったため、民事裁判を起こした。

 東京都労委は09年、同社に団体交渉に応じるよう命令。会社側は不服申し立てをしたが、中央労働委員会は今年7月棄却した。ところが、会社側は「使用従属関係を有さず、(中略)労働条件等処遇について決定しうる権限を有しない」と従来の姿勢のままだという。

 ユニオンの河添誠書記長は「アルバイトだからといって労働者の権利が損なわれてはならない。今回の勝利はアルバイトとして働くすべての人を励ますものだ」と評価。一方で「労働委員会の命令を無視して団体交渉に応じないのは法律違反だ。大企業として許されない」と批判する。

 ゼンショーの広報担当者は「コメントは差し控えたい」としている。
***

2010.09.23

VOXRAY「INORI」

ゴスペルグループのVOXRAY(ヴォクスレイ)。

広島で被爆し、折り鶴を折りながら亡くなった「折り鶴の少女」佐々木禎子さんのおい、ミュージシャンの佐々木祐滋さんが歌ってきた「INORI」。

今年、ハウスシチューのCM挿入歌「お帰りなさい」でもおなじみのクミコさんがカバーして話題に。

そしてこの夏には有線で1位にも。

その「INORI」をゴスペルグループ・VOXRAY(ヴォクスレイ)が8月6日にカバー。

佐々木祐滋さんとも、またVOXRAYとも、お会いしたことがある(一方的ですけど)私としては、サプライズのつながりで。

そのVOXRAYの「INORI」、ユーチューブの動画でも配信されていますが、

品切れ状態のなか、amazonで注文して昨日届いて。

1枚500円。

リードヴォーカルの響き、そしてゴスペルの響き合い。

VOXRAYに出会ったのは、新宿西口の路上ライブ。

たまたま通りかかって、歌が耳に。

そして、私が10年以上お世話になっている人が、そのメンバーと深いかかわりがあることはその後に知ることになり。

奥深い出会い、大切にしないと。

VOXRAY
http://www.voxray.net/

YouTube VOXRAY INORI【PV】
http://www.youtube.com/watch?v=zY5edRft-YQ&feature=related

あの人が保育制度の設計の中心に!?

渦中の村木さん、保育制度の設計の中心を担うそうで。

契約型・自己責任方式の障害者自立支援法も彼女が中心の一人として携わったといわれていて。

検察の誤りは誤りとして厳しく問われるべきですが、政策面では厳しい批判・要望を腰を引かずに私たちは声をあげていかないと。

***

◇村木氏、局長級の内閣府統括官に 来週にも就任
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010092201001090.html
2010年9月22日 21時50分

 政府は22日、厚生労働省の文書偽造事件で無罪が確定し、約1年3カ月ぶりに復職した厚労省官房付の村木厚子氏(54)について、内閣府の政策統括官(共生社会政策担当)に起用する方針を固めた。24日にも閣議で承認、来週発令の見通し。

 村木氏は昨年6月の逮捕当時、厚労省で育児支援などを所管する雇用均等・児童家庭局長を務めていた。内閣府の政策統括官は同等の局長級ポストで、現在は空席。村木氏がライフワークとしている少子化対策や障害者政策などが担当のため、本人の希望にも沿うと判断した。

 政府は厚労省の別の局長で処遇することも検討したが、現職者を異動させなければならないことなどから見送った。

 村木氏は少子化対策では、幼稚園と保育所の垣根をなくした「こども園」の創設や子ども手当など、民主党政権が検討を進めている「子ども・子育て新システム」の制度設計を担うことになる。

(共同)

さらに、村木氏も私たちも「人を幸せにする」という行政を問い直さなければ。私は極めて複雑な気持ちで、その復職ニュースを見つめている。

◇村木さん、1年3カ月ぶり登庁 「とても緊張…新入社員に戻った気持ち」
(2010/9/23産経新聞)

 郵便不正事件で無罪が確定し、休職が解けた村木さんが22日、逮捕から1年3カ月ぶりに東京・霞が関の厚労省に登庁した。政府は内閣府の政策統括官(共生社会政策担当)に起用する方向で検討に入った。

 村木さんはこの日、正午前に厚労省に到着。出迎えた約50人の職員から大きな拍手がわき、「村木さん、おめでとう」などと祝福の声がかかる中、感極まったように口元に手を当て、何度も頭を下げた。その後、大臣室で細川律夫厚労相から21日付で発令された復職の辞令を受けた。

 村木さんは「とても緊張している。新入社員に戻った気持ち」。

 初日の勤務を終えた夕方には厚労省で会見に臨んだ。「厚労行政の基本は人を幸せにするということだから、またそういう仕事ができたらいいと思う」と抱負を語った。

 休職中に気になったのは児童虐待の問題。「いろんなひずみから起きている。全体を見極めて、ひずみを小さくするための政策をきちんとやらなきゃいけない」と述べた。

 164日間に及んだ拘置所生活を問われると、「拘置所も(国の)入所施設。これまで施設の問題にかかわってきたが、実際に施設に入って入所者の立場になったことが非常に勉強になった」と現場主義の村木さんらしく答えた。

 事件については、「公務員は悪いことをする、議員から頼まれたらなんでもする、というストーリーを国民の多くの方が信じたことがショックだった」と述べ、「公務員は批判を受けることも多いけれど、若い人はそれなりの志を持っている。その人たちのそれぞれの良さが生きる職場にしていきたい」と表情を引き締めた。

                   ◇

 村木さんは復職に先立つ16日、埼玉県内の自宅で産経新聞の取材に応じ、「何の前触れもなく、(仕事から)引き裂かれてしまった。間違いを証明するためにも復職は実現したいことだった」と仕事への思いなどを話していた。

