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2010年11月の記事

2010.11.30

「時をこえ」られるか

沖縄について、1つの結果が出た。

「沖縄」は、ブログ歴が6年3ヶ月近い私にとって、当初から書き続けている大きなテーマのひとつ。

感想はいずれ書くことにする。

やがてくる未来のために。

下記コラムを読んで、そして、少し前に知って聴いていたその歌を、あらためて聴いた。

何を大切にしていくか、流されてはいけないものがあるはず。

今年は、紅白歌合戦に惹(ひ)かれていく。

政治にふりまわされた私たち。もっとふりまわされている沖縄。

私たちは、「時をこえ」られるか。

***
【筆洗】(東京新聞2010/11/29)

 大みそかの紅白歌合戦に初出場が決まったHYは、沖縄在住の男女五人のグループ。大手レコード会社とは無縁のインディーズながら、アルバムはヒットチャートの一位を何度も獲得、地道なライブ活動で全国的な人気がある▼メンバーが祖父母の戦争体験を聞いたのをきっかけに生まれたのが代表曲の「時をこえ」だ。雨のように火の粉が降る沖縄戦を生き抜き、次の世代につながれた命の尊さを<僕らが伝えなきゃ>と歌う▼命の大切さを伝えたいという思いが自然体に聞こえるのも、沖縄のバンドだからだろう。野外ライブで初めて演奏した時、頭上を米軍の戦闘機が爆音を立てて飛び去ったというエピソードも象徴的だ▼在日米軍基地が集中する沖縄の知事選は、現職の仲井真弘多知事が、伊波洋一・前宜野湾市長を破り、再選を果たした▼焦点の米軍普天間飛行場の移設は、両候補とも辺野古への可能性を否定したが、日米安保条約の見解は対照的だった。条約堅持を主張する仲井真氏に対し、伊波氏は条約の破棄を訴えていた。真の争点は安保だったのかもしれない▼北朝鮮の砲撃を受けて、米韓合同軍事演習が始まった。同じ民族が再び戦争で殺し合うのか。そんな緊迫感が県民の選択に与えた影響を想像してみる。時代を超えたHYのメッセージに耳を傾けながら、基地を押しつけてきた身勝手さを恥じた。
***

時をこえ HY 歌詞情報(goo)
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND88355/index.html

HYオフィシャルサイト【HY Mode】
http://www.hymode.net/index.html

以下、ぜひお聴きください。

YouTube 時をこえ(LIVE) / HY公式
http://www.youtube.com/watch?v=t5A0mkfBj_A&feature=fvw

2010.11.29

子どもの頃の遊びは?

子どもの頃、何して遊んでましたか。

***

◇子供時代の遊び 20、30代の1位「けいどろ」
(2010.11.16 14:25 産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/101116/sty1011161425003-n1.htm
子供時代に楽しんだ遊びや遊ぶ場所が世代によって大きく変化している傾向が、三菱電機エンジニアリング(東京都千代田区)のアンケート調査で分かった。調査は今年9月、20代以上の同社社員449人を対象に実施した。

それによると、子供時代によく遊んだ思い出の遊びを聞いたところ(複数回答)、全世代では野球(16.9%)が最も多く、缶けり(14.7%)、警察チームと泥棒チームに分かれて追いかけっこをする「けいどろ」(12.9%)が続いた。

世代別のトップでは、50代以上がビー玉、40代が野球、30代、20代はけいどろだった。野球は30代から50代以上までは上位を占めたが、20代では8位となり、サッカーの方が順位が高かった。テレビゲームについても30代、20代のみ上位に入った。

理想のガキ大将(複数回答)についても、世代間で違いが見られた。40代、50代以上ではタレントの北野武さんがトップだったが、20代、30代では漫画「ドラえもん」のジャイアンが最も多かった。全年代ではジャイアンが20.3%でトップだった。

***

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〔詳細のアンケート結果〕

◇あなたの少年・少女時代の思い出の〝遊び″アンケート
(2010/10/26三菱電機エンジニアリング株式会社)
http://www.mee.co.jp/kaisyaan/press/prs101026.html

詳細の結果をみると、東日本は缶けりをするけれど、西日本ではその遊びは少なく。

「子どものときは・・・」。

そんな思い出話も、まわりでぜひ。

2010.11.28

11月28日(日)深夜NNNドキュメント「そばにいるのは誰ですか?虐待を防ぐ二つの記憶」

11月28日(日)深夜(日付は月曜日)の放送です。

***
NNN'ドキュメント10(日本テレビ系列)
http://www.ntv.co.jp/document/
「そばにいるのは誰ですか?虐待を防ぐ二つの記憶」
放送 : 11月28日(日)25:00~(30分枠)
ナレーター : 壇 ふみ
制作 : 福岡放送
再放送 : 12月5日(日)11:00~BS日テレ
   12月5日(日)18:30~CS「日テレNEWS24」
赤ちゃんとの肌の触れ合いで良好な親子関係を築く「タッチケア」の提唱者で、“愛された記憶”の重要性を問いかける福岡県久留米市の吉永陽一郎医師。「君のことを思っている人がいる」、「あなたのことを歓迎している人がいる」というメッセージを、子どもたちに伝える育児支援のひとつだ。一方、お産の場面を通じて、「命の誕生の奇跡」「生きていることのすばらしさ」を訴える福岡県柳川市の寺田恵子助産師。寺田さんは、小中学校で保護者と子どもたちにお産の劇を見せながら「命の誕生」を再現する。一向になくならない子どもたちへの虐待事件。【誕生の記憶】【愛された記憶】をたどりながら、虐待を防ぐための方策として「親子の絆」の再生に取り組む医師と助産師の活動を紹介する。
***

広い意味で関連して、

映画「うまれる」
http://www.umareru.jp/

シネスイッチ銀座ほか11月上映開始の関東、名古屋では12月3日に上映終了とのこと。

ぜひご注目、ご鑑賞ください。

2010.11.27

伝わるように、わかるように 作文のススメ

この方の著書をいくつか購入したばかり。

毎回コラムを読むたびに影響をうけている。

どんなことを思ったか、より、まずどんなことがあったのか、考える。

その上で書くこと。

「楽しさが読む人に伝わるように」「つらいと思ったのなら、そのつらさがわかるように」。

伝わるように、わかるように。

「書く」のではなく、「描く」のだと。

キレというよりコクのある文章が描けそうな気がしてくる。

気がすることが、大切なような気がするんだ。

***
◇しあわせのトンボ:「感想」ではなく「体験」を=近藤勝重
(2010/11/26毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20101126dde012070017000c.html
 「作文が苦手なんです。何をどう書けばいいのか。いい手立てはないでしょうか」

 「文章表現」の授業を担当している某大学の学生たちも、就職活動で大変なのだろう。冒頭のようなことをよく聞かれる。ぼくは逆に問うてみる。

 「作文の題が『秋』だとすると、みんなは秋をどう思うか、と自問する。でも、寂しいなあと思うぐらい。それで、うんうんうなることになるんだね」

 うなずいている顔を見て、ぼくは言う。「秋について、どう思うか、ではなく、どんなことを思い出すか、と頭を働かせたらどうだろう。大学祭にしろ、紅葉狩りにしろ、体験は記憶されているから、思い出すことなら書けるんじゃないかな」

 よく作文では「思ったことを書けばいい」といったことが言われる。しかし思ったことというのは心の中だから、目には見えない。それに比べ体験したことは、具体的な事柄として目に浮かんでくるから書きやすい。そのうえで、その体験をどう思うか、と心に問うてみる。楽しいと思ったのなら、楽しさが読む人に伝わるようにその時の状況を描写する。つらいと思ったのなら、そのつらさがわかるように描けばいいのである。

 実は先日、母校の愛媛県新居浜市立大生院中学校に招かれて「作文教室」を開いた際、そんな話をして「つらいと思ったこと」を生徒たちに書いてもらった。メモ書きする程度の時間しかなかったのだが、結構いい内容の文章が集まった。そのうちのひとつ、中3女子の作品を紹介したい。

 <母とけんかをした。それからというもの、母はしばらく口をきいてくれなくなった。 

 一緒にご飯を食べている時も、お笑い番組を見ている時も、二人とも、黙ったままだ。いつもなら家族の笑い声が聞こえてくるのだが、なぜか今日は静まりかえっている。

 ただ、テレビから笑い声が聞こえるだけだ>

 ここには「つらい」という言葉は一つも使われていない。しかし、実際の光景とともに、女子生徒のつらいという気持ちが描き出されている。

 原稿用紙に向かう。誰だってすっと書けるものではない。そこで、思うことより思い出すことは、と頭を働かせる。要は感想より体験したことを報告するつもりで文章を作るわけだ。作文はそこから始まるのではなかろうか。(夕刊編集長)

***

2010.11.26

保育士の異動で、おもちゃの移動!?

政府がねらう保育制度の転換。

権利としての福祉から「買うサービス」へ。

そんななか、下記のコラムが興味深く。

ご存知でしたか?

