セクハラ裁判 訴えは私たち日本人と司法に響くのか
この1ヶ月間、ずっと怒り狂っていることがある。
中国政府の極めて独裁的な圧力と攻撃姿勢。
もうひとつは、日本で起きた中国人へのセクハラ事件。
ちょうど1ヶ月前、被害者の訴えを生で聴いた。
きちんとした日本語で、怒りをこめて。
「日本人、恥ずかしくないですか」と。
日本人として恥ずかしいにもほどがあった。
聞き手の9割近くは40・50代の男性で。
非正規雇用で、日本人でない中国人。
この事件・裁判については、作家の雨宮処凛さんが「マガジン9条」に連載してきた。
158. 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから?
あるセクハラ裁判を巡って その1。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100901/
159. 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから?
あるセクハラ裁判を巡って その2。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100908/
160. 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから?
あるセクハラ裁判を巡って その3。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100915/
161. 中国人だから? アルバイトだから?「女」だから?
あるセクハラ裁判を巡って その4。の巻
http://www.magazine9.jp/karin/100922/
私にとって、セクハラとの出会いは、中学校のとき。
教頭に次ぐ地位の教師がおとなしい女性教師に、宴会で・・・。
中3のときに、熱血女性教師から聞いた話。
あれから20年の時を経て、学校現場でもいまだに根強くあるという。
それにしても、ほんの氷山の一角なのだと思う。
お金のかかる裁判までしてたたかう当事者の、誇りを、尊厳を。
日本人の意識と日本の司法が問われている。
思い知らされた。
知らないではすまされない、知らなければならないことが、たくさんあることを。
訴えなければわからない、訴えなければ、なかったことにされるということを。
そして、もしかすると、訴えても、なかったことにされるかもしれないということにも。
だから伝えたい。
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