 勾留(こうりゅう)中、面会に来た人は70人、受け取った手紙は約500通。差し入れの本は200冊を超え、約150冊を読破した。

 「信じてるよ」「がんばって」。家族や周囲のメッセージが大きな支えとなって「心が折れることはなかった」という。

2010.09.22

暴行芸能人の法律関連番組出演に強い違和感

1000万円の賠償命令をうけた芸能人が、ごく短期間の謹慎のみでテレビに出続けているという現実に違和感を覚える。

ブログを始めて数ヶ月目の、2005年の1月に3回つづった経過もある。

芸能界のトップクラスの大物であり、社員と大物芸能人という力関係・・・。

頭を殴り、ものをつかっても殴り、ツバまで吐くという行為。

少なくとも、番組内にバラエティー企画が多いとはいえ、法律関係の番組を仕切る資格があるのか。

途上国への学校支援の企画コーナーを観ても、感動が薄まる。

お金と権力を持っている人は、どれだけの暴行やパワーハラスメントをしても許されるということか。

それは違うと言わなければ・・・。

子ども社会の暴力増加という現象に、私たちはどんな言葉をもって諭すことができるだろうか。

報道によれば、今回の判決をうけて島田氏は吉本興業を通じ「判決を真摯(しんし)に受け止め、被害者の方にあらためておわび申し上げたいと思います。誠に申し訳ございませんでした」とコメントを出し、吉本興業は「同様の事件を再発させないよう引き続き防止策に努める」としているという。

それだけで事件は終わってしまうのか。

***
◇女性社員殴った紳助に1000万円賠償令(日刊スポーツ2010/9/22)
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100922-681526.html

 タレント島田紳助(54)が04年に所属先の吉本興業の女性社員を殴ってけがをさせた事件をめぐり、女性が島田側に損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は21日、約1000万円の支払いを命じた。女性は吉本興業と現在も雇用関係にあることを求めていたが、判決は認めなかった。島田は判決を受けて、謝罪のコメントを発表した。

 島田側は暴行に関する事実関係は争わず、損害額などが主な争点だった。松田典浩裁判官は治療費などの支払いを命じ、会社にも使用者責任があると判断した。

 判決文などによると、同事件は04年10月25日、島田が大阪市の朝日放送で原告の女性の発言に立腹。控室に連れ込み、リュックサックや手で頭を殴ったり、つばを吐きかけたりした。女性は首のねんざや心的外傷後ストレス障害(PTSD)などと診断され、傷害罪で略式起訴された島田は同年12月、大阪簡裁で罰金30万円支払いの略式命令を受けた。

 同命令後、吉本興業は「民事でも(女性と)和解できるよう努力する」としていたが、06年6月「休職期間満了」として女性を退職扱いにしていた。一方、和解を拒否した女性側は「島田紳助がテレビに出ているのを見ると、当時の恐怖を思い出してパニック状態になることがあるが、裁判で争えるまで回復した」とし、06年8月に、島田と同社に計約4400万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。「事件後、不当に退職させられた」として、同社との雇用関係確認なども同時に求めていた。

 島田は事件から3日後、記者会見を開き、号泣しながら「100%僕が悪い」と謝罪した。その上で当日の女性の態度を説明。女性側は、この会見についても「事実に反する発言で名誉を傷つけられた」と主張した。しかし、判決は「女性の社会的評価を低下させたとは認められない」と退けた。さらに女性側は、吉本興業と現在も雇用関係があることの確認も求めたが、判決は認めなかった。

***

〔ブログ内関連記事〕

島田紳助さん「復帰」 吉本興業の配慮がなさすぎる(2005/1/3)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/01/post_3.html

紳助「復帰」大歓迎には違和感あります(2005/1/9)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/01/post_11.html

過去最高?行列のできる法律相談所(2005/1/19)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/01/post_18.html

2010.09.21

消えたのは、年金、高齢者、そして今度は乳幼児

この国は、いろんなことが消えますね。

年金、高齢者、今度は乳幼児。

でも、どれも、関係者はずっと前から一部はつかんでいたはずで。

誰も言わない。

ないことにしてきた。

この責任って?

***

◇乳幼児:所在不明延べ355人 転居などで健診受けず--
全国35市区、毎日新聞調査(2010/9/21毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100921ddm041040021000c.html

 住民票を移さないまま一家で転居するなどし、行政機関が安否や所在を確認できない乳幼児(0~3歳)が、全国の主要74市区のうち35市区で延べ355人に上ることが、毎日新聞の調査で分かった。こうしたケースは貧困や孤立による児童虐待につながるリスクもあることから、子どもの発見に向け早急な対応が求められそうだ。

 毎日新聞は8月、東京23区、道府県庁所在地、政令市の74市区にアンケートし、乳幼児健診に来なかったため、自治体職員が家庭訪問するなどした結果、住民登録地に住んでいなかった子どもについて、データがある直近年度(09年度か08年度)の人数を尋ねた。「消えた子ども」の全国規模の人数が明らかになるのは初めて。

 乳幼児健診は、市区町村が母子保健法に基づき、子どもの身体計測や診察、歯科指導、発育相談などを行う。同法上は(1)1歳6カ月~2歳(2)3~4歳の2回だが、多くの自治体が生後3カ月ごろから上乗せで実施している。

 乳幼児の所在不明が判明したのは▽浜松市40人▽津市24人▽京都市、神戸市21人▽さいたま市、佐賀市、東京都大田区各20人--など35市区で延べ355人。年度内に複数回の健診を受診しなかった子どもは重複してカウントされている。26市区は「統計がない」と回答。13市区は所在不明のケースはなかった。

 「オートロックマンションや表札がない家が増えており、転居しているかどうかも把握できない」(仙台市)、「自治体には捜索権限がない」(奈良市)などと、自治体による対応の限界を訴える声もあった。日系人労働者が多く住む都市は「外国人登録を残したまま、帰国するケースが多い」(津市)という特殊事情もあった。

 西澤哲・山梨県立大教授(臨床福祉学)は「健診は子どもに与えられた権利で、受診させない親は児童虐待のリスクが高い」と話している。【平野光芳、遠藤孝康、稲生陽】

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 ◇主要都市で所在確認できない乳幼児の人数
 ◇県庁所在地
札幌     -
青森     0
盛岡     0
秋田     2
仙台     8
山形     0
福島     0
水戸     -
宇都宮    -
前橋     3
千葉     -
さいたま  20
東京    73
横浜     -
甲府    12
長野     5
新潟     -
富山     -
金沢     3
福井     5
静岡     -
名古屋    -
津     24
岐阜     8
大津     0
京都    21
大阪    14
奈良     4
和歌山    -
神戸    21
岡山     -
広島     0
鳥取     -
松江     0
山口     0
高松    16
松山     -
徳島    17
高知     -
福岡    16
佐賀    20
長崎     2
大分     3
熊本     9
宮崎     -
鹿児島    -
那覇     -

