厳しさうつす就活川柳30選
私は12年前の就職氷河期に仕事に就いたが、今年はもっと厳しいようだ。
川柳からその深刻さが浮かび上がってくる。
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汗だくの就職活動、川柳で訴え 「ああ無情」内定取れず
(2010/9/7共同通信)
「ああ無情 あんなに褒めて くれたのに」。暑い日が続く中、汗だくで就職活動を続ける学生たちが就職情報サイトを運営する「ディスコ」(東京)に寄せた川柳からは、内定を取れずに悪戦苦闘する様子が浮かび上がってくる。
人数が限定される会社説明会に登録するのも大変で、「一瞬で 満席表示 説明会」。「説明会 予約のために iPhoneを」と、家にパソコンを持たない学生が、普通の携帯電話では見られないインターネット画面を見るために、最新機器を購入する涙ぐましい光景も。
面接までこぎ着けても「わからない 本音と建前 紙一重」で、「言い飽きた 御社が 理想の会社です」。次の面接の連絡なのか、ほかの会社から電話が鳴ったものの、「面接中 震える携帯 握りしめ」と、もどかしい思いをすることもある。
結局「内定を くれた企業が 一番だ」。「もう二度と 御社の商品 買いません」とは思っていても言えそうにない。これまで散々「ゆとりだと 言われてきたけど ゆとりなし」というのが率直なところだろう。
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「ゆとりだと 言われてきたけど ゆとりなし」 就活生が詠む川柳30選
~『日経就職ナビ2011 就職活動モニター調査』(2010年6月)より~
(2010/6/22ディスコ プレスリリース)
http://web.disc.co.jp/topics/monitor_20100622.htm
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