知人に聞くと、自腹で買う公立園もあるそうで。

***
◇発信箱:自腹でおもちゃ=本橋由紀(夕刊編集部)
(2010/11/26毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20101126ddm004070157000c.html

 東京都内の公立保育園の予算が少なく、保育士が自腹でおもちゃを買って使っているために、保育士の異動があるとおもちゃも移ってしまうという話を聞いた。以前から教材費は少なく、保育士が牛乳パックでままごと用のテーブルやいすを作ったり、広告の裏紙を活用していたが、子どものためとはいえそこまでだとは聞かなかった。

 予算の仕組みが変わり、国が負担していた公立保育園の運営費の一部が、どのようなことにでも使える一般財源に組み入れられたのは04年度からだ。今年8月、東京特別区議会議長会が国に出した要望書では04年以来、財政が厳しく「多くの自治体で保育予算を減らさざるを得ない」、「国の進めようとしている規制緩和による詰め込みでは真の待機児解消にならないことは明らか」と財政的な支援を求めている。

 以前、ある地方議員は子育てに関して「高齢者は票を持っているが、子どもにはない」とけんもほろろだった。昨年の政権交代で、「子ども」に対するスタンスが変わるのかとちょっぴり期待した。「子ども手当」などの手法はともかく、社会で子どもを育てようという意図はくみ取れる、とあの時は思った。でも今、どのような責任を果たそうとしているのかわからない。

 国は10年後をめどに幼保一体化する構想を打ち出したが、ワーキングチームでは反対論も噴き出し議論が沸騰している。この過程で語られているお役所用語を読み解くと、すべての子どもを対象に、低所得者には配慮するものの保育時間の長さによって保護者の負担額を決める、財源が確保できなければもっと負担させる、ともなる。

 あの時、子育てへの覚悟を期待したのが甘かったのか。自分でおもちゃを買いに行く保育士は、どんな気持ちでおもちゃを選んでいるのだろう。(夕刊編集部)
***

ぜひ、こちらもご覧ください。

日本の保育・子育てをよくするためのアピール運動
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/
※ホームページの内容も充実してきています。私も賛同しました。

2010.11.25

心やさしくありたい

この人のコラムは、展開も切り口も本当に考えさせられることが多い。

視点が鋭いのに、やわらかく、あたたかく、やさしいのだ。

勤労感謝の日のそれも。

心やさしい人はより傷つきやすくなる一方で、攻撃的な声の大きな人が道の真ん中を歩く社会になっているように思う。

遠慮したり、譲ったり、まわりをみながらゆっくり歩いたりする人は置いていかれがち。

心やさしくありたいものだ。私にできることはなんだろうなぁ。

***
◇香山リカのココロの万華鏡:心やさしい患者さん /東京
(2010/11/23毎日新聞東京版)

 なにがあっても舞台を休まないのが役者魂なら、外来診療は休まないのが医者魂。

 長い間、ひそかにそう思って粋がっていたが、どうしてもはずせない急用が生じ、あえなく休診にしなければならなくなった。看護師さんに連絡し、代診の医師の手配や患者さんへの説明を頼んだ。

 なんとかその日が終わり、次の診療日に病院に行くときは、いつになく胸がドキドキ。「いやー、前回はたいへんでしたよ。患者さんたちも怒ってました」といった報告を受けるのではないか、と想像したからだ。

 ところが、私を待っていたのは看護師さんの意外な言葉だった。

「患者さんたち、みなさん、快く休診や代診を理解してくださいました。“先生、大丈夫ですか”と心配する人も多かったですよ。患者さんってやさしいですねえ」

 自分も具合が悪いから病院に通っているのに、逆に勝手に休診にしたこちらを気づかってくれるとは、なんてやさしい人たちなのだろう。思わずじーんとしながら、私は思い出した。そうだ、精神科の診察室にやって来る人たちの多くは、心やさしく「自分より相手」と考えてしまうような思いやりあふれる人たちなのだ。

 思えばこれまでも、患者さんたちのやさしさに助けられたことが何度もあった。若いころ勤めていた病院では、病室を回診するたびに患者さんたちから気づかいの声をかけられた。「先生、顔色悪いんじゃない? 働きすぎはダメだよ」「私は今日もいつも通りだからさ、ここで座って休んでいったほうがいいよ」。中には、お茶を入れてくれたり面会の家族にもらったお菓子を分けてくれたりする人たちもいた。

 逆に考えれば、いまの世の中は、心やさしい人であればあるほど、ストレスを受け、傷つけられてこころを病みやすい、ということなのではないか。「休診です」と連絡を受けて、「明日、診てもらえなけれは困ります! なんとか先生に出てもらってください」と強く自分の都合を主張できるような人なら、もしかしたらうつ病などにならずにすんだのかもしれない。

 だとすれば、心やさしい患者さんたちに甘えて、「やっぱり精神科医になってよかったな」と自分だけ満足しているわけにはいかないだろう。やさしい人たちがまわりからも評価され、ストレスなど感じずにすごせるようになるため、私ができることは何だろう。患者さんたちへの“恩返し”のためにも考えていきたい。
***

勝手にプレ紅白歌合戦 「神様」に「INORI」をこめて

紅白歌合戦に、当ブログこだわりの2人が出場決定。

そんなわけで、ブログ上で勝手に歌合戦を。

56歳にして初出場を決めたクミコさん。

原爆、そして広島、長崎ともかかわりのないなかで、この歌を託された際には、戸惑ったという。それを乗り越えての歌、その広がり。

有線チャートで4回1位に。

【You tube】クミコ INORI
http://www.youtube.com/watch?v=4ZF9E_gnYpc&feature=fvw

そのクミコさんに歌を託したのが佐々木祐滋さん。折り鶴を折りながら亡くなった「折り鶴の少女」佐々木禎子さんのおいであり、以前はGOD RREATH(ゴッドブレス)というバンドのヴォーカルとして活躍し、現在はソロ。

その佐々木祐滋さんも、この夏に「INORI」を再リリース。

INORI/佐々木祐滋(2010.08.06 広島・地球ハーモニー)
http://www.youtube.com/watch?v=aNTmENrpRRg&feature=related

路上で出会って、CDを買ったこともあるヴォーカルグループ・VOXRAY(ヴォクスレイ)。

彼らもINORIをカヴァーして発売。

VOXRAY - INORI【PV】
http://www.youtube.com/watch?v=zY5edRft-YQ&feature=related

3つの曲。どれもINORI。

そして、もう1人のこだわりの曲。

植村花菜さんの「トイレの神様」
http://www.youtube.com/watch?v=Z2VoEN1iooE

ユーチューブでは約400万回の再生回数。

最近は、一部で学校現場にこの歌を生かそうという動きもあるとか。

〔関係されているみなさん〕

クミコ オフィシャルサイト
http://www.puerta-ds.com/kumiko/

佐々木祐滋オフィシャルサイト
http://www.yujisasaki.com/

VOXRAY オフィシャルサイト
http://www.voxray.net/pc/index.shtml

植村花菜オフィシャルサイト
http://www.clearsky.co.jp/kana/info.php

植村花菜オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/uemurakana/

2010.11.24

紅白初出場、植村花菜さん、クミコさん、おめでとう

NHK紅白歌合戦
http://www9.nhk.or.jp/kouhaku/

歌は「人と人とをつなぐもの」、今年のテーマは「歌でつなごう」。

11月24日に出場歌手が発表!

「トイレの神様」の植村花菜さん
http://ameblo.jp/uemurakana/

が初出場。

そして、同日11月24日、アルバム収録曲だった「トイレの神様」のシングルがリリース。

報道によれば、1組3分程度に縮められるというのが通例のなか、植村さんの「トイレの神様」は、きることができるところがなく、フルバージョンで9分52秒、そのまま歌われるという。

20101125kana_2

11月25日午後7時からは、日本テレビ系列「ベストヒット歌謡祭」に出演し、兵庫出身の彼女が地元関西・神戸のホールからその歌声を響かせるという。

また、このブログで取り上げてきた「INORI」を歌ったクミコさんも初出場が決定。

クミコ オフィシャルサイト
http://www.puerta-ds.com/kumiko/

「折り鶴の少女」・佐々木禎子さんの甥・佐々木祐滋(ゆうじ)さん
http://www.yujisasaki.com/


がバンドメンバーと詞を書き、そして祐滋さんが曲をのせた「INORI」。

今年は縁のある歌が年末に歌われる。心地よい。

早速発売日に、あき時間をみつけて、

新宿のタワーレコードへ。

「植村花菜」特設コーナーの写真をパチリと。気力充実でシングルと絵本を購入しましたとさ。

「こども園」導入、幼保が一斉反発(11月22日読売)

西日本新聞や北海道新聞などでは、保育制度の転換を問題視する声があることを伝える特集記事をみているものの、

三大紙などではなかなかお目にかかることができず。。。

そんななかでも、やっと。

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2010.11.23

「トイレの神様」フルで紅白出場へ(内定報道)

この春からずっとこだわってきた植村花菜「トイレの神様」。

スポーツニッポンによれば、紅白初出場が内定したという。

10分近い楽曲はそのままフルバージョンで生かされ、3分前後に縮めて歌うのが通例の紅白の常識をこえる注目の扱いとなるそうだ。

そして、いよいよシングル化されていなかった「トイレの神様」のシングルが11月24日に発売される。

紅白出場の発表も数日以内に行われるはず。

◇植村花菜「トイレの神様」で紅白初出場へ
(2010/11/23スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/23/01.html
 歌手の植村花菜(27)が大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」(後7・30)に初出場することが内定した。「泣ける曲」と話題を呼んだ9分52秒の大作「トイレの神様」をノーカットで歌う。1曲の歌唱では紅白61年の歴史で史上最長。NHKは、06年の秋川雅史「千の風になって」や昨年の坂本冬美「また君に恋してる」などに続く、紅白発の大ヒットにするつもりだ。

 「トイレの神様」は植村の体験をもとに、トイレを通した祖母とのきずなを歌った作品。幼少期から死別までを描いている。「詞の世界観をしっかり伝えたい」という本人サイドの思いから、テレビ出演時は必ずフルサイズで放送されてきた。

 紅白は1組約3分ほどの歌唱時間が定番。出場歌手の間で差がないようほとんどの歌がカットされてきた歴史がある。ただ、老若男女すべての世代に通じる家族愛を歌った「トイレの神様」は今年の紅白のテーマ「歌でつなごう」にぴったりで、NHKは今大会を象徴する目玉曲としてノーカットでの放送を決めた。

 紅白の歴史で最も長く歌ったのは90年、ベルリンから中継出演した長渕剛(54)で計3曲の約15分。昨年最大の目玉だった矢沢永吉(61)でも2曲メドレーで約4分半。植村の1曲約10分は破格だ。

 NHKが「トイレの神様」にいち早く注目してきたという経緯も後押ししている。今年3月に同曲収録のアルバムが発売された時、すぐにBS2「ウエンズデーJ☆POP」でフルサイズで紹介。以後「SONGS」など音楽番組はもちろん、12日のNHK総合「特報首都圏」では同曲が教育現場などに活用される様子を社会現象として取り上げた。23日放送の総合「歌謡チャリティーコンサート」(後7・30)ではフルオーケストラの伴奏で放送する。

 紅白出場をきっかけにした大ヒットは、06年の「千の風になって」から始まり「吾亦紅」「愛のままで…」「また君に恋してる」と4年続けて生まれている。「トイレの神様」は24日にシングル化され、大ブレークの絶好機。デビュー5年で紅白切符をつかんだ植村。今年の“紅白発ヒット”の最有力候補だ。

 ◆植村 花菜(うえむら・かな)1983年(昭58)1月4日、兵庫県生まれの27歳。高校卒業後、路上ライブを始め、02年「ザ・ストリートミュージシャン・グランプリ」でグランプリを獲得。05年5月「大切な人」でメジャーデビュー。1メートル61。血液型A。