 ◇政令市
川崎     -
相模原    1
浜松    40
堺      8
北九州    -
 計   355

 ※-はデータなし。数字がある自治体でも、子どもの年齢によってデータがない場合もある。
 ※東京は23区の合計。一部の区はデータがない。
***

2010.09.20

9億人が飢餓状態

いのちを落とす事件、事故が起きれば、徹底した報道がされるこの国。

食の自給率は極めて低く、海外に依存し、また途上国の労働力を買い叩く関係や公正とは言いがたい貿易によっても、物質的な「豊かさ」を得ている。

一方、世界の9億人以上が飢餓状態にあり、6秒に1人の子どもが栄養不足で・・・。

支援の必要性、報道、いのちの重さ、さまざまなことが偏っていませんか。

***
世界の飢餓人口1億人減少、9億2500万人 国連機関
(2010/9/16 asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/0916/TKY201009150487.html
【ローマ=南島信也】国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)は14日、栄養不足の状態にある飢餓人口が昨年より約1億人減り、2010年は9億2500万人になると予測する報告書を発表した。FAOによると、減少に転じたのは15年ぶり。新興国を含む途上国の経済成長や、08年に高騰した食糧価格が下落したことが主な要因という。

 1969年に統計を取り始めた飢餓人口は、09年に10億2300万人と過去最悪の数字となった。FAOは今回の報告を受けて、「飢餓人口は依然として高水準にある」との認識を示したうえで、ロシアの干ばつによる小麦生産量の減少や禁輸措置などの影響で穀物価格が高騰すれば、飢餓状況が悪化する可能性を指摘した。

 地域別の飢餓状況は、最も多いのがアジア・太平洋地域で5億7800万人、次いでサハラ以南アフリカの2億3900万人、中南米5300万人となっている。ディウフFAO事務局長は「栄養不足の子供が6秒に1人の割合で死んでいる。飢餓は最大の悲劇であり、容認できない」としている。
***

国際連合食糧農業機関(FAO)日本事務所
http://www.fao.or.jp/

WPF国連世界食糧計画
http://www.wfp.or.jp/

2010.09.19

厳しさうつす就活川柳30選

私は12年前の就職氷河期に仕事に就いたが、今年はもっと厳しいようだ。

川柳からその深刻さが浮かび上がってくる。

***
汗だくの就職活動、川柳で訴え 「ああ無情」内定取れず
(2010/9/7共同通信)

 「ああ無情 あんなに褒めて くれたのに」。暑い日が続く中、汗だくで就職活動を続ける学生たちが就職情報サイトを運営する「ディスコ」(東京)に寄せた川柳からは、内定を取れずに悪戦苦闘する様子が浮かび上がってくる。

 人数が限定される会社説明会に登録するのも大変で、「一瞬で 満席表示 説明会」。「説明会 予約のために iPhoneを」と、家にパソコンを持たない学生が、普通の携帯電話では見られないインターネット画面を見るために、最新機器を購入する涙ぐましい光景も。

 面接までこぎ着けても「わからない 本音と建前 紙一重」で、「言い飽きた 御社が 理想の会社です」。次の面接の連絡なのか、ほかの会社から電話が鳴ったものの、「面接中 震える携帯 握りしめ」と、もどかしい思いをすることもある。

 結局「内定を くれた企業が 一番だ」。「もう二度と 御社の商品 買いません」とは思っていても言えそうにない。これまで散々「ゆとりだと 言われてきたけど ゆとりなし」というのが率直なところだろう。
***

「ゆとりだと 言われてきたけど ゆとりなし」 就活生が詠む川柳30選
~『日経就職ナビ2011 就職活動モニター調査』(2010年6月)より~
(2010/6/22ディスコ プレスリリース)
http://web.disc.co.jp/topics/monitor_20100622.htm

2010.09.18

増える暴力行為

駅員に対する暴力行為が増えている。

街でモメルおとなも目立つ。

電車内でも、小さなことで・・・。

おとな社会の反映としての、子どもの暴力行為の増加ではないだろうか。

***
余録:増える小学生暴力
(2010/9/16毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/

 「やんちゃ」とは小さな子がだだをこねて無理を言ったり、わがまま勝手な振る舞いをするさまだ。それをかわいいと見る意味合いもふくんでいる。で、近年はもっと年上の世代の「若気のいたり」といった意味で使われることも多い▲青少年の反社会的な非行はどの国でもだいたい17~18歳がピークで、20歳代に入ると急に減るという。増え出すのはだいたい13歳ぐらいからというのが常識である。この時期の不行跡を「やんちゃ」などと、ちょっと大目に見てきたところもある今までの大人社会だ▲だが驚くのは昨今の暴力行為の低年齢化である。文部科学省によると、昨年度の全国の小中高校生の暴力行為は過去最多の6万913件だったが、高校では減っている。急増したのは小中学校で、とくに小学校の加害児童数は06年度と比べ各学年とも約2倍になった▲全体としてかつての荒れる学校のような集団による器物破損などは減っている。これに対し教師への乱暴など、個人による衝動的な暴力が増えているのが近年の傾向だ。つまりはキレる子供らが低年齢化しているのである▲「感情のコントロールができない」「コミュニケーション能力不足」「規範意識の欠如」--文科省が指摘する暴力事件増の背景である。予想のつかない攻撃衝動の噴出と、それを抑え込む心の内外の歯止めがどれもこれもタガの外れたように見えるのが不気味である▲まだ「やんちゃ」が本来の意味であてはまろうかという小学生だ。なのに、とてもおおらかに見過ごせぬとげとげしい攻撃衝動が広がるのはなぜか。やんちゃなお兄さん、お姉さんたちも心配になろう。

2010.09.17

今日でブログ開設6年、!

