チャンピオンは同い年
日頃、節制していないことの裏返しか、ボクシングの世界戦がテレビである時は、必ず観る。そして翌日のスポーツ新聞を複数買う。そんな生活を何年も。
そこにどんな裏話があるのか、その一戦の見方・報道がどう違うのかを知りたくて。
知名度もファイトマネーも低い、チャンピオンは、同い年。
東大阪の児童養護施設で働いた経験があると知った。
逆境でも、スポーツのなかでも一発逆転の可能性が最後まであるボクシング。
石田順裕公式サイト
http://www.nob-ishida.com/
には、「初志貫徹」とあり、
その夢に限界を決められるのは自分のみ
その夢へ歩み続け道を切開けるのも自分のみ
世界でたった一人自分のみ
というメッセージが。
テレビ放映はないようで、条件もジャッジも厳しい敵地での試合。
考えさせられることが多すぎる。テレビ観戦はできないけれど、さまざまな報道にふれたい。
***
◇正規王座戦に臨む苦労人・石田「海外でアピールしたい」
(スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/battle/flash/KFullFlash20101005063.htmlボクシングのWBA世界スーパーウエルター級暫定チャンピオン、石田順裕(金沢)が9日にメキシコのテピクでリゴベルト・アルバレス(メキシコ)と正規王座決定戦を行う。
敵地での闘いにも「海外で自分をアピールしたい気持ちがある」と意に介さず、強打のアルバレスには「自分の技術が出せれば問題ない」と勇ましい。35歳の年齢を感じさせないスピードと抜群の防御で主導権を握る考えだ。
大事な試合の前に行うロサンゼルス合宿は今回が8度目。日本では層が薄い階級でも本場米国は猛者がそろう。9月5日から腰を据えて鍛え、パンチのコンビネーションを磨いた。メキシカン独特のリズムにも慣れたという。
近大卒業後に競技をやめ、児童養護施設で働いた経験を持つ。教え子に高校のボクシング部員がいて、頼まれてコーチをするうちに競技復帰の思いを募らせ、24歳でプロデビュー。昨年8月にようやくつかんだ世界挑戦を実らせた。昼間は電車の内装を手掛ける会社に勤め、臨床心理士の妻と生計を立てる。
今回の合宿も宿泊費などを切り詰めながら、減量に気を配った。「貯金はないが、好きなことをやって食べていけてる。ほんまに周りの人に恵まれている」。恩返しの朗報を届けられるか。
[ 2010年10月05日 16:20 ]
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