チャリティ写真展 一杯の給食で、いっぱいの希望

勤労感謝がテーマの、今日付で3つのうちの3つ目の記事(予約投稿です)。

モデル42人が、子どもの飢餓をなくそうと、写真展に無償で協力。写真家やヘアメイクなども、その労働力を無償で提供。

途上国の学校給食の支援を行うWFP(国連世界食糧計画)の事業を支援しようというものです。

私も、少しのぞきにいこうと思っています。

直接は関係ないのだけれど、やっぱり「一人で給食を食べていた」という、自殺した群馬の小学生のおかれた状況は許せないと感じます。「一杯の給食が苦痛で、いっぱいの絶望」だったわけだから。

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みなさんにすすめたい物語「牛が消えた日」(小冊子)

勤労感謝がテーマの、今日付で3つの記事の2つ目(予約投稿ですけど)。

今日は、勤労感謝の日で私も休日。

でも、世の中には休めない人たちがいる。

働きすぎの世の中ですすむサービス業もだけれど、

農業、漁業、林業といった第一次産業は以前から。

家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の被害で、今年29万頭もの牛や豚を犠牲にせざるを得なかった宮崎県の畜産農家。

私にはその被害の大きさがあまり伝わってこなかった。頭数、つまり数字でしかなかったのだ。

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金銭報酬と「やる気」の関係は・・・

勤労感謝がテーマの、今日付の3つのうちの1つめ。

勤労感謝の日。最近、頑張りすぎていませんか。

さて、ぶらさげられた報酬が実際にはとれなかった場合、やる気をくじく実験結果が裏付けられたとか。

中長期では、安定的ななかでこそ、脳も作業もチームワークも充実するのでは?

行き過ぎた成果主義、お金にものを言わせるやり方も問われるのではないか。

◇金銭報酬は「やる気」をくじく!? 脳科学実験で裏付け
(2010/11/16産経新聞)

 やりがいがある課題でも、金銭報酬によって自発的な「やる気」が低下してしまうことが、玉川大学脳科学研究所の松元健二准教授やドイツ・ミュンヘン大の村山航研究員らによる脳科学実験で裏付けられた。このようなモチベーションの変化は「アンダーマイニング効果」と呼ばれ、行動実験では知られていたが、脳活動の変化をとらえたのは初めて。米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。

 大学生の男女28人を成績に応じた金銭報酬を提示したグループと、報酬を提示せずに実験後に定額の報酬を払うグループに分け、ストップウオッチをできるだけ5秒近くで止める課題をやってもらった。実験中の脳活動の変化を機能的磁気共鳴画像診断装置(fMRI)で測定すると、最初の実験では両グループとも課題に対する意欲や達成感に関係する前頭葉や大脳基底核が働いていた。しかし、報酬を支払わないことを告げた2度目は、報酬を約束されていたグループでは脳活動の高まりが消えて「やる気」が低下したのに対し、最初に報酬が提示されなかったグループは、1回目と同様の脳活動を示した。機械的にストップウオッチを止めるだけの「やる気の起きない課題」では、このような脳活動の変化は見られなかった。

 また、休憩時間の行動を観察すると、報酬を提示したグループで課題に取り組んだのは14人中5人だったが、報酬と無関係のグループは14人中12人が積極的に課題を楽しむなど、自発的な「やる気」の差が顕著にあらわれた。

2010.11.22

11月22日午後8時、NHK教育「福祉ネットワーク 消えた子ども ‐大阪・二児虐待死事件を追う‐」

11月は児童虐待防止月間(厚生労働省提唱)。

オレンジリボン運動公式サイト
http://www.orangeribbon.jp/

↑著名なアーティスト、スポーツ選手らのメッセージ、各地のとりくみなど掲載中!

11月第1週から3週にかけ、

「週刊少年サンデー」では、

児童相談所の新米児童福祉司を主人公に、

児童虐待問題に焦点をあてた「ちいさいひと」が連載されました。

読者の反響は大きく、年明けには第2弾が組まれることが決定。

また、あの痛ましい事件から3ヶ月。

「消えた子ども」を追うNHKの番組も放送されます。

ご注目ください。

***番組ホームページから***

NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」
2010年11月22日(月)午後8時~8時29分
再放送:11月29日(月)午後0時~0時29分

消えた子ども -大阪・二児虐待死事件を追う-
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1011/101122.html

いま、日本では高齢者だけでなく、子どもたちも「消えて」いる。
ことしの厚労省の調査では、児童相談所が虐待指導中に行方不明になった子どもは19人。

さらに、文科省のデータでは、1年以上住居不明の子どもは、338名いることが明らかになった。7月に起きた大阪の「二児虐待死事件」も、亡くなった2人の子どもは、所在不明の「消えた子ども」だった。子どもたちの住民票が居住地になかったため、児童相談所は通報を受けていたにもかかわらず、接触することもできないまま、結果的に幼い命を守ることができなかった。さらに、親子が今年12月まで住んでいた名古屋市でも、虐待のリスクが考えられるという通告を受け、児童相談所が接触したものの、親子の所在がわからないために調査を打ち切っていた。

「消えた子ども」の命を守るためには何が必要なのか、大阪の事件を通して浮かび上がった行政システムの課題と、今後の方策を探る。

***

2010.11.21

短く強い言葉の悪影響も

「殺す」が答えなどの出題、セクハラサイコロ・・・。この秋、明らかになったトンデモ授業が社会的事件として取り上げられている。

◇きょういく特報部 とまらない トンデモ授業 学校外の視点から3人に聞く
(2010/11/8 asahi.com)
http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY201011080093.html

この記事中のうち、「サラダ記念日」で知られる俵万智さんの分析に共感した。教育分野だけでなく、言えることではないか。

■ワンフレーズ、悪影響 歌人・俵万智さん

 一連の問題を起こした先生たちには、魅力的な授業を進める力が欠けていたと思う。子どもたちを授業の力で引きつけられないから刺激的な言葉を使ってしまったのではないか。近くでパンと手をたたけば誰でも振り向く。同じように無理やり引きつけようとしていた気がする。

 刺激の強い言葉で人を引きつけるのは社会全体の風潮だ。テレビやネット、政治家まで、あらゆるところで短くて強い言葉があふれている。じっくり伝え合うのではなくワンフレーズで振り向かせる風潮が、教師にも影響を与えていると思う。

 言葉が人の心にどう波及していくかという点に考えが至らない点も問題だ。先生の日本語力が落ちているのではないか。自分の言葉が人を傷つけないかを判断できるかどうかは、人間性にかかわる問題でもあり、教員採用までさかのぼる話だ。試験の成績だけでなく、これまで以上に人間的な観点という基準を加える必要がある。

 先生と子どもの信頼関係の基本は、教科を自信を持って教えられることであるはずだ。面白さや人気だけでは、教室での信頼は築けない。

 そのためには、先輩教師が後輩教師を育てる教育機能が学校に必要だと思う。私の教師経験は20年以上前の4年間だけだが、最も参考になったのは先輩教師の授業だった。どの授業も自由に見学できたので、特に1、2年目の頃は同じ教科の先輩の授業をよく見学した。同じ教材を使い、同じレベルの生徒を相手にどう授業を進め、どんな質問をして生徒の答えを引き出すのか。今日見たことが明日すぐ役立つ感じで、参考になった。

 また、授業でオリジナルのプリントを作ったら、余分に刷って同じ教科の先生の机に置くのが恒例だった。教材を交換して参考にすると同時に、「このプリント、使わせて下さい」といったやりとりを通じて同僚とコミュニケーションをとるきっかけにもなった。

 教員志望の人たちに大学で教えられる内容には限界があるから、特に新任の先生が魅力的な授業をできるようになるには先輩たちとの情報交換が大切だ。けれども先輩は多忙で新人を育てる余裕がなく、教育機能が働いていないのが現状のようだ。

 先生にゆとりを持ってもらうには、1クラスの生徒数を今より減らすのが一つの方法だろう。予算がかかるとは思うが、教育にお金をかけることこそが国づくりのはず。子どもへの影響を考えれば、先生が疲弊している現状を改善することが急務だと思う。

    ◇

 たわら・まち 早大時代に短歌を始め、高校教師だった87年、「サラダ記念日」が大ベストセラーに。著書に「かーかん、はあい 子どもと本と私」。47歳。

千葉ロッテのスタートダッシュを支えた俊足外野手と記者 その足跡

今年春、プロ野球観戦で数年ぶりに千葉マリンスタジアムに。

千葉ロッテの試合に足を運んだのは、オープン戦で暖かくなるにつれ、快足にその注目が高まってきたドラフト1位・荻野貴司外野手が気になって。

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2010.11.20

ダジャレのススメ

最近、この夕刊編集長さんのコラムにハマってしまい、コラムの過去記事を読んでみた。

半年近く前の記事にひきこまれ、私の脳は運命に刺激されていた。

「多くの職場で無駄の排除とともに心の余裕が奪われている」傾向にあるが、「遊び心はコミュニケーションをはぐくみ、企画力の源泉になる」という。

やっぱり、シワアセ、さがそっと。

あら、節と節、あわせて、フシアワセ。

節目は大切でも、節はあわせず。

スベッタ?

いま寄せたシワ、かいたアセ、あわせよう!