小学校はいろいろあっても、6年で卒業。

学年が一段一段、上がっていく節目もなつかしく。

ブログ1周年に打ち上げたのは(2005/9/17)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/09/post_723f.html

ブログめでたく2年となりました(2006/9/17)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2006/09/post_4117.html

ブログ3年生卒業(2007/9/16)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2007/09/post_ae6f.html

ブログ4年がたちましたー(2008/9/17)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/09/post-4aa0.html

5年の節目は、ちょっと内容が紹介するまでもなく略。

6年を迎えるにあたって、

いろいろと考え、迷い、悩んだなかで、こりずにやっていくことに。

ほんとは去年、5年でやめようと。

前日に、tamyレポートおわりですって予告して、

そしてちょうど5年の日に、

Tamyレポートやっていきますって。

頭文字が大きくなっただけで。

一部のコアな方からは、まじめに怒られて。

そして6年の今日。

Tamyレポートはおわり。

Tamyレポート!としてやっていくことになりました。

コリゴリなことも多いけど、こりませんよ。

今まで生きてきて、義務で6年も続いた小学生生活が一番長かったのですが、

ブログ生活がそれを上回ることになります。義務ではないのですが。

それ以外は長続きせず。熱しやすく冷めやすく、飽きっぽいので。

以前は私のまわりで起きる出来事から社会をみつめる記事が多かったのですが、

最近は、新聞批評やなぜか歌紹介なども。。。

手抜きも覚えて。

今後は、サプライズがあって、パンチのある、それでいてやさしいブログを書いていきたいなと。

私なりの切り口と表現でね。

そんな思いをこめての「!」。

6年で約1700以上も記事を書いてきた自分をねぎらい、

60万以上のアクセスもいただき、読んでくださっているみなさんに心から感謝するブログ6歳の誕生日。

厳しいニュースばかりが垂れ流されるなかでも、流されずに、流れをつくりたい。

そう思っています。

つらいことも山ほどありますが、

私の生き方としてはこれから半年ががんばりどき、正念場で。

♪涙の数だけ強くなれるよ♪ 信じてがんばりますけどね。

起承転結、春夏秋冬、喜怒哀楽、風林火山、こんなブログでも感じていただけたら。

みなさん、本当にありがとうございます。

誕生日は生きていれば1年に1回はくるけれど、

ブログ誕生日、次あるかはわからないわけで。

ありがとう、しかないですね。

2010.09.16

松野明美さん、特集記事が10回連載

元陸上選手でタレントとしても活躍してきた松野明美さん。

今春、熊本市議補選に立候補して当選しました。

彼女の特集連載記事が8月31日から9月11日まで計10回掲載。

2回目以降の記事は、リンク先の記事下「アーカイブ」からご覧になれます。

***
時代を駆ける:松野明美/1 熊本市議に初当選
(2010/8/31毎日新聞東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kakeru/news/20100831ddm012070016000c.html

◇AKEMI MATSUNO
 全力を振り絞り、ゴールで倒れこむ姿が印象的だった元マラソンランナーが今年4月、熊本市議に初当選した。全日本実業団女子駅伝の12人抜きで注目を浴び、バルセロナ五輪の代表選考から漏れた時は悲劇のヒロインに。タレント、障害のある子供の母へ。山あり谷ありの人生だ。

 もともと政治には興味はなかったんですよね。マラソンランナーは自分との闘いですから。昔は本当に他人に興味がありませんでした。でも、政治は他人のことを考えるのが仕事でしょ。「出ないか」と声をかけられて1カ月ぐらいは迷いましたね。子供の面倒を見なければいけないですし。

 《しかし、ダウン症の次男健太郎君(6)が、最終的に立候補を決意させた》

 今は、私や夫がそばにいますが、いつか先に死んでしまうわけですから。障害のある人が、自立して生きていけるような社会を作りたいと思い、最終的に決めました。

 選挙運動中は負けた時のコメントを考えてましたね。毎日15キロ走っててもやせなかったのに、選挙期間中は一時、1・5キロやせました。

 《熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う4月の市議増員選(定数2)で、松野さんは3500票余りを得て、5人中2位で当選を果たした》

 当選が決まって笑おうと思ったんですが、これからの責任を考えたら自然と顔がこわばりました。市議会では1人会派「ニコニコくまもと」を作りました。最初は私が所属していた(旧スーパーマーケットチェーンの)「ニコニコドー」からとって「ニコニコ党」にしようと思ったんです。オリンピックに出て思ったんですが、「ニコニコ」笑顔は国を超えて通じますから。でも1人で党というのもおかしいなって。

 今は勉強することばかりだけど、今後は障害のある子の教育問題などに取り組みたい。そのため、学校などいろいろな現場を視察しようと思っています。私の長所は、皆さんが親しみを持って見てくれることです。議員じゃなくて、先生でもなくて、「松野さん」と気軽に呼ばれたい。政治を身近に感じてもらえたらうれしいです。
***

2010.09.15

今夜10時、NHK「歴史秘話ヒストリア ウルトラマンと沖縄 脚本家・金城哲夫の見果てぬ夢」

今夜10時からの放送。

「沖縄」を考えずにはいられないいま、必見かとラ・テ欄読んで。

気づくのが遅れましたが。

***
歴史秘話ヒストリア
http://www.nhk.or.jp/historia/index.html
第50回放送予定 ウルトラマンと沖縄
~脚本家・金城哲夫の見果てぬ夢~
平成22年9月15日(水)22:00~22:43 NHK総合

テレビ番組史上に残るヒーロー「ウルトラマン」の生みの親で、沖縄出身の脚本家・金城哲夫の生涯に迫る。金城は戦後アメリカ統治下の沖縄から上京し、豊かな想像力を発揮して「ウルトラマン」で大成功する。しかし彼の心の中には常に、本土に沖縄の姿を伝えたい、という願いがあった。基地問題、ベトナム戦争など激動の沖縄と本土の懸け橋になろうとした金城と、ウルトラマンと現代史をめぐる、知られざる夢と悲しみと勇気の物語。

