児童虐待の家庭の7割が生活苦
正規雇用が前提の社会から、この10年で不安社会・無縁社会となってしまった。
雇用の崩れ、そして貧困層の増加、格差の拡大、孤立化・・・。
とんでもない利率での借金が合法化され、サラ金の無駄なティッシュ宣伝が横行し、CMまで認め、スポーツチームを持つまでに「成長」した金融企業も。
その裏で、経済苦が家庭を襲い、子どもの貧困へ。
個人だけを責めて何が前進するのか。
不安社会・無縁社会をつくったことを認識して、つくりかえていく方向を考えあいたい。
当ブログは、下記キャンペーンに賛同しています。
子どもの貧困解決 スタートキャンペーン
http://end-childpoverty.jp/?page_id=191
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◇児童虐待の7割生活苦 道内 半数は社会的に孤立
(北海道新聞11/13 10:19)児童虐待があった道内の家庭を分析したところ7割の世帯で多重債務など経済苦に陥っていたことが、2008~09年度の厚生労働省の調査で分かった。家庭環境に踏み込んだ地域調査は初。全体の半数は親族や知人の援助がなく孤立しており、専門家も虐待を防ぐため、生活支援の必要性を訴えている。
厚労省は相次ぐ児童虐待の背景を探るため、道内の事例に絞って調査を実施。道内9児童相談所が03年度に受理した虐待相談670件のうち5歳、10歳、14歳、15歳の計119件を分析した。
家庭環境で経済問題があったのは86件(72%)、社会的孤立は59件(50%)、子供や養育者に精神疾患、障害などがあったのは94件(79%)だった。
三つの問題いずれにも該当しなかったのは、わずか3件で大半が複数の問題を抱えていた。
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