松野明美さん、特集記事が10回連載
元陸上選手でタレントとしても活躍してきた松野明美さん。
今春、熊本市議補選に立候補して当選しました。
彼女の特集連載記事が8月31日から9月11日まで計10回掲載。
2回目以降の記事は、リンク先の記事下「アーカイブ」からご覧になれます。
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時代を駆ける:松野明美/1 熊本市議に初当選
(2010/8/31毎日新聞東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kakeru/news/20100831ddm012070016000c.html
◇AKEMI MATSUNO
全力を振り絞り、ゴールで倒れこむ姿が印象的だった元マラソンランナーが今年4月、熊本市議に初当選した。全日本実業団女子駅伝の12人抜きで注目を浴び、バルセロナ五輪の代表選考から漏れた時は悲劇のヒロインに。タレント、障害のある子供の母へ。山あり谷ありの人生だ。
もともと政治には興味はなかったんですよね。マラソンランナーは自分との闘いですから。昔は本当に他人に興味がありませんでした。でも、政治は他人のことを考えるのが仕事でしょ。「出ないか」と声をかけられて1カ月ぐらいは迷いましたね。子供の面倒を見なければいけないですし。
《しかし、ダウン症の次男健太郎君(6)が、最終的に立候補を決意させた》
今は、私や夫がそばにいますが、いつか先に死んでしまうわけですから。障害のある人が、自立して生きていけるような社会を作りたいと思い、最終的に決めました。
選挙運動中は負けた時のコメントを考えてましたね。毎日15キロ走っててもやせなかったのに、選挙期間中は一時、1・5キロやせました。
《熊本市と旧熊本県植木町の合併に伴う4月の市議増員選(定数2)で、松野さんは3500票余りを得て、5人中2位で当選を果たした》
当選が決まって笑おうと思ったんですが、これからの責任を考えたら自然と顔がこわばりました。市議会では1人会派「ニコニコくまもと」を作りました。最初は私が所属していた(旧スーパーマーケットチェーンの)「ニコニコドー」からとって「ニコニコ党」にしようと思ったんです。オリンピックに出て思ったんですが、「ニコニコ」笑顔は国を超えて通じますから。でも1人で党というのもおかしいなって。
今は勉強することばかりだけど、今後は障害のある子の教育問題などに取り組みたい。そのため、学校などいろいろな現場を視察しようと思っています。私の長所は、皆さんが親しみを持って見てくれることです。議員じゃなくて、先生でもなくて、「松野さん」と気軽に呼ばれたい。政治を身近に感じてもらえたらうれしいです。
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