2010.09.14

9月19日(日)深夜、「ボクだってできる!密着・5歳児の富士登山」

登山ブーム。

この夏も、知人が何人か富士登山へ。

5歳児の富士登山はどうなのか。

***
日テレ「NNN ドキュメント’10」
ボクだってできる! 密着・5歳児の富士登山
http://www.ntv.co.jp/document/
9月19日(日)24:50~ 
ナレーター : 杉山裕子
制作 : 山梨放送
再放送 :
9月26日(日) 18:30~  CS「日テレNEWS24」
9月27日(月) 23:30~  BS日テレ

毎年夏になると5歳児(年長組)が富士登山に挑戦する保育園がある。神奈川県秦野市、丹沢山系の麓にある若木保育園。教育方針は『身体を動かすこと』。毎日1~2時間の散歩から、園庭での裸足教育など一日中、身体を使って学ぶ。そんな若木保育園で、今年30回目を迎えるのが「卒業記念登山」。20年以上無事故で続けられている富士登山だ。保護者も一緒に山に登るが、自分の子どもには一切手を貸してはいけない。子どもたちは一列の隊をなしながら、自分の力だけで、日本一の山の頂を目指す。教育の崩壊や、児童虐待など親子関係におけるネガティブなニュースが多い中、過酷な山に挑むことで、お互いを見つめ、成長する園児と保護者の姿に迫る。

2010.09.13

9月19日午後1時35分、「おばあちゃんへの手紙」に植村花菜も

子どもの頃から、おばあちゃん役は、菅井きんさんかこの人だったと思う。

私のおばあちゃんとのつきあいは、途切れ途切れの縁で。

大人の都合で糸は断ち切られたり、また紐解かれたり。

残念だったなぁ。もういない。

でも、「トイレの神様」で、あたたかい話・歌と出会えて。

そのおばあちゃん役の象徴の女優さんと、トイレの神様の植村花菜さんが「共演」。

ステキなことです。

***
NHKアーカイブス
おばあちゃんへの手紙~北林谷栄さんの遺したもの~ 
平成22年9月19日(日)午後1時35分~2時45分(70分)
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/next/index.html

今年4月、98歳で亡くなられた女優・北林谷栄さん。60年以上にわたって舞台、映画で活躍し、特に、若い頃から老女の役を演じ続け、「日本一のおばあちゃん役者」とも言われた。
出演映画の一つ「阿弥陀堂だより」(2002年)では、村はずれのお堂に住み、何気ない言葉で人々に癒しを与えてくれるおばあちゃん「おうめさん」を演じた。ロケ地となった長野県飯山市にはオープンセットの阿弥陀堂が今も保存され、北林さんが演じたおばあちゃんの面影を訪ねて全国からファンが訪れ、メッセージを残していく。
北林さん演じるおばあさんがなぜ人々を惹きつけるのか。
敬老の日を前に北林さんの生き様を描いたドキュメンタリーとともに、北林さんにメッセージを寄せた人たちの思いを取材し、「日本のおばあちゃん像」を見つめる。
スタジオには、作家の佐江衆一さん、そして「トイレの神様」という曲で祖母との思い出を綴ったシンガーソングライターの植村花菜さんを迎える。

ゲスト:佐江衆一(作家)、植村花菜(シンガーソングライター)
キャスター:桜井洋子アナウンサー

<ご覧いただくのは>
プライム10「八十二歳 女優・北林谷栄 凛々と舞台に生きる」
1993年9月9日放送
***

2010.09.12

沖縄、どこの国?

9月12日の朝日新聞朝刊を開いた。

「沖縄 怒り 疲れ 虚脱」

今日、「辺野古」の名護市議選が投開票される。

3面には「ヤマトよ 偽善だ」と、

地元2大紙の沖縄タイムスが社説で、本土の朝日、毎日、読売を批判したことにも痛烈にふれている。

本土メディア批判は2004年の沖縄国際大学の米軍ヘリ墜落事件の全国紙の取扱の地味さが響いたという。

署名記事の結びで記者は問う。

「沖縄は日本なのか―。沖縄で今、繰り返し問われる言葉である」と。

基地か経済かという踏み絵はもうやめよう。

パンを作るパン屋

「政治主導」って、ホントにヘンだ。

保育園の「子どもの昼寝に敷布団が必要か。床に直接寝かせればいい」とか、給食の職員が3人いると聞いて子どもたちに「3人のなかで一番おいしい給食作るのだれですか」と言い、政策を動かしてきた厚生労働大臣とその政権。

基本が間違っているから、とんでもないものしか出てこない。

700人以上いるんだから、政治家は仕事をしてほしい。

ろくなパンができないんじゃ、定数削減の話も出るよ、そりゃ。

つくり方が一致せず。

カンパンとオザワパンにわかれて。

コネたり、ゴネたり。

あっちから手が入り、こっちから手が入りで・・・。

下記の記者コラムは興味深かった。

***
◇発信箱:パンを作るパン屋=福本容子(2010/9/10毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20100910ddm004070124000c.html

 今年の流行語大賞に輝くかどうかは分からないけれど、「政治主導」が、はやり言葉だ。聞かない日はない。でも変な日本語。

 「政治主導の予算を作る」が民主党代表選で小沢さんの決まり文句になっている。だけどこれ、「パンを作るパン屋になる」とか「歌を歌う歌手を目指す」と言ってるようなもの。予算を作るのが国民から託された政権党の最大の仕事なのだから。国の政治の頂点を目指そうという人の目標が「本業をやります」では恥ずかしくない?

 ところが、政治家のパンを作らないパン屋状態は、実に長く続いている。自民党政権時代から総裁選のたびに「政治主導」が語られ、「政治主導の予算編成・税制改正を推進する議員懇談会」まで作られた。15年前のこと。

 そして、政治主導と叫ぶだけのその15年間に、国の借金残高は412兆円増えた。

 それにしても、なぜ本業ができないの?