***
◇しあわせのトンボ:「猛暑、酷暑、どっこいしょ」=近藤勝重
毎日新聞 2010年6月4日 東京夕刊

 NHKテレビに出ている気象予報士の南利幸さんとは、以前MBSラジオの朝の番組で一緒だった。愉快な方で、予報の前後にダジャレを言ったり、一句ひねったりして人気を博していた。NHKで仕事をするようになって、言葉遊びも影を潜めたようだが、もう一度聞いてみたいのは彼のこんなダジャレである。

 「今日は猛暑、酷暑、どっこいしょです」

 ぼくはダジャレ大好き人間である。いつだったか、外資系企業の広告で「シアワセはシワとアセでできている」というコピーを見て以来、誰かれ構わず「幸せは顔のシワと額の汗でもたらされるんだ」と言いまくっていた。

 一般にダジャレは、「言葉の教養」に入る「老婆は一日にしてならず」などから「やけにきれいな夜景だね」といったつまらないシャレまでさまざまだ。しかしぼくはすべてOKである。

 今春、夕刊編集部から口を開けばダジャレの一つや二つが飛び出す男が社会部へ移った。記事を書いても、例えば「デブとヤセ」の原稿なら「“死亡”を招きかねない。それが“脂肪”」とダジャレをさりげなく入れたりしていた。先日も「コンドーさん、コンド一度お会いしたいのですが」と電話があり、来た!と苦笑したものだ。

 不況下、多くの職場で無駄の排除とともに心の余裕が奪われているとは、労働問題にも取り組んでいる精神科医の嘆きだ。心の余裕を失えば笑いや共感はもちろん、「駄」の付くダジャレも減りそうな気がする。

 しかしこれは企業として結果的に損を見るだろう。遊び心はコミュニケーションをはぐくみ、企画力の源泉になるからだ。昨今、個人の成果主義よりチーム力を目指す企業が出始めていると聞く。仕事の中にも遊びがあり、遊びの中にも仕事がある、と気付いてきたのではなかろうか。

 話が堅苦しくなってきた。もう一度、ダジャレに戻す。大阪の友人が梅田の阪急かっぱ横丁で大賞には1万円分のサービス券がもらえる「おやじギャグ選手権」が開かれている、とその候補作を教えてくれた。「甘いものは糖分控えなさい」「梅田で飲むお酒はうめーだ!」などで、「商」と「笑」のミックスはいかにも大阪だ。

 さて夏来る、である。今夏は天候不順と予想されている。本来の夏になればなったで厳しいが、そこはそれ、「猛暑、酷暑、どっこいしょ」で生き抜きたい。(夕刊編集長)

ディ!ディ!さぁ!立ち上がろう、笑顔溢れるイベントで奄美大島を元気に

奄美大島出身の歌手・元ちとせ(はじめちとせ)さんのよびかけで、

先日の奄美大島豪雨災害の復興支援ライヴが12月15日に東京で行われ、奄美大島にはラジオで放送されるという。

元ちとせブログ ハナダイロの日々
http://hajimechitose.weblogs.jp/

の11月18日の日記でその報告がされている。

元さんと同じ奄美大島出身で、「花」などの名曲と独特のこぶしまわしを持つ中孝介(あたりこうすけ)さんも出演されるそうで。

「花」、好きな歌で。

中孝介オフィシャルブログ ゆらいブログ
http://blog.oricon.co.jp/atarikousuke/

同じ11月18日の↑には、このイベントについてのメッセージが。

さて、「ディ!」は、「さぁ!」という掛け声という意味もある方言で、「さぁ!立ち上がろう」というよびかけへ。

私は、残念にも仕事で行けないけれど、何か、がんばろうと思えた。

今週は、気力も体調も上向きで、「ディ!」な気持ちにさせられた。

奄美大島豪雨災害チャリティライブ
「ディ!ディ!」オフィシャルページ
http://www.office-augusta.com/d_d/

元ちとせ オフィシャルウェブサイト
http://www.office-augusta.com/hajime/

***
元ちとせの呼びかけにミュージシャンが集結!
奄美大島豪雨災害の復興支援チャリティ・ライヴが開催
(CD Journal.com ニュース 2010/11/18)
http://www.cdjournal.com/main/news/hajime-chitose/35209

 奄美大島出身で、「ワダツミの木」などのヒット曲で知られる元ちとせが、生まれ故郷奄美のために立ち上がりました。11月18日に自身のオフィシャル・ホームページにて、奄美大島豪雨災害チャリティ・ライヴ<ディ!ディ!>を開催することを発表。
 
 先月10月20日から続いた集中豪雨により、浸水や土砂流出などの甚大な災害に見舞われた奄美大島。元ちとせ自身も今年の夏より奄美大島に居を移しており、災害による故郷の混乱を目の当たりにしました。一時の混乱は収束したものの、災害の傷跡は大きく、復興への歩みはまだ始まったばかり。一日も早い奄美大島復興のために自分が出来ること。そう考え抜いた末に、元ちとせが出した答えは“歌の力・音楽の力”で復興に貢献することでした。
 
 自身が所属する音楽制作プロダクション オフィスオーガスタの杏子、山崎まさよし、スガ シカオ、スキマスイッチ、秦 基博らをはじめ、同郷・奄美大島出身でレコード会社Epic Recordsでレーベル・メイトでもあり、奄美復興をともに願う中孝介、カサリンチュにも今回のチャリティ・ライヴへの参加を元ちとせ自ら呼び掛け、急遽、来る12月15日(水)東京・新木場STUDIO COASTにて、奄美大島豪雨災害チャリティ・ライヴ<ディ!ディ!>の開催が決定しました。
 
 このチャリティ・ライヴの売上金の一部は、あまみエフエムの義援金口座を通じ、各市町村の被害状況を鑑み各所行政窓口に寄付されることになっているとのこと。
 
 元ちとせ本人は、自身のブログで「タイトルの“ディ!”は、奄美大島の方言で“さぁ!”というかけ声の意味もある言葉です。当日は“ディ!ディ!”=“さぁ!立ち上がろう!”とみんなで気持ちを合わせて笑顔溢れるイベントにしたいと思います」と語っています。
 
 このチャリティ・ライヴは東京での開催となりますが、元ちとせとその呼び掛けに賛同し、集結したミュージシャン仲間の想いは、歌に、音楽に乗り、遠く海を越えて奄美大島へと届けられるでしょう。

***
<奄美大島豪雨災害チャリティライブ「ディ!ディ!」>
 
出演者:元 ちとせ、杏子、山崎まさよし、スガ シカオ、岡本定義(COIL)、あらきゆうこ、スキマスイッチ、長澤知之、秦基博、さかいゆう 
SPECIAL GUEST:中孝介、カサリンチュ
 
日時:12月15日(水)OPEN 18:00 START 19:00
会場:東京・新木場STUDIO COAST
チケット料金:前売 ¥5250(税込)※ドリンク代別
チケット発売日:11月27日(土)10:00~
※問い合わせ:SOGO TOKYO[Tel]03-3405-9999
※このチャリティライブの売上金の一部は、あまみエフエムの義援金口座を通じ各市町村の被害状況を鑑み、各所行政窓口に寄付されます。

パワーがもらえる?

占いはお遊び程度でしか信じていないし、

血液型性格もあたっていないと思っている私。

下記のパワーもあまり関心がなく、むしろ疑ってばかり。

ただ、スポットに出かけるような、きっかけは大切だとは思う。

でも、ホントにパワーをくれるのは身近な人、言葉、姿勢。

そのなかで、がんばれている自分を確認することではないかと思う。

「なんでも人頼み」もだめだけれど。

好意の返報性こそ、パワーに。

そううまくはいかない時代だから、「パワースポット頼み」「神頼み」になってしまうんだろうけれど。

***
◇香山リカのココロの万華鏡:なんでも神頼み /東京
(2010/11/16毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101116ddlk13070268000c.html

 学生たちと、旅行について雑談していたときのこと。

 「先生、次に旅行するならどこに行きたい?」ときかれて「イタリアに行ってみたいんだよね」と答え、同じ質問を返した。すると、そこにいた数人は口ぐちにこう言ったのだ。「私、パワースポット」「あ、僕もパワースポットがいいな、就活も始まるし」

 言うまでもないが、「パワースポット」とはそこを訪れる人に活力を与え運勢をアップする力がある、と信じられている場所のこと。神社仏閣や史跡の場合もあれば、森や山などの自然の中がそうとされる場合もある。つまり、ただの旅ではなくて、ご利益つきの旅がしたい、ということなのだろう。

 ある学生は「富士山が日本一のパワースポット」と聞いて、ふだん運動もしないのにこの秋、富士山登山に出かけて「死ぬ目にあった」と話した。「で、パワーはもらえたわけ?」「下山してから、足がつってたいへんだっただけでした……でも、山登りじたいは楽しかったですよ」。ご利益がなかったとしても、旅行者は「旅として楽しかったから」と納得してくれるようだ。なかなかうまくできている。

 それから、学生たちの話は「パワーの出る食材」「金運がどんどんアップする財布」など、ほかの「パワー」の話題に移っていった。若い彼らなのだから、いくらでも自分の力で道を切り開いて行けそうなものだが、頼れるものにはなんでも頼りたい、ということなのだろうか。その徹底的な「他力本願」ぶりに、かえってすがすがしさを感じてしまった。

 とはいえ、気になるのは「ホント?」「なぜ?」と疑う姿勢がほとんどない、ということ。「あの湖に行くと必ず恋人ができるんだって」と言われて「その根拠は?」と尋ねるのもヤボかもしれないが、「マジ? 絶対、行こうっと」ではあまりに素直すぎる。

 「このクスリ、やせるって」「このツボ、百万だけど病気が治るって」といった言葉も信じてしまう危険性だってある。

 就職も結婚もむずかしいこの時代、若者たちが「パワーがもらえる」「運気がアップする」といったフレーズについすがりたくなる気持ちも、わからないでもない。とはいえ、なんでも神頼み、パワースポット頼みでは、ちょっと情けない。それとも、「行きたい場所? ないよ」と言われるよりは、富士山やなんとか神社といった場所まで移動する元気があるだけまだよい、と受け取るべきなのか。あれこれ考えるだけで、こちらのパワーが失われる気がした。

***

一方で、真逆といってもいいとらえ方も。

同じ毎日新聞のコラムで。長野県の戸隠が人気とか。

感じ方、人それぞれですね。

◇ピーピングしのすけのふしあなから世間:パワースポット=立川志の輔 /東京
(2010/11/19毎日新聞地方版)

 毎年続けて、今年で16年目になる落語会の会場、戸隠に行ってまいりました。

 以前とは比べ物にならない観光客の多さにびっくりしました。

 そうです、もうお気づきの方もいることでしょう、女性週刊誌やテレビでも紹介されている「パワースポット」効果です。

 たしかに、そんな言葉を知らないときから、杉の大木の居並ぶ戸隠に短期間でも滞在すると命の洗濯ができたような気分になっていました。

 新蕎麦(そば)も実においしく、これが楽しみで独演会を続けているようなものです。

 先日、遠くへ行かずとも近くにパワースポットを発見。山瀬まみちゃんの番組にゲストで呼んでもらい、ロケで北区にある王子稲荷に行ったのです。「王子の狐」という落語があるくらいですから、昔から庶民の信仰が厚かった場所なのでしょう。

