失われた人とのつながりの深さや強さとは
今朝は少し遅めの出勤で、朝にゆとりがあり。
ニュースチェックをしていると、サンケイスポーツに川嶋あいさんと興味深い番組の情報が。
数日前につづった「10の世界」。
十人十色の世界。
今年は「カラー」という言葉にこだわってきた。
そんな2010年も第4コーナーを迎えた。
サンスポの記事にも、大切なことが色々と。
BSフジ開局10周年記念番組 10月10日(日)午後7時~10時
『10の世界 ~10歳、10ヵ国、10人の世界…~』
http://www.bsfuji.tv/10worlds/
***
◇【ヒューマン】川嶋あい、羽ばたく路上の天使
(2010/10/9サンケイスポーツ)
http://www.sanspo.com/geino/news/101009/gnj1010090504012-n1.htm
シンガー・ソングライター、川嶋あい(24)が、10日放送のBSフジ開局10周年記念番組「10の世界~10歳、10カ国、10人の世界…~」(後7・0)でリポーターに初挑戦した。世界有数の人口過密都市、インド・コルカタで懸命に生きる10歳の少女の姿を目の当たりにし、音楽活動と並行して積極的に取り組む社会貢献活動に新たな思いが芽生えた。(ペン・納村悦子、カメラ・中川春佳)「渋谷駅前のスクランブル交差点の4倍ぐらい人口が集中しているようだった。人の多さとか車の混雑ぶりとか。生命力があふれるというか、大きなエネルギーを感じて圧倒されました」
初めて訪れたインドを彼女は路上ライブの思い出の地に例えて、こう表現した。
デビュー7年にしてリポーターに初挑戦。7月中旬にコルカタで暮らす10歳の少女、メガちゃんを訪ねた。人、牛、バス、人力車がごった返す喧騒の地。青空教室や簡素な露店、子どもが暮らす長屋など積極的に動き回る中、貧困の格差に衝撃を受けた。
「富裕層が通う大きなデパートがあれば、路上で寝泊まりする一家がある。メガちゃんの家は中間層の家庭だったけど、日本の子供たちより遙かに貧しかった」
だが、厳しい現状の中にも希望の光がみえる。 「支え合いとか、助け合う精神を自然に備えていて、人とのつながりが明確で強くてうらやましかった。メガちゃんも先生になるためにできることを一生懸命やりたいと話していて、子供たちが夢を持って明るくまっすぐ生きてるのも分かった」
24歳にして波瀾万丈な人生を経験した。養護施設での生活や、養父母の死、1000回もの路上ライブ…。さまざまな苦難を乗り越え、歌手になる夢を実現させたが、「私が10歳のときはこんなにまっすぐ走れてなかった」と振り返る。
一昨年の米国留学などで音楽的成長を遂げる一方、エチオピアでの児童養護施設建設をはじめ私費を投じて途上国へ学校を建設するなど社会貢献活動に力を注いでいる。
「保健と教育の充実が一番重要。現地の人たちが自立できる援助のやり方を考えて、プロの方達と連携していきたい。貧しいことが不幸だとか、裕福だから幸せだとかそういうものじゃない!! 旅で日本で失われた人とのつながりの深さや強さがいかに大切なのか分かった。この経験を音楽にも還元していきたいです」。
そういって笑う“路上の天使”の瞳の奥には強い意志が宿っていた。
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