 「予算を要求する時は大きな声を出すけれど、財源問題や役所の仕事を削る議論になると言わない。このままでは財政の収支を考えている大蔵省(財務省)に頭が上がらない。政治家自身が収支を考える発想にならない限り、(政治家に)本当の権力は戻ってこない」。自民党政調会長だった加藤紘一さんがインタビューで語っていた言葉だ。15年半前のこと。

 小沢さん、もう「パン屋の手でパンを作る」みたいなかけ声はやめにして、立派なパンのレシピを見せてください。大きくておいしいというだけではだめよ。材料は来春までに入手できないといけないし、高すぎては収支の帳尻が合いません。

 菅さんも、政策コンテストとか国民に予算の仕分けをお願いするようでは困ります。その仕事を民主党に任せてって言って選挙で選ばれたのだから。(論説室)
***

2010.09.11

9月13日深夜「男として、親として ―仙台、ある父子の物語―」

深夜の放送のドキュメンタリー番組。

どうやら関東近県のみの放送のようで残念ですが。

9月13日(月)26:40~27:35 フジテレビ系列(関東近県のみのようで)

第19回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『男として 親として~仙台、ある父子の物語~』
仙台市の村上吉宣さんは2人の子を持つ父子家庭。母子家庭に比べ公的支援がほとんどない事に疑問を持ち、改善を求めて行動を起こす。その動きはやがて全国へ波及する。

父子家庭は全国におよそ9万世帯あまり。日本の全世帯に占める割合は0.18%しかなく、彼らは超がつくほどマイナーな存在である。その中の1人、村上吉宣さんは、8歳の長男・響君が患った「急性骨髄性白血病」など、2度の大病をきっかけに仕事を辞め、生活保護で生計を立てている。7歳の長女・桜胡ちゃんとの3人暮らしは決して楽ではない。その中で村上さんは、母子家庭に比べて児童扶養手当などの公的支援がほとんどない事に疑問を持っていた。そこへ政権交代が起こる。与党・民主党のマニフェストに、「父子家庭への児童扶養手当支給」が明記され、全国の父子家庭が大きな期待を抱いた。しかし、他の政策も目白押しのマニフェスト…予算要求は過去最高にまで膨れ上がり、父子家庭のための手当支給が厳しくなる。その状況を目の当たりにした村上さんは、全国の父子家庭に呼びかけて、手当の支給を求める行動を起こした。父子家庭の「普通の父ちゃん」達は、国会議員、厚生労働省の大臣政務官、そして民主党の幹事長室へも陳情を行う。しかし、色よい返事はなかなか返ってこない…疲れきった村上さんに力を与えたのは、響君と桜胡ちゃん、2人の子ども達の存在だった。国に手当支給を求めて活動を続ける一方で、やがて彼は、自らの生活をも立て直すべく、新たな一歩を踏み出す。

ナレーター 梅島三環子(仙台放送アナウンサー)
スタッフ 【取材・撮影・構成】 西村和史

放送内容の詳細はこちら
http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/19th/10-171.html

2010.09.10

保育制度「新システム」について、内閣府政務官、反対の伊藤周平教授らがシンポで議論

菅さんは、新成長戦略として介護や保育など規制緩和を雇用をと言い、オザワさんは、地域主権で国の補助金を削減して地方が自由に使えるようになれば、予算は少なくてもやっていけるという究極の代表選挙。

保育制度転換反対のアニメ動画や漫画チラシ、6月には1100人の総決起集会を開催し、その3割以上を保護者が占めた福岡市保育協会主催のシンポが今月開かれました。

全国保育団体連絡会関係のレポートにも登場する伊藤周平教授、泉健太内閣府政務官、福岡市保育協会理事という3人でのしぼりこんだシンポジウムについて、報道が。

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あと1週間で6年の区切り

9月17日で、ブログ開設6年の区切りを迎えます。

あと1週間。今後も含めて、いろいろ考えますね。

毎年そうですが、この時期になると昔を思い出したり、なつかしくもあり。

さまざまな考えや立場の人がご覧のようですが。。。

6年って長いですね。

特にこの1年は仕事もブログもがんばったし。

違うことにもチャレンジしようとも思うことも。

ブログ・ハッピーバースデイの区切りには、何かちょっと驚きを。

2010.09.09

規制緩和で何を成長させていくのか

政治が信じられなくなる。

菅さんは、「一に雇用、二に雇用、三に雇用」「(介護や保育などの)規制緩和を」などと言っている。

この規制緩和は6月にまとめられた新成長戦略に盛り込まれた。

でも、そのちょうど1年前。

その菅氏もサインして決定された民主党の、

「保育サービスについての考え方」(2009.7.1)
http://www.dpj.or.jp/news/?num=16422

には、「保育制度の改革にあたっては、保育の質の確保が大前提」「国が設けている保育室の面積や保育士の人数などの最低基準についても、子どもたちに良質な保育を提供する視点で改善することが必要」などと明記されていたのに。

9月10日からは、内閣府が「国民の声」の募集をスタートさせる。

「おかしなルールの見直し(国の規制・制度の改革)募集要項」
http://www.cao.go.jp/sasshin/kokumin_koe/kisei-seido.html

として、新成長戦略にむけた規制の見直しなどを誘導していく。

あの行政刷新会議もこれにかかわるようだ。

必要な規制はないのか。

また、ルールをおかしいと言ってねじまげる不当な圧力はないのか。

新成長戦略で失ってしまうものはないのか。

そう考えずにはいられない。

***
新成長戦略[平成22年6月18日閣議決定]より
http://www.kantei.go.jp/jp/sinseichousenryaku/

18.幼保一体化等(49ページ)
すべての子どもたちに質の高い幼児教育と保育を保障することが「人づくり」の起点として必要であり、このため、幼保一体化を含む制度改革と環境整備に全力で取り組む。具体的には、幼稚園教育要領と保育所保育指針を統合した「こども指針(仮称)」の策定、幼稚園・保育所の垣根を取り払い(「保育に欠ける要件」の撤廃等)、新たな指針に基づき、幼児教育と保育をともに提供する「こども園(仮称)」に一体化、実施体制の一元化を行うとともに、指定制度の導入、利用者が自ら選択する事業者と契約する利用者補助方式への転換、「こども園(仮称)」について価格制度を一本化等により多様な事業主体の参入促進による様々な子どもの事情に応じた幅広いサービス提供を行う。2017 年には待機児童が解消し、保護者の就労形態等によらず、すべての子どもに質のよい成育環境が整備されることが期待される。
***