 敷地はそんなに広くないのですが、王子稲荷は関東すべての稲荷神社の総元締めなのだそうです。

 参拝のあと、神殿の裏に回ると「お石様」という立て札がありました。江戸時代から伝わる「願掛け石」があり、願い事をしながらこの石を持ち上げたときに、「軽い」と感じたなら願いが早くかない、「重い」と感じたなら願いがかなうのに時間がかかるという伝説。

 最初にまみちゃんが持ち上げました。

 苦しげに持ち上げようとしますが、石はびくともしません。

 「いったい、どんな願い事をしたの?」と聞くと「石が持ち上がらなかったらいやだから、かなわなくてもいいように、明日二日酔いになりませんように、という軽い願いにしておいた」だって。視聴者を喜ばせることを知ってる人です。

 さて、私も気合を入れて石に取り組みました。なんと、これが簡単に持ち上がる。

 「えっ! 軽いじゃない」

 「そうですか? みんな持ち上げてみましたけど、なかなか持ち上がりませんでしたよ」とスタッフ。

 そんなことはないだろうとしゃべりながら再度挑戦。今度はまったくびくともしません。何度やっても重いのなんの。

 最初は、願い事をするのも忘れるくらい集中してたので軽かったみたい。

 「火事場の馬鹿力」じゃないけれど、要は気合なんですね、きっと。パワーをもらったと信じればほんとにパワーがみなぎる、そういうもんなんです、人間は。それにしてもパワースポットとはいいネーミング。おまいりに行こうと誘われるよりパワースポットへ行かない?と誘われる方がその気になる現代人。

 こりゃ、今年の流行語大賞は、パワースポットでもいいんじゃないかな。

2010.11.19

保育・子育てをよくするためのアピールに賛同を

政府が検討し具体化しようとしている「子ども・子育て新システム」に、当ブログは反対しています。

国や自治体の責任が大きく後退し、子育て家庭(子ども・保護者)が自己責任で園を探し、直接契約をする内容で、保育料も、所得に応じたいまのシステムから変わり、事業者が設定することも可能になります。

これでは、特に低所得層や障がい児や発達のゆっくりした子どもたちが、制度の基本としては置いていかれることになりかねないからです。

人生の入り口から格差を生み広げる制度にすることは、許せません。

日弁連も子どもの人権の視点で、政府の動きに警鐘を鳴らし、規制緩和路線の転換を求めています。

日弁連、決議で保育制度の規制緩和路線に転換求める
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2010/10/post-51a3.html

私は、下記アピールへの賛同をみなさんによびかけます。知っていただくだけでも幸いです。

***【以下、転送・転載歓迎です】***

《日本の保育・子育てをよくするためのアピールへの賛同をよびかけます》
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/

今、政府が実施を急ぐ、「子ども・子育て新システム」・「幼保一体化」と称する制度改革は、市町村の実施責任による保育の現物給付を基本とする現行制度を根底から突き崩すものです。

この改悪を許せば、日本の社会が積み上げてきた子育てや保育を大きく荒廃させてしまうでしょう。

私たちは、この制度改悪を阻止するには、立場や思想の違いを乗り越えて、新システム導入反対と現行制度の拡充を求めるという一点で、一致する広範な人々が結集できる新たな運動を起こす必要があると考えました。

そこで、アピール文を作成し、幅広く賛同を呼びかけるとともに、以下の取り組みを進めていきます。みなさまのご協力をお願いいたします。

◇取り組みの柱◇
○新システムに反対し、現行制度の改善による保育施策の充実を求めるアピールの賛同者を募り、関係機関に働きかけを行います。

○新聞(全国紙)に意見広告を掲載するなど、多様な方法で意見表明を行います。

○思想、信条の違いを乗り越えて、各地でアピールの趣旨に賛同する緩やかな会(ネットワーク)を結成し行動することを呼びかけます

《日本の保育・子育てをよくするためのアピール(全文)》
‐子どもの権利を侵害する新システムに反対します‐
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/appeal/index.html

◇呼びかけ人一覧◇
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/appeal/people.html

◇みなさん、こちらからご賛同ください◇
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/mail/index.html

新システムに反対し保育をよくする会(略称 保育をよくする会)
http://www.no-shinsystem-hoikuappeal.com/
メールアドレス
hiroba@no-shinsystem-hoikuappeal.com
連絡先:保育研究所
〒166-0001 杉並区阿佐ヶ谷北3-36-20
TEL:03(3339)3903 FAX:03(3310)2635

***【転送・転載歓迎 ここまで】***

2010.11.18

都知事になってほしい人は?推薦したい人を大募集!

東京都知事選挙は2011年4月10日の予定。

もう、残り5ヶ月切っている。

石原4選やその後継、宮崎県知事がそのまんまヒガシに行く意向があるとかないとか。。。

そのほかにもさまざまな名前が取りざたされるなか、

リベラル護憲派に、「このままでいいのですか?」

と問い、都知事になってほしい人、推薦したい人を募集するプロジェクトが始まった。

投票がよびかけられている。

私も投票する!

マガジン9 2011東京都知事選挙企画
「大募集! 私はこの人を都知事に推薦します」
http://www.magazine9.jp/totiji2011/

2010.11.17

11月17日昼、18日夜、「トイレの神様」がテレビに

年末にむけての動きもすすんでいきますね。

来週あたりには、紅白歌合戦の出場歌手も決まるのでしょうか。

今年の注目は、「トイレの神様」がロングヒットの植村花菜さんの出演がなるか、

そして1曲3分程度の幅とされている本番で、あの約10分の曲はどうなるのか。。。

そんななか、11月17日(水)正午からのフジテレビ「笑っていいとも!」。

テレフォンショッキングに植村花菜さん、生出演。

そして、翌11月18日(木)午後7時からは、

TBS第43回日本有線大賞
http://www.tbs.co.jp/yusenaward/

で8組の1人として、有線音楽優秀賞と特別賞を受賞予定。

イヤホン・ヘッドホンを使って個々で音楽を聴く時代。

たまには、世代をこえて、同じ音楽を聴くのもいいのではないでしょうか。

11月23日(祝)には午後7時半からNHK歌謡チャリティーコンサートにも出演とか。

このブログで取り上げてきたクミコさんも。

2010.11.16

児童虐待の家庭の7割が生活苦

正規雇用が前提の社会から、この10年で不安社会・無縁社会となってしまった。

雇用の崩れ、そして貧困層の増加、格差の拡大、孤立化・・・。

とんでもない利率での借金が合法化され、サラ金の無駄なティッシュ宣伝が横行し、CMまで認め、スポーツチームを持つまでに「成長」した金融企業も。

その裏で、経済苦が家庭を襲い、子どもの貧困へ。

個人だけを責めて何が前進するのか。

不安社会・無縁社会をつくったことを認識して、つくりかえていく方向を考えあいたい。

当ブログは、下記キャンペーンに賛同しています。

子どもの貧困解決 スタートキャンペーン
http://end-childpoverty.jp/?page_id=191

***
◇児童虐待の7割生活苦 道内 半数は社会的に孤立
(北海道新聞11/13 10:19)

 児童虐待があった道内の家庭を分析したところ7割の世帯で多重債務など経済苦に陥っていたことが、2008~09年度の厚生労働省の調査で分かった。家庭環境に踏み込んだ地域調査は初。全体の半数は親族や知人の援助がなく孤立しており、専門家も虐待を防ぐため、生活支援の必要性を訴えている。

 厚労省は相次ぐ児童虐待の背景を探るため、道内の事例に絞って調査を実施。道内9児童相談所が03年度に受理した虐待相談670件のうち5歳、10歳、14歳、15歳の計119件を分析した。

 家庭環境で経済問題があったのは86件(72%)、社会的孤立は59件(50%)、子供や養育者に精神疾患、障害などがあったのは94件(79%)だった。

 三つの問題いずれにも該当しなかったのは、わずか3件で大半が複数の問題を抱えていた。

2010.11.15

今年の新語・流行語は・・・

11月も中旬になると、今年を象徴する節目がいくつも。

先日は、ユーキャンの新語・流行語大賞の候補が発表されました。

***
1  ⅰPad

2  (クロス)カップリング

3  無縁社会

4  3D

5  AKB48

6  K‐POP

7  ~なう

8  いい質問ですねえ!

9  名ばかり高齢者

10  イクメン

11  家庭内野党

12  ガラパゴス(ガラケー)

13  ゲゲゲの~

14  白戸次郎もよろしく

15  生物多様性

16  ダダ漏れ

17  ととのいました

18  どや顔

19  なんで一段一段なんだろう

20  ネトゲ廃人

21  バイクコンシャスライフ

22  パウル君

23  はやぶさ

24  パワースポット

25  フェニックス

26  ブブゼラ

27  ホメオパシー

28  もしドラ

29  もってる

30  モテキ

31  リア充

32  ルーピー

33  一兵卒

34  岡ちゃん、ごめんね

35  壊し屋

36  検察審査会

37  見える化(可視化)

38  ・・ぜよ!

