普天間かおり「祈り」
普天間かおりさん、何度か生で聴いたことがあって、好きですね。
「祈り」、カラオケでも何度か歌ったり。
歌が背中を押してくれることが多い日々。
歌い手ってすばらしい。
You Tube インターネットライブ「普天間かおり/祈り」
http://www.youtube.com/watch?v=WQjSmLJRQPc&feature=related
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◇オキナワ2010.8~9:/中 シンガー・ソングライター、普天間かおりさん
(2010/9/1毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100831dde041040039000c.html
◇「変わるかも」が大事--普天間かおりさん(36)
<フェンス越し 灰色の滑走路から青い空へ 戦闘機が飛び立つ 私と違う言葉 青い瞳 当たり前のようにそこにはあった>
シンガー・ソングライター、普天間かおりさん(36)の「R(ルート)329」。04年に発表したこの曲に、美しい自然と米軍基地が“共存”する古里、沖縄の風景を歌った。
中城村(なかぐすくそん)は米軍普天間飛行場がある宜野湾市の隣。幼いころ、沖縄戦を生きた曽祖母や祖母から、避難先のガマ(壕(ごう))で曽祖父が銃撃され亡くなった話を繰り返し聞いた。一方、村には米兵の子供の学校があった。米兵や基地が日常に溶け込む暮らしに、疑問はなかった。
高校2年、歌手デビューのために移った東京は衝撃だった。「なんで日本語がそんなに上手なの」。高校の同級生に聞かれた。「本名の普天間はなじみがない」。そんな理由で、芸名は「本間かおり」に。「同じ日本なのに。沖縄とは何なのか」。自らのアイデンティティー(存在証明)と現実のはざまに悩んだ。
アニメの主題歌中心の歌手生活。転機は96年だった。都内のライブ会場で旧知の沖縄民謡の歌手が言った。「かおりは島の人間だから島の歌を歌いなさい」。ステージに上がり、即興で沖縄の歌謡曲「芭蕉布(ばしょうふ)」を伴奏なしで歌った。古里の歌に、熱くなった。
前年の米兵による少女暴行事件で、県民の反基地感情は大きなうねりとなっていた。「私はウチナーンチュなんだ。平和を願う沖縄で生まれ育った者として歌いたい」。芸名「本間かおり」をやめ、本名を名乗った。
<水をください 涙でいいから 割れた大地を潤すの 争いならば いらない>(「祈り」)
自作の歌に平和への願いを込める。基地のない沖縄が理想と思う。だが現実もある。「私の周りにも基地で働く人がいる」。普天間飛行場の名護市辺野古への移設も「私自身が簡単に賛成、反対とは言えない。悩んでいる」。県外移設を志向した民主党政権の辺野古回帰に、県民の批判は依然根強い。だが、こうも思っている。「今の状態が当たり前とあきらめていた中で、『変わるかも』と感じることもできた。私は問題解決を考える人を歌で励ましたい」【斎藤良太】
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■人物略歴
◇ふてんま・かおり
沖縄県中城村生まれ。02年にメジャーデビュー。今年7月、最新シングル「必要なんだよ」を発表。
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