2010.09.08

9月12日(日)24:50NNNドキュメント「カツドウカ、社会へ 湯浅誠の若者養成塾」

丁寧な取材と切り口で定評のあるNNNドキュメント。

次回と次々回は注目しています。

***
日本テレビ系 NNNドキュメント'10
カツドウカ、社会へ 湯浅誠の若者養成塾
http://www.ntv.co.jp/document/
放送時間  :  9月12日(日)24:50~ 
制作 : 日本テレビ
再放送:
9月19日(日) 18:30~  CS「日テレNEWS24」
9月20日(月) 23:30~  BS日テレ

年越し派遣村村長、反貧困ネットワーク事務局長など変幻自在に様々な市民運動を展開してきた湯浅誠氏。現在、政府で内閣府参与を務める彼が、世の中を明るくしようと、仲間と活動家養成講座を作った。その名も「活動家養成・一丁あがり講座」。講座に集まった受講生は当初45人。多くは、社会に“違和感”を抱いて参加していた。派遣切りされて暗い表情だった青年は、仲間を作って明るさを取り戻し、今、秋葉原事件を考える活動に熱中する。大学院まで進んだものの就職に失敗、高学歴ワーキングプアになった塾講師の女性は、若者たちに「今どきの働き方」を伝える活動を…。それぞれが世の中を明るく照らし始めた(!?)…その1年半の記録。
***

2010.09.07

記者がみた「沖縄の高校野球」

この記者のコラムは、いつも興味深い。

私が感じていることもあるけれど、気づかなかったこともみえてくる。

記者しか知らないことがニュースの裏にあって。

肯定されてこそ、育つことがあると思う。

***
◇発信箱:沖縄の高校野球=三森輝久(西部報道部)
(2010/9/7毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20100907k0000m070106000c.html
 驚いた。沖縄では今も祝賀ムードが続いている。お祝いとはもちろん、興南高校の甲子園春夏連覇だ。

 「興南高校野球部を甲子園に送る会」は10日、那覇市内のホテルで「甲子園春夏連覇祝賀会」を開催する。「お酒もあり」の席なので、大人だけ。800人収容のホールを借りるのだそうだ。まだある。春の紫紺、そして夏の深紅の優勝旗が12日から20日まで、県立博物館・美術館!の玄関ホールに展示される。興南高校には連覇直後から「優勝旗を見たい」との電話が1日平均数十件もあったという。今も警備員しかいない夜中に「おめでとう」の電話が時々かかってくるとか。

 残念ながら甲子園で沖縄勢を取材した経験はないが、5年間の那覇勤務では沖縄大会を何度か取材した。印象に残るのは、緊張感はあっても、甲子園出場がまるで最低限の義務と言わんばかりの、強豪校にかかる重苦しさや悲壮感を感じなかったこと。純粋に試合に集中する、そんな雰囲気だ。

 象徴的と思えるのが2年前の夏、その年春のセンバツを制した沖縄尚学に興南が挑んだ準決勝。初回に1点を先制した興南は終盤の3度のバント失敗が響き、緊迫した投手戦の末1対3で逆転負けした。それでも我喜屋(がきや)優監督は試合後、開口一番報道陣に言った。「ナイスゲーム。これぞ高校野球。そう思いませんか?」。甲子園を逃したにもかかわらず、選手をたたえる強豪校の監督は多くはない。

 翌日の決勝で敗れた沖縄尚学の比嘉公也監督が選手にかけた言葉もすてきだった。「3年間よく頑張った。でもおまえたちの人生はこれからだ。そのことを忘れるな」。沖縄の高校球界をリードする懐の深い指導者たち。県民の高校野球人気と無縁ではないと思う。
***

2010.09.06

デザインかえました

以前から何度か、いつものからデザインを季節によって変えてきました。

年1回の大きな仕事も昨日で一段落ついたので、ホッと一息。

まだまだ耐えられない暑さが続いていますが、涼しくなるように、季節感をこめて、何年か前の秋の前に使っていたデザインに一時的に変えました。

関連して、9月22日が中秋の名月、23日が満月なんだとか。

雨もほしいけど、この2日間は晴れたらいいね。

中川あゆみ「事実  12歳で私が決めたコト」

両親の離婚、祖父母との養子縁組。

姓の変更。

いじめをうけて・・・。

路上ライブを重ねた10代前半の彼女は、メジャーデビュー。

10月10日に日比谷公会堂で開催される、児童虐待死を悼(いた)み命を讃える市民集会でも、歌い上げる。

大人の都合で影響を受ける、小さな子ども。

私も、小学生のときに、姓がかわり、その後その姓の意味もなくなって、

就職して、母親のもとの姓にしようと霞ヶ関で手続きをしようとしたら認められず。

彼女、私より20歳以上も若いのに、

あゆみという名前を大切に、おとな社会に投げかけ、しっかりあゆみ続けている。

中川あゆみ / 事実  12歳で私が決めたコトShort Ver.
http://www.youtube.com/watch?v=vquea7K0dwU&feature=channel

2010.09.04

9月5日(日) 午後9時、NHKスペシャル「消えた高齢者 無縁社会の闇」

番組タイトルも正式に決まったようで、リンク先では予告動画も。

***
2010年9月5日(日) 午後9時00分~9時49分
NHKスペシャル 消えた高齢者 “無縁社会”の闇
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100905.html

〔再放送〕9月7日(火)  午前0時15分~1時04分(6日深夜) 総合

‘生きているか、死んでいるかさえ分からない’――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。各地の自治体は今も毎日、住民基本台帳に記された住所地を訪ねて歩き、付近の住民から話を聞くなど調査を進めている。国は年金を受給しているすべての所在不明者の調査に着手した。
相次ぐ所在不明の高齢者。個別のケースを独自に追跡取材していくと、その多くが地縁や血縁など社会とのつながり失ったまま“無縁化”している実態が浮かび上がってきた。無縁社会は私たちの想像以上に、水面下で広がっていた・・・。
さらに、所在不明の高齢者に年金が支払われ続けているケースがいくつも明らかになった。取材のなかからは、親の年金を頼りに生活せざるをえない家族の深刻な事情が見えてきた。