39  剛腕

40  国技を潰す気か

41  酷暑

42  最小不幸社会

43  山ガール

44  終活

45  女子会

46  食べるラー油

47  生きもの会議

48  待機老人

49  脱小沢/親小沢/反小沢

50  断捨離

51  東京スカイツリー

52  年金パラサイト

53  買い物難民

54  ゴルコン

55  本田△(ほんださんかっけー)

56  アジェンダ

57  33人の奇跡

58  (W杯)ベスト16

59  イラ菅/ダメ菅/○○菅

60  2位じゃダメなんですか

***

ほとんどピンとこない私。

1年、何やってきたんだろう。。。

私は、やっぱり「無縁社会」かな。

2010.11.14

嫌悪の感情を乗り越えるということ

人に好き嫌いはある。

でも、嫌いな人、苦手な人でも、向き合わなければいけないことがある。

それを避けては、嫌悪の連鎖が広がっていくだけ。

私の仕事は、向き合わせること。

ここ数年、さまざまな経験のなかでそう感じるようになった。

どう向き合わせるか。

向き合わせないのは、解決・改善を遠ざけるだけになるということも。

もちろん、一時的に逃げることは必要でも。

嫌われることもある日々のなかで、マイナスの連鎖には悩まされつつも、プラスの好意の返報性(へんぽうせい)を大切に。

時に裏切られたり、期待が外れてしまうことがあったりしても。

***
◇しあわせのトンボ:何ちゃー生まれん=近藤勝重
(2010/11/12毎日新聞東京夕刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20101112dde012070056000c.html

 人を嫌うのは極めて強いマイナス感情だ。嫌えば嫌われるという言葉の通り、相手は仕返しの感情さえ抱くことがある。心理学では「嫌悪の報復性」と説明されている。

 その報復行為はいかにすれば思いとどまれるのか。それが可能になれば、この世の中でのいさかいは激減するだろう。国家レベルにおいても争い事は減るのではなかろうか。

 小料理屋での雑談が、日本と中国、ロシアとの領海、領土をめぐる対立模様の話から、人間の感情論になったところで、友人が言った。

 「そうだよな。やられたらやり返すといった報復が続く限り、恨みを動機とした事件はもちろん、戦争だってなくならないだろうな」

 人間の感情自体は緊張を緩和させる呼吸法とか、肩や首の筋肉をほぐすとか、あるいは何秒か間を置いてから発言するといったコントロール法が、人間関係を扱った本や雑誌の特集などで紹介されている。それらは単なる対処法でしかないものの、友人は多くの部下を抱えていることもあるせいか、「ほー、そういうもんか。いざという時はやってみるか」と関心を示す。戦闘的な文芸評論家として知られた中村光夫氏も、晩年は返答する時七つ数えてからにしていたそうで、その話にも友人は「七つか。それならできそうだ。試してみるよ」と笑った。

 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で、坂本龍馬が倒幕にはやる連中を「憎しみからは何ちゃー生まれん」と言ってよくたしなめていた。ドラマでは龍馬の母の教えとされている。

 友人は「母と言えば」と受けて、思い出すように言った。

 「子供のころ、弟が近所のわんぱくに竹で頭をたたかれて大けがをしたんだ。母親は謝りに来たわんぱく坊主の親に『子供同士のこと。けがをさせようと思ってしたわけでなし、気にしないでください』と、とがめなかったんだ。それ以来、ぼくも弟もその子の親には本当によくしてもらってね。親同士も誰より仲のいいご近所になっていたよ」

 嫌えば嫌われるという言葉に対して、思えば思われるという言葉がある。「好意の返報性」という。相手への好意はちゃんと返ってくるというわけだが、人間、プラスの感情よりマイナス感情のほうが強いのも確かだ。

 嫌悪の感情が乗り越えられるかどうか。人間社会にとっての最大のテーマかもしれない。(夕刊編集長)

2010.11.13

福岡市長選、自民党と公明党支援の候補は、保育のビジネス化に反対

11月14日、福岡市長選挙の投票日。

民主党系現職に対して乱立気味の選挙戦。

自民党、公明党が支援する元民報アナウンサーは、

地元紙のアンケートで、「民主党が進める保育のビジネス化については保育の質の低下が懸念されるため、反対します」と回答している。

自らと市民との公約でも「保育のビジネス化については、保育の質の低下が懸念されるため反対します」と明記している。

事実から言えば、民主党系現職に対し、自民党と公明党が支援している候補、そして共産党が支援している候補も、保育のビジネス化に反対している。

私にとっては、注目の選挙戦。

ここが聞きたい!<5完>福岡市長選候補者アンケート 教育、福祉
(西日本新聞2010/11/10)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/208954

2010.11.11

みんなうまれる、感動もうまれる映画をぜひ

うまれる。

生き方、育ち方は、一人ひとり違うけれど。

うまれる。

はいっしょ。

みんなうまれてきた。

うむことへの悩み、不安、葛藤、喜び、そして、うまれてきたことへの感謝。

映画「うまれる」
http://umareru.jp/

を観て、心から感動した。

ありがとう。

生きる。いのち。

うまれる。

笑顔。

おかあさん。おとうさん。おめでとう。

あいうえおで始まる言葉が自然と浮かんでくる映画。

こんな素敵な映画に出会えたことにも感謝したい。

そして、ぜひみなさんも。

2010.11.10

サービス業総合調査で3年連続1位の伸び率は「保育」

2010/11/10付・日経MJ(流通新聞)の第28回サービス業総合調査によれば、

サービス業のなかで「保育」が3年連続の売上高伸び率1位で、18.8%アップ。関連企業の売上高、伸び率も掲載。

新成長戦略とは、これをもっと加速させるもの。

雇用は増えただろうけど、「待遇の改善も課題」と紙面も指摘している。

企業参入は、自由競争を生み、格差を広げる。

枠の拡大というメリットはあるだろうが、サービスを選択できない子どもの貧困・格差という点で、私は企業参入の全面展開につながるものとして、「子ども・子育て新システム」(現在政府が検討中)への転換は同意できない。

低所得者対策などはとられるかもしれないが、基本がどうかが制度として、国の施策として大切なこと。

救ってやってるというような負担軽減があったとしても。

もう年なんで

仕事をして12年を迎えていく。

特にこの3年は疲労がたまっている。

さらにこの1年は・・・。

衰えも感じる。

香山リカさんのこのコラムを読んで、こんな歳の重ね方がしたいと思えた。

完璧が求められる緊張感にある社会。

ダメなところを見せる人は追いていかれがち。

ほんとはみんなダメな部分があるのに。

隠して、気取って、疲れて・・・。

それでは、信頼できないし、心を開けない。

ダメでもいい、そう思いたい。

***
◇香山リカのココロの万華鏡:衰えをさらけ出す /東京
(2010/11/9毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101109ddlk13070214000c.html

 先日、同世代の精神科医としみじみ、「年を取ってラクになった」という話をした。

 20代の頃(ころ)は、クスリの名前や用量が書かれたアンチョコを見るにも、患者さんにバレないように、と気をつかったものだ。なんだ、この医者、クスリの使い方ひとつ満足に覚えてないのか、と思われたくなかったからだ。それが、50歳ともなるとどうだろう。患者さんの前で平気でアンチョコを開き、「えーと、これは朝夕25ミリグラムずつか」と堂々と確認できるようになった……。

 つまり、「わからない」ということをあけっぴろげに患者さんに見せられるようになったのだ。私の場合は、さらにひどい。老眼でアンチョコの活字もよく見えないので、患者さんに「すみません、ここに何て書いてありますか」と読みあげてもらうこともあるのだ。

 さらに、いま診察室で使っているパソコンには、『今日の治療指針』というありとあらゆる疾患の治療についてコンパクトに書いた本のデータベースが入っている。これさえあれば、鬼に金棒。患者さんが「五十肩になったみたいなんですが、漢方で治りませんか」と言った場合は、「五十肩、つまり肩関節周囲炎ですね。ちょっと見てみましょうか」とデータベースにアクセスして検索、あとは「何て書いてあります?」と患者さんに治療法のところを読んでもらって、「じゃ、そのクスリを出してみましょうか」と処方する。

 これぞ、まさに患者さんが主体的に治療に参加する医療、とうそぶいているのだが、中には「私は医者に診療してもらっているのか、データベースに診てもらっているだけなのか」とあきれている人もいるのではないだろうか。

 こんなマネも、もちろん若い時代にはできなかった。知らない病名も「ああ、あれ」と知ってるフリをしたことも。見栄(みえ)を張りたかったのだが、それだけ自分に自信がなかった証拠でもある。今は、「私じゃなきゃできないこともあるし」という医者としてのささやかな自負があるからこそ、多少のダメっぷりも見せられるようになったのかもしれない。

 世の中の人たちはどうなのだろう。年を重ねれば重ねるほど、「ダメな私」をさらけ出し、見栄を張らずに他人に頼れるようになっているのか。実際には逆に、年齢が上がるほどムリをし、弱みを見せられないようになる人のほうが多い気もする。だまされたと思って、「私はもう年なんで」と衰えを大げさにアピールし、若い人を頼ってみてほしいと思う。きっと気持ちがずいぶんラクになるはずだから。

2010.11.09

公園に、校庭に、保育所をつくる?!

避難所かよって思うのはおかしいことなのか。

保育所があって、学校がある風景でなく、

学校に、公園に、保育所をつくるセンスには違和感を覚える。

完全に空いているスペースならいいとは思うけれど。

***
◇学校の校庭に保育所設置を検討 待機児童解消で政府

 政府は9日、保育所の待機児童解消に向け、公立の公園や小中学校の校庭といった公有地に保育所を設ける際に財政支援するなどの案を、今月中旬に取りまとめる「待機児童ゼロ特命チーム」の基本構想に盛り込む方向で検討を始めた。

 待機児童が集中している都市部では地価が高く、新たな建設用地の取得が難しい。公有地を利用することで保育所設置の初期費用が抑えられるほか、少子化で将来、待機児童が減少した場合でも閉鎖しやすく、需給調整も容易になるという。

 同様の事例は、東京都世田谷区ですでに行われており、同区によると、来年4月までに約千人分の入所定員を新たに確保できる見込み。政府は他の地域でも導入が可能かを検討し、制度の細部を詰める。

 政府は9日までに、基本構想策定に向け、世田谷区のほか、横浜市や大阪市、東京都三鷹市など待機児童が多い6自治体からヒアリングを実施。

 開発業者がマンション内に保育所をつくり、それを自治体に寄付したり、賃貸マンションの空き室を保育所に転用したりした例が報告された。

2010/11/09 18:56   【共同通信】

日本一の主力選手の言葉から

千葉ロッテマリーンズが日本一に。

リーグで3位なのに、日本一っていうのはスッキリしませんが、

ルールのなかでの日本一で、やっぱりすばらしい。

主力の井口選手、

「中日の抑えを打てて、団結して勝てたのは集大成としてよかった」(2010/11/8朝日新聞)