番組では、所在不明となった高齢者の追跡取材と、独自のアンケート調査を軸に、‘無縁化’する高齢者の厳しい実態を浮き彫りにすると同時に、この先、安心して老後を暮らし、最期を迎えるために果たして何が必要なのか、国や社会のあり方を問う。
***

2010.09.03

勇気を力に、おかしいことはおかしいと

何が正しくて、何が間違っているのかわからない。

そんな相談をうけて、何回かの電話と何度かのメールでやりとりして、

結局、退職をしたと報告をうけた。

その直後、制度の不備や不当な働かせ方を告発できる事例がないかと、

マスコミ関係者から問い合わせがあって。

つないだ、つなげた。

それが告発記事になった。

お礼の手紙と掲載されたものを記者からいただいた。

相談してくれた勇気を力に、記者のペンの力を社会に。

おかしいことは、おかしいと言わなくちゃ。

流れは、流されているだけでは変わらない。

踏ん張って、流れを変えたいね。

2010.09.02

先生

子ども時代は、学校の先生になりたかったけれど、

違う仕事に。

振り返ると、何十人もの先生に支えられて育って。

イヤな先生もいたけれど。

それもいまはバネ。

最近知った、「先生」という歌。

沖縄を拠点に活動している伊禮俊一(いれいしゅんいち)さんの。

おとなになって、苦労して、そして人に感謝するということの大切さを知って。

あの日、あのときには、わからなった気持ち。

もう会えなくて伝えられないなんて、おとなになると心にしみる。

You Tube 伊禮俊一 『先生』
http://www.youtube.com/watch?v=kXa2RsZ8EjU

9月3日(金)午前1:30再放送、NHK「SONGS 心に響く歌2010」

9月1日に放送された、NHK「SONGS 心に響く歌2010」。
http://www.nhk.or.jp/songs/archive/100901.html

このブログで取り上げてきた「トイレの神様」「INORI~祈り~」が。

9月2日(木)深夜、日付変わって9月3日(金)NHK総合テレビ午前1:30~1:59に再放送です。

ぜひぜひ。

***

植村花菜「トイレの神様」
今は亡きおばあちゃんと暮らした日々のエピソードと、
感謝の気持ちが綴られた歌。
植村花菜さん自身が、小学校3年生の時から12年間、
祖母と暮らした実話を元に描いた歌。

伊禮俊一「先生」
恩師への、感謝の気持ちが綴られた歌。
伊禮俊一さん自身が、小学生時代に、
担任の先生との間で経験した出来事を元に描かれた。

クミコ「INORI~祈り~」
広島平和記念公園に立つ、折り鶴を掲げた「原爆の子の像」。この像のモデルとなったのが、2歳で被爆、12歳で亡くなった佐々木禎子さん。
いつか元気になれることを祈って、千羽鶴を折り続けた、禎子さんの姿を描いた歌。

2010.09.01

普天間かおり「祈り」

普天間かおりさん、何度か生で聴いたことがあって、好きですね。

「祈り」、カラオケでも何度か歌ったり。

歌が背中を押してくれることが多い日々。

歌い手ってすばらしい。

You Tube インターネットライブ「普天間かおり/祈り」
http://www.youtube.com/watch?v=WQjSmLJRQPc&feature=related

***
◇オキナワ2010.8~9:/中 シンガー・ソングライター、普天間かおりさん
(2010/9/1毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100831dde041040039000c.html
 ◇「変わるかも」が大事--普天間かおりさん(36)
 <フェンス越し 灰色の滑走路から青い空へ 戦闘機が飛び立つ 私と違う言葉 青い瞳 当たり前のようにそこにはあった>

 シンガー・ソングライター、普天間かおりさん(36)の「R(ルート)329」。04年に発表したこの曲に、美しい自然と米軍基地が“共存”する古里、沖縄の風景を歌った。

 中城村(なかぐすくそん)は米軍普天間飛行場がある宜野湾市の隣。幼いころ、沖縄戦を生きた曽祖母や祖母から、避難先のガマ(壕(ごう))で曽祖父が銃撃され亡くなった話を繰り返し聞いた。一方、村には米兵の子供の学校があった。米兵や基地が日常に溶け込む暮らしに、疑問はなかった。

 高校2年、歌手デビューのために移った東京は衝撃だった。「なんで日本語がそんなに上手なの」。高校の同級生に聞かれた。「本名の普天間はなじみがない」。そんな理由で、芸名は「本間かおり」に。「同じ日本なのに。沖縄とは何なのか」。自らのアイデンティティー(存在証明)と現実のはざまに悩んだ。

 アニメの主題歌中心の歌手生活。転機は96年だった。都内のライブ会場で旧知の沖縄民謡の歌手が言った。「かおりは島の人間だから島の歌を歌いなさい」。ステージに上がり、即興で沖縄の歌謡曲「芭蕉布(ばしょうふ)」を伴奏なしで歌った。古里の歌に、熱くなった。

 前年の米兵による少女暴行事件で、県民の反基地感情は大きなうねりとなっていた。「私はウチナーンチュなんだ。平和を願う沖縄で生まれ育った者として歌いたい」。芸名「本間かおり」をやめ、本名を名乗った。

 <水をください 涙でいいから 割れた大地を潤すの 争いならば いらない>(「祈り」)

 自作の歌に平和への願いを込める。基地のない沖縄が理想と思う。だが現実もある。「私の周りにも基地で働く人がいる」。普天間飛行場の名護市辺野古への移設も「私自身が簡単に賛成、反対とは言えない。悩んでいる」。県外移設を志向した民主党政権の辺野古回帰に、県民の批判は依然根強い。だが、こうも思っている。「今の状態が当たり前とあきらめていた中で、『変わるかも』と感じることもできた。私は問題解決を考える人を歌で励ましたい」【斎藤良太】

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 ■人物略歴

 ◇ふてんま・かおり
 沖縄県中城村生まれ。02年にメジャーデビュー。今年7月、最新シングル「必要なんだよ」を発表。
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