いろんなことがあるけれど、山あり谷あり。。。

「団結」が日本一決定直後に語られて、社会の「無縁」化がすすむなか、結びあっていきたいと思えた。

主力投手、エースといっていい成瀬投手は、

「上を目指そうと思ったら、壁にぶつかる。嫌でもその壁を乗り越えないといけないと思うんです」と語っている(日刊スポーツ2010/11/8独占手記)。

乗り越えなければならない壁、いくつもあるけど、がんばっていかないとね。

2010.11.08

消えていっていいのか

今年、いくつかの地方へ行った。

ビックリしたのは、農業県であるはずの地域でも野菜がコンビニで売られているということ。

そして、いま、高齢者家族の食卓団らん風景を、セブンイレブンがCMで流している。

お惣菜のPR。

商店街に力がなくなり、チェーン化がさらにすすんでいる。

その鎖によって、さらに小さな商売は追い出されている。

驚くべきは、会話、言葉がなくなっているということ。

選ぶとき、買うときに。

だれにでも言う「いらっしゃいませ」は機械的。

コミュニケーションなき、購買と食卓、無縁化。

「おばあちゃん、美人なんでこれもサービスね」

「これはね、○○産で。煮物にするとうまいよ」

なんて、お兄さんがコンビニにいるはずもなく。

1聞くと10返す、聞かなくても言ってくる、

そんなコミュニケーションが消えていく。

2010.11.07

ハンカチフィーバーの裏で

発信について、見直し中で。

書きたいことを書いていく方針にしましたので。

期待されることを書く、のではなく。

全体ではなく、テーマでしぼって読んでくださる方は、「保育」などのカテゴリのページ自体をお気に入り(ブックマーク)にとおすすめします。

取り上げられ方の偏り。

早稲田実業でハンカチフィーバーを巻き起こし、早稲田大学に進学し、今秋のドラフト会議で4球団から1位指名が競合した斎藤佑樹投手。北海道日本ハムファイターズへの入団へ。

一方、大石達也投手は、6球団の競合の末、埼玉西武ライオンズが交渉権を獲得。

6球団の競合は、野茂、小池(8球団)、福留(7球団)に続く、清原などと並ぶ記録。

が、注目の大半は、斎藤投手へ。

大石投手は、甲子園に縁がなかったものの、早大進学後は空振りのとれるストレートとフォークで打者を手玉にとっただけでなく、野手としてもそのセンスを発揮してきたことは、ドラフト後もあまり知られていない。

名前は、おおいし、なのに、報道は、すくないし。

入団後は、実力で見返してほしい。そして斎藤投手もがんばってほしい。

それにしても、偏っていると思う。

2010.11.06

母のために編んだマフラーで

どうして、ほかの、38人の児童は、また隣のクラスの児童は・・・。

しかし、「介入」しない薄っぺらい社会をつくっている私、私たちおとなにそんなことが言えるのか。

でも言わなければ、思っているだけでは始まらない。

伝えなければ、発信しなければ。

だれかを信じて発しなければ。

そのだれか、つまり、おとなである私たちに信頼が寄せられていないのだとしたら・・・。

マフラー編むなんて、やさしいなぁ。

この報道からみえる「孤独」。

やるせなさが募る。

いま、多くの子どもが、教師が、自己肯定感を持ち合えていないのではないか。

私、私たちと同じように、いや、それ以上に。

***
群馬・桐生の小6女児自殺:「いじめあった」 願いは「学校消す」
(2010/11/5毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101105ddm041040159000c.html

 <追跡>

 ◇「学級崩壊」孤立深め 同級生の集合写真、15人の顔に「×」印

 群馬県桐生市の市立新里東小6年、上村明子さん(12)が自宅で首つり自殺をしてから間もなく2週間。「臭い、あっち行け」。一部の同級生からそんな言葉を投げつけられていた彼女は、6年の2学期になると給食も独りで食べるようになっていた。担任がほかの児童に決められた席で食べるよう指導しても状況は変わらなかったという。両親や学校関係者の説明を基に過程を振り返ると「学級崩壊」の中で孤立を深めていった彼女の姿が浮かぶ。【喜屋武真之介、塩田彩、鈴木敦子、角田直哉】

 明子さんの家族は派遣社員の父竜二さん(50)と母(41)、小4の妹(10)。家族によると、父親の仕事の都合で転居を重ね、08年10月に愛知県から新里東小に転校した。4校目の小学校だった。

   ■ ■

 09年4月 5年生に進級。父親によると、フィリピン出身の母が授業参観に訪れてから一部の同級生に容姿の悪口を言われるようになった。

 今年4月 6年生に進級。「臭い」「風呂に入っているのか」などと言われるようになり、両親に「どんなに遠い学校でも歩いて行く」と転校を訴えるようになった。両親は学校側にたびたび相談し、中学進学を機に引っ越すことも考えていた。

 9月18日 運動会。以後、明子さんのクラス(児童数39人)では授業中に児童がふざけたり、私語にふけるようになった。

 同28日 担任(40代の女性教諭)は席の間隔を広げれば私語などがやむと考え、縦8列の席を6列に減らした。しかし児童たちは給食時、給食の班(5人程度)ではなく、席を移動して友達同士で食べるようになり、明子さんは孤立した。

 10月14日 担任は校長らに相談の上、再び席替えを実施。給食の班替えも行った。

 同18日 再び明子さんが給食で孤立するようになった。

      母親によると、勇気を出してクラスメートに「一緒に食べよう」と頼んだことがあったが「また、今度ね」と断られたという。

 同19日 明子さんが学校を欠席。

 同20日 再び欠席。担任が「あすは社会科見学があるから、出てくれるかな」と電話をする。

 同21日 社会科見学に出席した明子さんは一部の同級生から「なんでこういう時だけ来るの」「普段はずる休み?」などと言われ、泣きながら帰宅。

 同22日 再び学校を欠席。学校側はこの日、給食の班を廃止。全員を黒板に向かって食べさせた。夜、担任が上村さん宅に報告に行ったが、共働きの両親は留守で、インターホンの呼び出しに返事はなかった。

 同23日 明子さんは午前9時ごろ起床、朝食を食べた。正午ごろ、母が部屋をのぞくと、母のために編んでいたマフラーをカーテンレールにかけ、首をつっていた。

   ■ ■

 明子さんの遺書は見つかっていない。しかし10月26日の告別式後、自殺直前に描かれたとみられる漫画が自宅で見つかった。タイトルは「やっぱり『友達』っていいな!」。同29日に見つかった愛知の元同級生にあてた手紙には「中学になったら大阪に行くんだ。だから愛知県を通るかもしれない。できたら会いに行くね!」とつづられていた。

 一方、自室に残されていた5年の林間学校時の集合写真には、同級生15人の顔にボールペンの先のようなもので「×」印がつけられていた。「もしもひとつだけ願いがかなうなら?」との質問が書かれた市販のプロフィル帳には「学校を消す」と書かれていた。

 明子さんの小学校は学区内に農村と新興住宅地が混在する。6年生は2クラスだけで、児童の一人は「上村さんをいじめるグループがあった。上村さんは『ちょっとどいて』『あっち行って』と言われ、悲しそうな顔をしていた。注意する人はいなかった」。別の児童はこうも言う。

 「いじめの中心になる子が何人かいて、ほかの子は何をされるか分からないから逆らえない。クラスはバラバラで学級崩壊みたいな感じだった」

2010.11.05

政局「ももたろう」

ブログ開設初期に取り上げた、エンターテイナー松元ヒロさんの「憲法」誌上ライブ、「桃太郎」。
 
鬼の立場で考えてみると、島でふつうに暮らしていたら、桃太郎が突然攻めてきた。

これは侵略行為だと。

島に財宝はあったが、どこから取ってきたか鬼もわからない。

財宝を持って帰った桃太郎が本当の持ち主に返した様子はなく、

これは略奪行為だと。

桃太郎の部下は、犬と猿とキジで、人間の友だちはいなかった。

命がけの仕事の報酬はきびだんご1つ。

最低賃金に満たず、違法だと。3人いれば労働組合がつくれる。

「犬・猿・キジに組合結成をすすめましょう」とよびかけている。

ここまでが松元さんの誌上ライブ。

私として考えるに、もう1つの「桃太郎」もないだろうか。

自公退治で政権とった民主党。

自公オニが財宝ザクザク隠し持っていて、いくらでも出てくるから、生活が第一で安心をと言っていたのに。

財宝みつかってないのに、子ども手当ばらまいただけ。

さらに子ども手当を増やすとか。

小沢オニと岡田オニ、考えあわないし。

総理オニはカンカンで何言ってるかわからないし、攻められると弱いし。

おまけに企業献金受け取るとか。

政局「ももたろう」、理解できない。桃太郎、いないね。渡る政治は鬼ばかり。

松元ヒロ
http://www.winterdesign.net/hiropon/


2010.11.04

保育制度に吹き付ける強く冷たい厳しい風

保育制度をめぐって、政府の動きと報道が続いている。

また、国としてのセーフティネットを崩そうと躍起になっている知事たちの動きも強まっている。

「保育に欠ける」要件を見直して、「すべての子ども」を対象にしながら、なぜ基本が応益負担なのか。

小中学校は、国として学級編成基準を少人数化する方向で、負担も比較的少ないまま。

一方で、「こども園」は・・・。

とにかく議論が密室でわかりにくく、急ぎすぎている。

***
保育所の面積要件緩和へ 知事「国の押し付け変える」
2010年11月3日 大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101103/20101103031.html
 全国知事会の地方分権推進特別委員会で、都道府県による構造改革特区の一斉提案決定を受け、大阪府の橋下徹知事は2日の定例会見で、府が発案した保育所の面積要件の緩和で「一点突破」し、「国が細かなルールを地方に押し付けている」現行制度を変えていく意欲を示した。

 府によると、認可保育所の面積要件は2歳未満で1人当たり3・3平方メートルの保育室が必要で、1950年以来変わっていない。

 一方で、通常の家庭で子どもを預かる保育ママ事業では、7月の構造改革特区の提案で面積要件緩和を求めた結果、保育専用室について「実質的な面積は狭くなるが、部屋の中にたんすを置いていても構わない」などと解釈できるように「実質緩和された」という。

 橋下知事は「(面積要件が)安全にかかわるのなら合わすべきで、論理破綻(はたん)を起こしている」と指摘。「地方が安全性を判断し、事故が起きた場合は地方が責任を取るというワンセット」で、保育所の面積要件緩和を求めていく方針を示した。

 また、保育所の面積要件緩和をさまざまな施設の面積要件の象徴と位置付け、「ここを一点突破できれば大きく流れが変わる」と見通しを示した。

***

***
保育料、時間に応じ負担 『こども園』で政府素案
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010110302000032.html
2010年11月3日 東京新聞朝刊

 政府が二〇一三年度以降の順次導入を目指す、幼稚園と保育所を一体化した施設「こども園」について、保育料の在り方など運営に関する政府素案が二日、判明した。

 保護者には、子どもの預かり時間(保育の量)に応じて保育料を負担してもらうことが柱。保育料は公定価格を原則とする一方、私立には柔軟な自由価格の設定を認める。また、地域別に単価を細かく定めることができるとした。

 低所得者の負担軽減や、ひとり親家庭の子や家庭内虐待を受けた子の優先入園など、社会的弱者への配慮も盛り込んだ。

 素案によると、保育料体系は三歳未満と三歳以上で区分。三歳未満は預かり時間に応じて負担し、三歳以上は標準時間までは定額で、超過時間は長さに応じて負担するとした。

 通園先は保護者自らが選択、こども園の事業者は「正当な理由」なしに受け入れを拒否してはならないとした。

 市町村が各家庭の「保育の必要性」を認定する際の区分は、保育サービスを利用しやすくし、行政事務を簡素化するため二段階か三段階とする。自治体の裁量により、独自に保護者負担の軽減もできるようにする。

***

幼稚園・保育所”10年後廃止へ
NHKニュース11月3日 4時54分 
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101103/t10015001861000.html
子育て支援策を検討している政府の作業チームは、幼稚園と保育所に分かれている今の制度について、新たに創設する「こども園」に一本化し、10年後をめどに廃止する方針を決め、来年の通常国会への法案提出に向け、具体的な調整を急ぐことにしています。

内閣府の作業チームは、保育所の空きを待つ「待機児童」をなくしたいとして、文部科学省が所管する幼稚園と、厚生労働省が所管する保育所を一本化することを検討してきました。その結果、幼稚園と保育所の両方の機能を兼ね備えた「こども園」を3年後の平成25年に創設することを目指すとともに、幼稚園と保育所に分かれている今の制度を経過措置の10年後をめどに廃止する方針を決めました。この問題を巡っては、幼稚園と保育所の一本化による教育の質の低下を懸念する声に加え、職員の資格や施設基準の取り扱いなどの課題を指摘する声が出ており、作業チームでは関係省庁などとの協議を進めるなど来年の通常国会への必要な法案の提出に向け、具体的な調整を急ぐことにしています。

***
【産経抄】産経新聞(2010/11/3)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101103/plc1011030320000-n1.htm
 霜月に入ったとたんに、ロシアの大統領が頼みもしないのに国後島にやってきた。きのう前原誠司外相は、駐露大使を一時帰国させると発表し、小紙の編集局もてんやわんやだったが、「柳腰内閣」としては上出来だ。口先だけの抗議で済ませてしまうなら菅直人政権は年を越せないだろう。

 ▼北方領土や尖閣問題の陰に隠れてしまったが、上出来どころかとんでもない案が政府から出された。10年かけて幼稚園と保育所を統合し、就学前児童の教育や保育を「こども園」に一本化しようという案を内閣府が示したのだ。

 ▼増え続けている保育所に入りたくても入れない待機児童を解消するための切り札というが、なんとも乱暴な案である。「幼保一体化」という美名のもと、日本にできてから130年以上もの歴史がある幼稚園が名実ともになくなってしまいかねない。

 ▼子供を保育所と幼稚園に通わせた小欄の経験からいえば、保育所には保育所の、幼稚園には幼稚園の良さと欠点がある。統合すれば、子供を長時間預かってくれる保育所の良さと幼稚園の教育水準の高さが組み合わさってより良くなるという発想は甘すぎる。

 ▼幼稚園の約6割は私立だ。「こども園」に転換するためには、先生を増やし、建物を増築し、調理室を新築しなければならない。設備投資できるお金がふんだんにある園は数えるほどで、教育の質も下がるだろう。

 ▼「こども園」には、子供は親ではなく、社会が育てるというかつての社会主義国のにおいがする。首相が今やるべきことは、待機児童をゼロにする対策で、多様な幼児教育を妨げることではない。拙速な決断で後世に禍根を残すよりは、何もしない方がまだましである。

2010.11.03

急がばまわれ

ここ数日、時間的にというよりも、精神的にクタクタだった。

喜ぶべきニュースが流れてこないで、その逆ばかり。

首が回らず。。。

「急がばまわれ」の心持ち、いいなぁ。

***
◇香山リカのココロの万華鏡:急がばまわれ /東京
(2010/11/2毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101102ddlk13070239000c.html
 暑い夏が終わったと思ったら、いきなり冬のような冷気や台風。そして、はっと気づくともう年末まで2カ月を切った。

 「いったい今年は何だったの」と思っているのは、私ばかりではないだろう。

 診察室にいると、夏真っ盛りのときより、最近になって「調子が悪くて」と訴える人が増えているように感じる。

 「夏の疲れが一気に出た」ということなのか、それとも四季のリズムがおかしくなってからだもこころもバランスを崩しているのだろうか。

 世の中に明るい材料がほとんどない、というのも大きいように思う。景気、雇用、医療や福祉、子育てに介護に年金。「この分野だけは期待できる」という材料が、世の中を見わたしてもほとんどない。それに異常気象となれば、不安を感じるな、というほうが無理かもしれない。

 では、こういう状況の中、少しでもこころの健康を保つには、どうすればよいのか。

 まずは、なんといっても「あわてない、あせらない、よく休む」ということだ。まわりがガタガタしても、「どうしよう」とあわてない。「このままじゃいけない、なんとかしなきゃ」とあせって動こうとしない。そして、仕事や家事をしたらその分、必ず休養を取る。とにかくこういうときは、無理にテンションを上げたりせずに、じたばたしないのが消耗を防ぐコツだと思う。

 「こういう時期だからこそなんとかしなきゃ」と言う人に、「いや、こういう時期だからこそ、何もしないで様子見でいいんじゃないですか」と返すと、ちょっと驚かれることがある。

 しかし、結局は調子が悪いときのいちばんのクスリは、「マイペースでゆっくりすること」なのではないか、と思うのだ。

 とくに今年は、日本に住む人誰もが異常気象で疲れきっている。本来ならこの11月は、全員に3週間程度の特別休暇が与えられていいはずだ。

 そうしたら、みんな元気を取り戻し、そのあとは会社や家庭で本来の働きもできるようになるはず……。

 だが、そんなことを口走っても誰もきいてくれそうにない。「3週間の休暇? 冗談も休み休み言え」などと怒られそうだ。だとしたら、ここはみんなが自分で自分の主治医となり、「まあ、週末は少しゆっくりしてみますか」などとアドバイスする、というのはどうだろう。難局であればあるほど、「ゆっくりする」という処方せんは効果がある。

 「急がばまわれ」というのは本当なのだ。

***

2010.11.02

「さよなら、アルマ 赤紙をもらった犬」

まだまだ先の話。

でも、この力の入れようは期待させる。

主題歌は井上陽水さんの「覚めない夢」。書き下ろしとか。

NHKスペシャル ドラマ「さよなら、アルマ 赤紙をもらった犬」
http://www.nhk.or.jp/drama/alma/

ドラマスタッフブログ:NHKブログ | さよなら、アルマ
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1020/

総合 12月18日 21時~22時18分 全1回

教育 12月13日~16日 18時15分~40分 連続4回

2010.11.01

保育所制度、廃止?

保育所制度、廃止か。

激しい反発は、決して「抵抗勢力」ではないと思う。

***
◇幼保一体化:幼稚園・保育所廃止へ 10年後めど「こども園」に統合--政府原案
(2010/11/1毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101101ddm001010062000c.html

 政府が13年度から実施予定の幼保一体化に関する制度原案が明らかになった。現在の幼稚園と保育所の制度は10年程度の経過措置の後に廃止し、新たに創設する「こども園」に一本化する。幼稚園は文部科学省所管の「教育施設」なのに対し、保育所は厚生労働省所管の「児童福祉施設」で、共働きなどで家庭で保育できない世帯を対象としている。新制度は教育・福祉両方の性格を併せ持つ施設と位置づけ、親の働き方に関係なく利用できる仕組みとする。

 1、4両日に開く政府の「子ども・子育て新システム検討会議」のワーキングチームで政府側が示す。年内に最終案をまとめ、来年の通常国会に関連法案を提出する。ただ、政府原案には幼稚園と保育所双方の関係者の激しい反発が予想され、調整は難航しそうだ。

 政府が6月にまとめた「基本制度案要綱」では、「幼稚園・保育所・認定こども園の垣根を取り払い、こども園に一体化する」とし、現行制度を否定していなかった。だが、政府原案は現行制度の「廃止」を明示。現在の幼稚園と保育所がこども園に移行するまでの期間も「10年程度」と区切った。

 一方、幼稚園と保育所で異なる料金や利用時間は、一本化しつつ現行制度を生かす余地も残している。幼稚園は入学金や保育料などを事業主が自由に決められるが、保育所は国が定めた費用で運営し、保護者は所得に応じた保育料を負担する。新制度は保育所同様、原則として国が運営経費を決めるが、私立幼稚園などの移行の際には自主性に配慮し、自由裁量もある程度認める考えだ。

 保護者の負担は利用時間によって定める。預かる時間は2~3区分に分け、親の働き方などに合わせて利用できるようにする。

 幼稚園と保育所は縦割りによる二重行政の象徴。06年には親の働き方に関係なく受け入れる「認定こども園」制度を創設したが、認定件数(今年4月現在)は532件にとどまっている。【鈴木直】

子どもの貧困解決にむけて

子どもの貧困。

やっとその問題が明らかにされるようになった。

今、私の関係先では、貧困が子どもに、子育て家庭に、襲いかかっている。

拍車がかかっている。自己責任ではない、政治の責任が大きい。

このブログも含めて、インターネットをやるようになって、いくつものメーリングリストに入ってきた。

今年は思い切って整理もした。

最近、児童養護施設の職員からすすめられて、

「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
http://end-childpoverty.jp/

のホームページを知り、メーリングリストに入った。

「絶対、役に立つよ」って。

そのネットワークが

子どもの貧困解決 スタートキャンペーン
http://end-childpoverty.jp/?page_id=191
を始めた。

子どもの貧困率が公表されて1年、

政府のなかに、子どもの貧困対策チームの設置をと求めている。

その賛同を募っている。

私も賛同する。

いま、何とかしたいから。

何とかしたいと思わなければ、明日は変わらない。

でも、思ってるだけじゃ、変わらない。

街頭で10代の子どもたちが必死に訴える「あしなが募金」(交通遺児などの学費への募金)なんて、ホントはあってはいけないはずだから。

国が、おとなが、子どもの可能性に責任を持つべきだと思うから。

ブログ「Tamyレポート」
http://tamy.way-nifty.com/

「子どもの貧困解決 スタートキャンペーン」に賛同します!

そして、子どもの貧困の解決をと願うみなさんに、

キャンペーンへ、心から賛同をよびかけます。そして広げていただければ。

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